昨日は、ちょこんと立つこと、力まないで立つことの大切さのお話をいたしました。
ここに立ち方の詳細が書かれています。
https://blog.goo.ne.jp/keisclinic/e/d7d1fcddf820938c3ce2465d70866af9
上記の、壁にかかと、おしり、後頭部をつけた状態で、極力脱力して立ってみましょう。
これができたら、その姿勢と力んでいないバランスを保ったまま、ちょちょちょと前に出て、壁を使っていた時と同じ立ち方を作ります。
頭頂部から糸で吊り下げられているような気持ちも持ちましょう
顎、背中、腰回りや鼠径部、膝と足首の力を極力抜いてみましょう。
すると、両足全体がまんべんなく地面に密着していて、どちらかというとかかと重心の立ち方になっていることに気づくとおもいます。これが、一番ムリなく、踏ん張っていない、東洋的な自然な立ち方です。
こうして、へにょ~んと立っている感覚を楽しみましょう。ちょこんと立てていますね。
ここで目をつぶると、自分の体内を内観することができるようになります。重心や、体の縦軸や、バランスや、骨格で脱力できていることを感じることができます。慣れると、目をあけていてもそれができるようになります。
さて、ここで実験です。
1.このちょこんと垂直に立った姿勢を保ったまま、体を少しずつ前に倒してみましょう。。
1センチ、2センチ、、、と倒してゆくと、かかと重心からだんだんとつま先に重心が動いてゆきます。
2.さらに倒してゆくと、ふくらはぎが自然に緊張して、きゅ~んとつま先立ちになってしまいます。
3.つま先立ちになって、前にたたらを踏んでしまうぎりぎりまで耐えましょう。。。
これが、いわゆる「死に体」です。完全に居ついてしまった状態ですので、攻撃も防御もまったくできない、手も足も出ない状態です。
どんな状態になっていますか?
体が不安定に浮き上がって、
肩と首が力んでしまって、
顎にも力が入ってしまっていますね。
これは、非常に脆い状態です。
力みの極みで、リラックスからは程遠い状態です。
現代人は、常にこの状態で立っていたり、座っていたりして作業をしています。
だから、
常に肩首が凝っていて、
上逆といって、気の流れが上に逆流していて、必要以上のエネルギーが溜ってしまい、
眼も、頭も疲れやすくなり、イライラしたり、考え込むことが増えています。
その上逆した気が残っているので、睡眠も浅くなります。
足腰も冷えやすくなっています。
さて、、仕切り直しといたしましょう。
もう一度、ちょこんと立ってみます。かかと重心で脱力、抜力で、体の垂直なリラックスした軸をイメージして立ちましょう。へにょ~んとふわっとです。。
常にそういう軸を探す癖をつけてゆくと、必要以上に力まない、疲れない、リラックスした日々を過ごすことができるようになります。
根を詰めて作業をしている時など、「うっ、、軸がずれている。つま先立ちになっている。。すわりが変だ。。」とすぐに気付いて、元の軸に戻せるようになるだけで、体のコンディションがずいぶん変ってまいります。私自身も常に実践しています。楽しんで行いましょう。
これまでにご縁があってお会いした、日本の古武術や中国武術の達人たち、特に中年以上のベテランの方々に教えを乞うと、彼らは異口同音に、「脱力を楽しむ、重力、引力に逆らわず味方につける。これぞ極意。」とおっしゃっていました。
新型コロナウィルスでは死にません。
マスクが体を壊します。
どっしりと構えておりましょう。
大丈夫、だいじょうぶ。。
漢方アメリカOnline
http://www.kanpouamerica.com/
最近、散歩にでかけて1時間半くらい歩くと足の指が外反母趾のように痛くなっていて靴を変えようかな・・・と思っていたのですが、先生の記事を読んでいかにつま先に重心が行っていたか気づきました。
今朝はいつもと同じ靴で同じ時間歩いたのですが、かかと重心で歩いたら全く痛くなりませんでした!
他にも家で椅子に座っているときなど、いかにつま先側に重心が行っているか気づいたのでかかと重心に戻すと、ふと体が軽くなるのを感じます。
つま先重心になっていると、足も腰も上半身も力が入ってることに気づきびっくりでした!
丁寧に説明してくださって感謝です!!!
さっそく実践していただきまして、たいへんうれしいです。かかと重心は快適ですね。
「このつま先立ちにならない」ということは、力みやすく、ビビりやすい私自身の畢生の課題でもあります。
常に「お、、つま先に重心が行っているぞ。」と自分の体の軸を確認すると、それだけで気持ちがよろしいです。
楽しんでお続けになってください。