ドラマ深夜食道を観ていたら、豚バラトマト巻きが出ていたので、作ってみました。
本当はプチトマトをまくのですが、近くのメキシカンマーケットではそれが見つからなかったので、普通のトマトを切って巻きました。
煙が出てきたら、豚の脂で発火するサインなので、うちわであおいで火が出にくくします。
発火してしまっても、うちわで消火ができる寸法です。
このような焼き物をおいしく作るコツは、「ちょこちょこひっくり返さない」ことです。
モチじゃあないんだから、ちょこちょこひっくり返すと、焼き目もうまく着かず、いたずらに肉を固くするだけであります。
とにかくじっくりと片面が焼きあがるまで、ひたすら待つことです。あとは串の根元が焼けて折れないように、位置をずらすこと。でも裏返してはいけません。
ずいぶん前にブログに載せたのですが、若いころ、私は鍼灸の修業中に、あるやきとり居酒屋を任されていました。4年ほど店長をやりましたので、やきとりは一応プロでございます。
昼間は治療院の助手で頼りない若先生で、よるは「にいちゃん!つくねまだぁ?」と怒鳴られていました。
毎日竹の串で仕込みをしながら、早く銀の鍼を使いこなす立派な鍼灸師になって、漢方医学とともに一生の仕事にしたいなあと願っていたものです。
修行があけたころにはへとへとに疲れていましたが、少しばかりの臨床経験と開業資金がたまっていて、本当にうれしかったことを覚えています。