現在私は、転馬発拳という動作の10万回に挑戦しています。一種の突き(パンチ)の練習です。
普段の一人稽古のほかに、この動きを毎日欠かさずに1000回から3000回撃ち続けるのです。
本日は3000回打ったので、ちょうど7万発の転馬発拳を行ったことになります。
10万回まであと3万回。もうすぐです!
なぜ10万発かというと、、これは息子の空手の師匠が「いくらパンチの力が強くとも、肩に力が入っているうちは本当のパンチは出ない。どうしても力が(頸力)が肩で止まってしまうので、使えるパンチにはならない。10万発ほどしっかりと打ち込めば、意味が分かるはずだ、」とおっしゃっているのを聞いて、これを真に受けて、私の方が始めて見たのです。
この動きは両足を開いて立って、かかとに重心を置いて、左右にツイストします。左に体全体がツイストされたら、右の拳を前に突き出します。
次はその反対に体全体を右にツイストして、左の拳を前に突き出します。
この繰り返しです。
多くの米国式詠春拳の先輩方は、この動作をする目的は、踏ん張った両足のかかとから力を吸い上げて、その力を体をうねらせてツイストして、肩、肘、拳に伝えていって「腰を入れた」パンチを出す練習だと思っているようです。
これは大きな間違いで、これこそが、素人のちから相撲の根源となる動きです。
西洋体育の動きです。
大事なのは、
1.力まない(攻撃して手ごたえを得ようとせず、躍起にならない)
2.固くならない (ぎくしゃくしないでスムースに動く)
3.踏ん張らない
事です。
先生によっては、これに「うねらない」ということを加えていらっしゃいます。
でも、こんな風に力を抜いたパンチが効くのかなあという気がするものです。
しかし、この条件がそろうと、びっくりするような強い突きが生まれます。
一般的には、かかとから、膝、腰、背中、肩、肘、拳と順番に動く、ボクシングなどの西洋体育の理論で培われた動きは、パンチが来るぞーーという「起り」「気配」を消すことが困難なので、素人にもかわされてしまいます。あるいは鍛えた筋肉をつかった受け技で、がっちりと受けられてしまいます。
ところが、本場の詠春拳や、日本の古武道の考え方ですと、かかと、膝、腰、背中、肩、肘、拳、これらのパーツが、その順番を追ってではなく、バラバラに、しかし一息に同時に動いて、結果的に拳が相手にヒットすることを重んじます。
これは体がうねらない動きなので、「起り、気配」がなく、相手に察知されることが少なくなります。急に相手の拳が顔の前に現れた感じがするのです。
日本の武術研究家の甲野善紀先生の表現をお借りすると、「海中の数千匹の小魚の群れが何かの音に驚いて全部が同時にバッ!方向転換をする時のようなイメージ」です。
全身がうねらずに、全体が一気に動くという感じです。
この突き方を助手さんに教えたところ、彼女はすぐに呑み込めたようです。
ある日、彼女はあろうことかこれを詠春拳の師匠の顔面にパコンッと打ち込んだのです。
彼女曰く、「師匠の顔面に打ち込んだら当っちゃったよ!顔面に突きを入れてそれを受ける練習だったから、わかっていたはずなのに受けられなかったみたい。先生はちょっとした自分の不注意で当っちゃったんだろうなと思ってくれてるみたいで助かったよ。。。少し慌ててるのわかっちゃった、、かっかっか。。」とのことです。
なかなかやるな。。。
普段の一人稽古のほかに、この動きを毎日欠かさずに1000回から3000回撃ち続けるのです。
本日は3000回打ったので、ちょうど7万発の転馬発拳を行ったことになります。
10万回まであと3万回。もうすぐです!
なぜ10万発かというと、、これは息子の空手の師匠が「いくらパンチの力が強くとも、肩に力が入っているうちは本当のパンチは出ない。どうしても力が(頸力)が肩で止まってしまうので、使えるパンチにはならない。10万発ほどしっかりと打ち込めば、意味が分かるはずだ、」とおっしゃっているのを聞いて、これを真に受けて、私の方が始めて見たのです。
この動きは両足を開いて立って、かかとに重心を置いて、左右にツイストします。左に体全体がツイストされたら、右の拳を前に突き出します。
次はその反対に体全体を右にツイストして、左の拳を前に突き出します。
この繰り返しです。
多くの米国式詠春拳の先輩方は、この動作をする目的は、踏ん張った両足のかかとから力を吸い上げて、その力を体をうねらせてツイストして、肩、肘、拳に伝えていって「腰を入れた」パンチを出す練習だと思っているようです。
これは大きな間違いで、これこそが、素人のちから相撲の根源となる動きです。
西洋体育の動きです。
大事なのは、
1.力まない(攻撃して手ごたえを得ようとせず、躍起にならない)
2.固くならない (ぎくしゃくしないでスムースに動く)
3.踏ん張らない
事です。
先生によっては、これに「うねらない」ということを加えていらっしゃいます。
でも、こんな風に力を抜いたパンチが効くのかなあという気がするものです。
しかし、この条件がそろうと、びっくりするような強い突きが生まれます。
一般的には、かかとから、膝、腰、背中、肩、肘、拳と順番に動く、ボクシングなどの西洋体育の理論で培われた動きは、パンチが来るぞーーという「起り」「気配」を消すことが困難なので、素人にもかわされてしまいます。あるいは鍛えた筋肉をつかった受け技で、がっちりと受けられてしまいます。
ところが、本場の詠春拳や、日本の古武道の考え方ですと、かかと、膝、腰、背中、肩、肘、拳、これらのパーツが、その順番を追ってではなく、バラバラに、しかし一息に同時に動いて、結果的に拳が相手にヒットすることを重んじます。
これは体がうねらない動きなので、「起り、気配」がなく、相手に察知されることが少なくなります。急に相手の拳が顔の前に現れた感じがするのです。
日本の武術研究家の甲野善紀先生の表現をお借りすると、「海中の数千匹の小魚の群れが何かの音に驚いて全部が同時にバッ!方向転換をする時のようなイメージ」です。
全身がうねらずに、全体が一気に動くという感じです。
この突き方を助手さんに教えたところ、彼女はすぐに呑み込めたようです。
ある日、彼女はあろうことかこれを詠春拳の師匠の顔面にパコンッと打ち込んだのです。
彼女曰く、「師匠の顔面に打ち込んだら当っちゃったよ!顔面に突きを入れてそれを受ける練習だったから、わかっていたはずなのに受けられなかったみたい。先生はちょっとした自分の不注意で当っちゃったんだろうなと思ってくれてるみたいで助かったよ。。。少し慌ててるのわかっちゃった、、かっかっか。。」とのことです。
なかなかやるな。。。
カリフォルニア州でしたら、サンノゼですけど、Ben Dar先生とKen Chung先生が教えていらっしゃるSan Jose Wing Chunのスクールはどうでしょうか?
また、Ken Chung 先生がChris Chan師匠の弟子のKen Chun (陳礼達)と同一人物であれば、余計にお勧めできません。 詳細はブログ内容のとおりです。
まずは、香港か台湾に1-2週間赴いて、本物の詠春拳を見学なさってから師匠を選ぶのもよい方法だと思います。
相手との距離もどんどん広がります。
重心が後ろにいってしまってるのかと思いわざと前傾にしてみましたがそれでもどんどんバックしていきます。
修正方法がありましたらご教授いただけないでしょうか。
厚かましい質問で申し訳御座いません。
足を踏ん張ってしまうと、上体の動きがブレとなって地面に伝わってしまい、転馬の位置がずれてしまうことはよくあることです。
むしろ、自分の頭が空から糸で釣り上げられているような意識で、踏ん張らずに立って、転馬を行ってみてください。詠春拳の口訣に「力由地起、拳由心發」がありますが。この意味を取り違えて、地面から力が起こるんだということで、踏ん張ってしまうと、逆にチカラカンフーになってしまいます。
脱力が本当の勁力を生み出します。心もとないくらいにふわあっと立つことによって、軸がしっかりとたって、安定いたします。
台湾で詠春拳を学べるのは素晴らしいことです。頑張ってください。いつでも連絡をしてください。
お忙しい中ご回答くださり誠にありがとうございます。
また私の返信が遅れてしまったことをお許しください。
アドバイスに基づきやってみましたがやはり脱力できる域にはまだ達しておらず。。。
引き続き努力してみます。