https://www.youtube.com/watch?v=ysbVxcXmPo4
大東流合気柔術の中でも、「日本伝大東流合気柔術」としてのセミナーはたぶん米国初ではないかと思います。
岡本眞師範のお伝えしたいことは、「別に大東流合気柔術でなくともよいのです。正しい日本武術をお伝えしたい。」ということです。
本来の日本武術は、剣術しかり、柔術しかり、空手(首里手)しかり、明治期頃までの武術家、特に剣術家は、だれもが基本技として、当たり前に、この映像にあるような技を使えました。
また、古今の、特に東洋の武術家たちで、一定レベル以上に達した人たちはこのように、相手を自在に制御して、チカラを使わずに戦闘を収めてしまえました。
例えば、詠春拳の葉問師父も、かなりな高齢の時に、相手と触れ合うチーサオという組手の際には、相手がどんなに屈強でも、相手の力が抜けてしまい、立っていられなくなったと伝えられています。彼もこの極意を体得していたのでしょう。
現代の柔道は力比べの、いわゆるジャケットレスリングに変化をしました。空手もフルコンタクトの殴り合いが多くなりました。合気道も遠心力とスピード中心の技に変化をしました。
米国の詠春拳も以前ブログに載せた通りです。
今回の講習会は丸々4日間にわたる、大変密度の濃いものでした。
師範は正しい日本武術をお伝えすることに心底熱心で、毎日朝9時から道場入りして、10時半に参加者が来るまで私に特訓をしてくれて、そのあとはみんなで夜8時くらいまで、熱く熱く秘伝を公開していただきました。
師匠曰く「秘伝と言われることは公開して初めて、その武術が一層の昇華をとげることができる。いままでえらいと言われていた武術家たちがこちょこちょと隠していたから、チカラ持で若い人しか使えない武術が発展してしまったのが残念である。だから自分はあえて公開する。」とのことでした。
本当に頭が下がります。
この映像は、丸道場の門下生のジョージ氏(謙虚に白帯で参加しているが、実は合気道歴15年)とハビアー君(ブラジリアン柔術とフィリピンナイフ術の手練れ)の協力を得て撮影をいたしました。
また、快く道場を使わせてくれた、丸道場のレイ先生に心より感謝をいたします。
Dojo owner and Location: Cheef Instructor Sensei Ray Feliciano
http://www.marusfdojo.com/
Seminar Teacher: Grand Master Makoto Okamoto 岡本眞師範
Participant: Senpai George Lampadariou / Mr. Javier Mercado
Nihonden Daitoryu Aiki Jujutsu and the essence of Japanese Martial Arts
http://blog.goo.ne.jp/keisclinic/e/f8.
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