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四逆散(しぎゃくさん)をつくりました。 ストレスによるお腹の不具合、男性の元気薬

2011-08-08 17:29:54 | 東洋医学全般
今回は四逆散(しぎゃくさん)当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)を一気に作りました。

四逆散は胃十二指腸潰瘍、胃痛、胃酸過多などに使われる漢方方剤です。

この方剤の仲には柴胡(さいこ)という漢方薬が含まれています。これは前回の柴胡系列の漢方方剤郡に含まれますので、ストレスという背景がある方の上記の症状にきく事になります。
詳しく言うと、イライラなどのストレスを抱えていて、胸の一番下の肋骨の辺りが詰って張るような感じがあると、典型的な柴胡剤適用の状態となります。

四逆散のもう一つの効用として、インポテンツや男性の性欲減退に使用されます。
ストレスが改善されて、体がリラックスして胃の痛みや潰瘍が起る原因が緩和される事によって、おなかの中のめぐりがよくなります。

なんだか意識が胸や頭の方にいっていて、おなかより下に意識が行っておらず、ストレスのために下半身の廻りが悪くなっていた状態が、結果的に改善されるのです。

四逆散を男性が飲むと、たいていの場合、翌日か翌々日にいわゆる「朝立ち」が起きるので、「おーーーなんか調子がいいみたいだ!」となり、弾みがつくわけです。

四逆散はストレス性の肩こりにも効きます。これは、しっかりしなければいけない下半身がしっかりせず、頭寒足熱の逆である上実下虚という状態になって、肩が異常にしっかりしてしまった==肩が凝ってしまったということです。

これは女性のストレス性の肩こりにももちろんききます。
しかし、女性の性的な不具合を目標にした場合は当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)の方がよいかもしれません。

肩こりと疲労を主にした目標の場合は、解労散(かいろうさん)がお勧めです。

漢方アメリカOnlineをよろしくお願い申し上げます。

私の記事が載っている月刊誌「はつらつ元気」です。ご参考になさってください。

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