古典書籍「孝経」の一節です。
これが原文ですね。「身体髪膚、受之父母。不敢毀傷、孝之始也。」
(しんたいはっぷ、これをふぼよりうく。あえてきしょうせざるは、こうのはじめなり。)
東洋医学を学ぶものは、西洋の解剖、生理、病理の学問のほかに、その伝統として、「易経」が必修です。
易経は占い、易占で知られていることが多いのですが、この世で初めて「陰陽」という概念を打ち出した偉大な哲学書でもあります。
鍼灸師、漢方医の多くは、天人地とつながり、大宇宙に生かされている人体を、東洋的な概念で観たり、診断や治療をしたりするための眼を養うために、この古典書籍「易経」を学びます。
また、一部分ではありますが、上記の「孝経」の一節は頭に叩き込まれています。
「体だけでなく髪の毛や皮膚でさえも父母から受け継いでいる大切なものである。どんな状態でも無駄なものは一切ないんだよ。その体を切ったり、壊したり、病になったりしないようにするのが、孝行の始めですよ。漫画みたいなタトゥーを入れたり、ピアスをぶち込んだりするのもだめなんだよ。自然がいいんだよ。」というありがたい教えです。
西洋医師のすごいところは、「重傷者の命を救える」ことです。私たち東洋医学にはできないことです。
しかし、東洋医学は病気にならない体質を構築するお手伝いや、クオリティーオブライフに対する貢献は大いに可能であります。
昨今の西洋医師のすぐ切る治療は、孝経の教えに反しています。
自然分娩が可能なのに、ご本人の意思は尊重せずに、すぐに帝王切開を強要する。(切ったほうが儲かるから)
右の膝関節を人工関節にしたら、正常な左の関節も取り替えることを強要する。(もっと儲かるから)
切らなくても治せるご婦人の子宮や卵巣を簡単に切除してしまう。(切られる女性の気持ちがわからないから)
切ったって、それだけでは患者さんの体質は変らないのです。
たとえば、せんねん灸を毎日膝の内側にある「曲泉」というツボにすえ続けると、ピンポン玉くらいのサイズの子宮筋腫でしたら、多くの場合自然に消滅いたします。私が何もしなくとも、このインスタントお灸でこのような事例が何度も起きています。とてもうれしいお知らせをもらうことがあるのです。
マスクの着用もそうですね。あれは肺と横隔膜に負担をかけて、継続的な酸欠状態を作り出します。
これも、上の文言の「敢えて毀傷」してしまっているということになっているのです。
新型コロナウィルスでは死にません。
マスクが体を壊します。
どっしりと構えておりましょう。
大丈夫、だいじょうぶ。。
漢方アメリカOnline
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