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下血のお話。 お灸と乾布摩擦 其の5

2021-10-14 23:24:54 | 東洋医学全般


下血の治療にお灸と乾布摩擦を行ったかを説明させていただきたいと思います。
今回は、乾布摩擦についてお話します。

東洋医学的には、病気が起こる原因の一つとして、五臓の陰陽のバランスが崩れることがあげられます。
五臓は肝、心、脾、肺、腎です。これは西洋医学的な肝臓、心臓、脾臓、肺臓、腎臓という各々の臓器よりも広い意味で認識されます。
それは、肝、心、脾、肺、腎を纏(まと)う経絡を流れる気とそれと関連する、怒り、過度の喜び、考えすぎ、悲しみ、恐れなどのストレスも含んだ意味での「臓」という概念です。西洋のそれと区別をするために、あえて「五蔵」と表記する場合もあるのです。

さて、この五臓である、肝、心、脾、肺、腎はそれぞれ陰陽のペアがあります。肝には胆、心には小腸、脾には胃、肺には大腸、腎には膀胱がそれぞれの合い方です。

五蔵のうち肺は皮膚をつかさどり、鼻に開いているとされています。肺が虚している時は、心の動きとしては悲しみと関連があります。
逆も真なりというのが東洋医学です。ということは、乾布摩擦をすることによって、皮膚から肺に、鼻に、悲しみの癒しに繋がります。

そして、肺の陰陽のペアは大腸です。大腸も広くは直腸、肛門も含まれた概念です。
「乾布摩擦をすることによって、肺の機能もアップして、結果的に大腸の癒しとなる。」ということで、下血にも効果があるわけです。出血してげんなりした心も明るくなりました。

私自身が、小児喘息とアトピーで苦しんでいた幼少期に、毎晩毎朝、治りたい一心で乾布摩擦をしていたことが、今回の乾布摩擦の導入となった次第です。

上記に述べたとおり、乾布摩擦による皮膚の刺激は、下血のみならず、肺機能、消化器機能、落ち込んだ気分、鼻や喉の症状の緩和、身体のバリヤー機能の向上につながります。
また、親御さんが子供さんに乾布摩擦をしてあげると、子供さんは「なにやら体に良い、気持ちの良いことをしてもらった!」と喜ぶ気持ちがわいてきて、「無言の親子のコミュニケーション」になります。

ぜひいろいろと試してみてください。
次回はお灸のお話です。


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