けい先生のつぼにくる話

はりきゅう漢方の先生が教えてくれる健康に関する話
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謎の女性、Fさん 失踪してしまったのか?それとも非常識なだけなのでしょうか???

2010-11-16 21:38:05 | 雑記
たしか、11月の5日の金曜日だったと思います。

その日は午前中大変忙しかったのですが、午後はぷっつりと患者さんが切れてしまい、久しぶりに早く帰れると思い、4時ごろに帰り支度をしていました。

すると診療所のドアをノックする女性がいました。流暢な英語で「この近くで行われている東洋医学のシンポジウムを見学するために日本から来たものです。」といっていました。そして日本語で「黒谷先生ですか?自分はFと申します。現在黒谷先生の出身校の鍼灸科の一年生で、アメリカの鍼灸事情を見にきたのです。」と一見大変丁寧な方でした。

40過ぎまで英語関連のお仕事で米国からのアーティストやスポーツ選手の通訳やプロモーションをされていて、思うところがあって今年から鍼灸学校の一年生になられたそうです。人あたりもよく、礼儀も心得ていらっしゃるようなので、お茶を振舞って話に花が咲きました。

彼女はノーアポイントいらっしゃったのですが、いろいろな質問をさせていただきたいとおっしゃるので、できるだけ丁寧にお答えしました。

そしてぜひ私の鍼灸治療を受けてみたいとおっしゃるので、簡単な全身治療をさせていただきました。お帰りの際にはお金を払おうとされるので、「私の母校の一年生の方からはお金は取れません、いつか金払いのよい患者さんでも紹介してください」などと冗談を言ってお開きとなりました。

彼女は「先生の治療を受けてリラックスして眠くなってしまいました。明々後日帰りますが、追ってメールでご挨拶をさせてください!」といってお帰りになりました。

しかし、、、、その後、彼女からは一切の連絡がありません。お礼のメール一本もなく10日以上経ちました。
また非常識な日本からのゲリラ訪問者にしてやられちまったのかな。。。。それとも彼女はあれから事件にでも巻き込まれて失踪してしまたのだろうか。。。。それとも本当は大変丁寧な方で、メールでの挨拶を良しとしないで、キチンとお手紙などを書いてくれたために、その手紙の到着までの時間がかかっているのだろうか。。。。。

なんか気があってお話をしただけに、しっかりとした方であって欲しいのですが。。。。。

(この女性の本名と学校名などをお知りになって、真相をつきとめたいと思った方は私にメールをしてください。探偵ごっこをしましょう。)
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バンコク再訪問

2010-11-16 21:37:18 | 東洋医学全般
今月19日にまたタイ国のバンコクに赴きます。
9月にも訪問したのですが、話が煮詰まってきて再訪することとなりました。

現在恐るべき勢いで経済発展を驀進中のタイ国では、それまでの医師主導の薬漬けで、手術しまくりの医学から、少しずつですが、オーガニックで患者さんに優しい総合医学の観点が取り入れられるようになってきました。

幸運なことに、私の受け入れ元はタイ国に158家あるロイヤルファミリーの一つで、滞在中はこのファミリーの邸宅の一室に泊まっています。このファミリーとは25年来、私がほんの若造のころからのおつきあいです。
彼らは、これまでも長い間、私の処方した漢方薬を愛用していて、渡米後も家族付き合いをさせてもらっています。

毎回、タイ国入りをすると、このファミリーのメンバーと政府要人や政治家、そしてタイの僧侶や、貧しい農民などの治療を行うことになります。夜になっても関係者が宿泊先に来てくれるので、大変忙しい旅になります。

彼らタイ人は台湾人と同じく、政治的に日本を敵視するような洗脳教育が行われたことはないのと、日本の文化と日本人の心意気をよく理解している民族です。
それゆえに、東洋医学発祥の地である中国医学だけにとどまらず、私たちが提唱する日本伝統医学としての鍼灸医学と漢方医学の普及を薦めてくれているのです。

また、「気のせいだ」といわれればそれまでなのですが、好いてくれていて、信じてくれているので、その治療効果がいっそうよく出るようです。

日本の東洋医学は、1500年前に当時の隋や唐の時代のシナ大陸の文化をそのまま受け継いでいることと、従来からの日本の医学と心が結びついてできた医学です。中国の本来の医学を温存しながら、日本のやさしさと哲学が生きているのです。

昨今の中医学の言う、患者さんに太い鍼をぐさぐさ刺して、電気をかけて置いておいて、その間に西洋的な病名に即した漢方薬を選んで出すというスタイルは、従来の東洋医学とは異なります。本質は日本が変らずに温存していて、中国の方が変ってきてしまったと言えるでしょう。


また、タイ国に日本の鍼灸医学と漢方医学の心意気を少しでも伝えに行けると思うとわくわくいたします。

漢方アメリカOnlineもよろしくお願い申し上げます。

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