「これは私が飲んだほうがよい薬だ!」と誰もが考えている方剤です。
「すぐ怒る方」によく効きます。
怒りのメカニズムを東洋医学的に解釈すると、肝の蔵(敢えて臓とは書きません)の貯蔵している血の中の水分が減ってきたり、この血の巡りが悪くなったりして発生した熱が、主に肝の経絡に沿って上昇し、上半身特に目を中心とする頭の辺りにこもってくると、とにかく腹が立ってくることが多くなるのです。
また、このアンバランスのスタートが、肝の蔵以前に、五臓のほかの仲間である、肺の蔵か脾の蔵の虚によってできた虚熱が肝の蔵や経絡に派生して起こっている場合もあります。これらはお腹、舌、脈を正しく診ることによって把握し、漢方方剤のサジ加減や鍼灸を使用する経絡やつぼが変ってゆくのです。
今回の漢方方剤は、抑肝散加陳皮半夏(よっかんさんかちんぴはんげ)のお話です。以前もご紹介をしていますが、最近私も含めて怒りっぽい方が多くなってきたようです。
この方剤は肝の蔵と経絡にアプローチするもので、本来これらが持っている働きである、眼の機能、血の貯蔵とその熱の発散、筋肉の状態のコントロール、怒りのコントロールなどがおかしくなったときに使います。
誰にも何もされていないのに、「世の中これでいいんかい!」と騒いだり、上司やお局様の動きや話し方がいちいち気になって腹が立って仕方がない。
鍵を閉め忘れたかどうか気になって仕方がない強迫神経症という状態にも使えます。
イライラだけでなく、肩首のこりや痛み、生理痛や筋肉の引きつるような痛みに著効します。
最近私自身もこの方剤を使ったほうがよい傾向にあると感じていることもあって、本日この抑肝散加陳皮半夏(よっかんさんかちんぴはんげ)を大量に調剤いたしました。
日本伝統鍼灸漢方
「すぐ怒る方」によく効きます。
怒りのメカニズムを東洋医学的に解釈すると、肝の蔵(敢えて臓とは書きません)の貯蔵している血の中の水分が減ってきたり、この血の巡りが悪くなったりして発生した熱が、主に肝の経絡に沿って上昇し、上半身特に目を中心とする頭の辺りにこもってくると、とにかく腹が立ってくることが多くなるのです。
また、このアンバランスのスタートが、肝の蔵以前に、五臓のほかの仲間である、肺の蔵か脾の蔵の虚によってできた虚熱が肝の蔵や経絡に派生して起こっている場合もあります。これらはお腹、舌、脈を正しく診ることによって把握し、漢方方剤のサジ加減や鍼灸を使用する経絡やつぼが変ってゆくのです。
今回の漢方方剤は、抑肝散加陳皮半夏(よっかんさんかちんぴはんげ)のお話です。以前もご紹介をしていますが、最近私も含めて怒りっぽい方が多くなってきたようです。
この方剤は肝の蔵と経絡にアプローチするもので、本来これらが持っている働きである、眼の機能、血の貯蔵とその熱の発散、筋肉の状態のコントロール、怒りのコントロールなどがおかしくなったときに使います。
誰にも何もされていないのに、「世の中これでいいんかい!」と騒いだり、上司やお局様の動きや話し方がいちいち気になって腹が立って仕方がない。
鍵を閉め忘れたかどうか気になって仕方がない強迫神経症という状態にも使えます。
イライラだけでなく、肩首のこりや痛み、生理痛や筋肉の引きつるような痛みに著効します。
最近私自身もこの方剤を使ったほうがよい傾向にあると感じていることもあって、本日この抑肝散加陳皮半夏(よっかんさんかちんぴはんげ)を大量に調剤いたしました。
日本伝統鍼灸漢方