初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

ニュース 上

2009年03月01日 18時39分09秒 | Weblog
  映画館へ行きますと、その週の短編ニュースが一本流れます。次に次週封切りの予告編が流れて本編に続きます。動く映像に飢えていた当時、各社のその週のニュースを全部上映する「ニュース映画館」がありました。「新世界ニュース」「ユナイテッドニュース」などの題名でした…。ニュース映画はBG音楽を被せて、「レデイキラー」と言われた竹脇昌作の名調子が評判でした。

 映画館の映画ですから、ニュースも35ミリで取材します。頑丈なカメラは、ベル&ハウエル社のアイモです。このカメラはゼンマイ駆動ですから、電気は要りません。山間僻地でも戦場でも手でゼンマイを巻き上げれば、すぐに撮影できます。しかし、フィルムは100フィート(100÷1.5=66.6秒)ですから、1分余しか撮影できません。フィルムチェンジも短時間で行わなければなりません。後年「歴史の証言」などのテレビ特集番組など見ますと、当時のカメラマン諸氏はこの短い撮影時間でよくあれだけ場面のピークを掴んで撮影できたと感心します。

 テレビジョンでもテレビニュースが始まります。テレビは16ミリフィルムです。ベル&ハウエル社のフィルモ(70DR?)です。ニュース映画の「アイモ」とよく似た少し小型のカメラでした。撮影可能時間はフィルムが100フィートと短く150秒ほどでした。

 ニュース映画に習って、テレビもBG音楽をつけてニュースを流しました。編集された16ミリフィルムをプロジェクターで流しながら。LPレコードを使いました。

 そのうち、テレビ界ではニュースに音楽を被せるとニュース本来の意味が失われるとなりまして、音楽はやめて必要なら効果音だけになりました。最初は、気の抜けたような感じでしたが慣れてくると、音楽はないほうかよいと思うようになりました。

 

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