ご存知のとおり、東洋哲学では、世の中の物を陰と陽に分けるものの観方があります。
天地、男女、昼夜、上下左右、寒熱などなど、両極を観て物事を判断いたします。
しかし、この両極の多くの場合、かっちりと二つに分けられないことの方が多いのです。
西洋人は、二元論というんでしょうか、、絶対に右か左か、、、と、かっちりと分けたがる傾向にあります。だから、私の授業でも、「それは陰ですか陽ですか?!」と白黒をつけたがります。
私は「いやいや、、世の中はむしろ、グレーゾーンの方が多いでしょう。限りなく女性に近い男性、その反対、そして、高齢になっておじいさんより強くなってしまう(陰から陽に転じてしまう)おばあさんがいたりするでしょう。。。」というのですが、「いや、おばあさんは女性だから陰、おじいさんは男性だから陽と決まってます。」とくるわけです。
そこで、「独陰生ぜず、独陽長ぜず」ということの説明をします。これは、陰的なものはその陰だけで生まれてくるのではない。陽的なものはそれだけでは育たない。」というお話をいたします。これは、「陰中有陽、陽中有陰」ということで、純粋な陰だけ、純粋な陽だけということはなくて、物事には、必ず一定量の反対要素が含まれている、それで一体となっているということになります。その比率は常に変化をしています。
この話は長くなってしまいますので、ここまでにします。
さて、治療のお話ですが、陰的な治療と陽的な治療というのも存在します。陰的なそれは、どちらかというと冷やす、落ち着けるような治療が主になります。
陽的な治療は温める治療が主になります。
しかし、陽的な治療は、やりすぎると逆効果になります。
冷えた人の体を体を温めたい場合、当然温めます。お灸やヒートランプなどを使って温めます。
一つ温めると患者さんは「あー温まってきました。。」
二つ温めると患者さんは「あーいい感じでぽかぽかしてます、汗が出て暑いくらいです。」
よし、もっと温めて気持ち良くしてあげたらよかろうと、
三つ温めると患者さんは「なんか、気分が悪い、むしろ寒気がしてきた。つかれた。。。」
となることがあります。これは典型的な「過ぎたるは猶及ばざるが如し」で、逆に冷やしてしまったことになります。
これは、失敗例ですが、逆にわざと温めを多めにすることによって、結果的に熱を冷ますという治療法もあるのです。
陽、陽、陽、ゴーゴーゴー!と積極性が増しすぎると、結果的に陽的なものは逃げてしまいます。発散されてなくなってしまいます。するとしっかり温めたはずなのに、結果的にクールダウンを通り越して冷えてしまうのです。これは「物極必反」といいます。
行き過ぎると反発される、逆の方向に行ってしまうということです。
恋愛なんかはまさにそのようになってゆくようですね。
だから私は駄目だったんだなあ。。めちゃめちゃ女性のためによくしてあげよう(陽的いきすぎ)と思い込んでいて、あるいは、何とかしたくてしゃべりすぎて(これも陽的ないきすぎ)、逆に冷たくされてしまって終るというか玉砕することが多かった。。。恋には実りの少ない青少年時代でありました。
当時の私は、ドラマや映画ですと、「ボーイズ・オン・ザ・ラン」映画版 テレビ版、「みんな エスパーだよ!」の中の青年のような日々でした。大バカヤロウでしたね。
実は大昔に、愛情というよりは、成り行きでというか勢いあまって(いや、押し切られたのかなあ)、あーなってこーなってしまったお姐さんがいたのです。そういうわけで私の方は淡々としていたんですね。
するとどうでしょう、その女性には例外的にとても好かれたような気がします。。。。熱さが少なく、こちらからの積極性がないというか、むしろ冷たさが適当に混ざっていたからなのでしょうか。いろいろお世話になりましたが、その後お別れしてしまいました、、、○○○さんありがとう。。。
そういえばずいぶん前ですが、日本の東洋医学会仲間の講習会に行ったときの事です。昼ご飯の時に同年輩の先生が「むかし○○○ちゃんという彼女がいてさーー」と話し始めました。
「え?」ともう一人の仲の良い先生が「そういえば俺も同じ名前の女がいたなあーー。」
そこで私も「ええっ?私も○○○さんという名前の人とお付き合いしてたよ!」
三人の先生はちょっと緊張してあっちの方でこそこそと打ち明けあったのです。。。。みんなそれぞれ別人の○○○さんでした。。。なんか一同ほっとしてコーヒーを飲みに行きました。
みんな額に少し汗をかいていました。。。。。
ボーイズ・オン・ザ・ラン。。。。
ちょっと参考までに過去の記事をご覧ください。。。(腰痛がらみのおはなしです。)
http://blog.goo.ne.jp/keisclinic/e/c4b2b5c96cecc7c1be0d7799b4b212f0
http://blog.goo.ne.jp/keisclinic/e/fb85ee316c2006e9d6b98d1cf0e6c7a0
http://blog.goo.ne.jp/keisclinic/e/1a0c860a2a6ed4dd262e3d5fe30e1693
天地、男女、昼夜、上下左右、寒熱などなど、両極を観て物事を判断いたします。
しかし、この両極の多くの場合、かっちりと二つに分けられないことの方が多いのです。
西洋人は、二元論というんでしょうか、、絶対に右か左か、、、と、かっちりと分けたがる傾向にあります。だから、私の授業でも、「それは陰ですか陽ですか?!」と白黒をつけたがります。
私は「いやいや、、世の中はむしろ、グレーゾーンの方が多いでしょう。限りなく女性に近い男性、その反対、そして、高齢になっておじいさんより強くなってしまう(陰から陽に転じてしまう)おばあさんがいたりするでしょう。。。」というのですが、「いや、おばあさんは女性だから陰、おじいさんは男性だから陽と決まってます。」とくるわけです。
そこで、「独陰生ぜず、独陽長ぜず」ということの説明をします。これは、陰的なものはその陰だけで生まれてくるのではない。陽的なものはそれだけでは育たない。」というお話をいたします。これは、「陰中有陽、陽中有陰」ということで、純粋な陰だけ、純粋な陽だけということはなくて、物事には、必ず一定量の反対要素が含まれている、それで一体となっているということになります。その比率は常に変化をしています。
この話は長くなってしまいますので、ここまでにします。
さて、治療のお話ですが、陰的な治療と陽的な治療というのも存在します。陰的なそれは、どちらかというと冷やす、落ち着けるような治療が主になります。
陽的な治療は温める治療が主になります。
しかし、陽的な治療は、やりすぎると逆効果になります。
冷えた人の体を体を温めたい場合、当然温めます。お灸やヒートランプなどを使って温めます。
一つ温めると患者さんは「あー温まってきました。。」
二つ温めると患者さんは「あーいい感じでぽかぽかしてます、汗が出て暑いくらいです。」
よし、もっと温めて気持ち良くしてあげたらよかろうと、
三つ温めると患者さんは「なんか、気分が悪い、むしろ寒気がしてきた。つかれた。。。」
となることがあります。これは典型的な「過ぎたるは猶及ばざるが如し」で、逆に冷やしてしまったことになります。
これは、失敗例ですが、逆にわざと温めを多めにすることによって、結果的に熱を冷ますという治療法もあるのです。
陽、陽、陽、ゴーゴーゴー!と積極性が増しすぎると、結果的に陽的なものは逃げてしまいます。発散されてなくなってしまいます。するとしっかり温めたはずなのに、結果的にクールダウンを通り越して冷えてしまうのです。これは「物極必反」といいます。
行き過ぎると反発される、逆の方向に行ってしまうということです。
恋愛なんかはまさにそのようになってゆくようですね。
だから私は駄目だったんだなあ。。めちゃめちゃ女性のためによくしてあげよう(陽的いきすぎ)と思い込んでいて、あるいは、何とかしたくてしゃべりすぎて(これも陽的ないきすぎ)、逆に冷たくされてしまって終るというか玉砕することが多かった。。。恋には実りの少ない青少年時代でありました。
当時の私は、ドラマや映画ですと、「ボーイズ・オン・ザ・ラン」映画版 テレビ版、「みんな エスパーだよ!」の中の青年のような日々でした。大バカヤロウでしたね。
実は大昔に、愛情というよりは、成り行きでというか勢いあまって(いや、押し切られたのかなあ)、あーなってこーなってしまったお姐さんがいたのです。そういうわけで私の方は淡々としていたんですね。
するとどうでしょう、その女性には例外的にとても好かれたような気がします。。。。熱さが少なく、こちらからの積極性がないというか、むしろ冷たさが適当に混ざっていたからなのでしょうか。いろいろお世話になりましたが、その後お別れしてしまいました、、、○○○さんありがとう。。。
そういえばずいぶん前ですが、日本の東洋医学会仲間の講習会に行ったときの事です。昼ご飯の時に同年輩の先生が「むかし○○○ちゃんという彼女がいてさーー」と話し始めました。
「え?」ともう一人の仲の良い先生が「そういえば俺も同じ名前の女がいたなあーー。」
そこで私も「ええっ?私も○○○さんという名前の人とお付き合いしてたよ!」
三人の先生はちょっと緊張してあっちの方でこそこそと打ち明けあったのです。。。。みんなそれぞれ別人の○○○さんでした。。。なんか一同ほっとしてコーヒーを飲みに行きました。
みんな額に少し汗をかいていました。。。。。
ボーイズ・オン・ザ・ラン。。。。
ちょっと参考までに過去の記事をご覧ください。。。(腰痛がらみのおはなしです。)
http://blog.goo.ne.jp/keisclinic/e/c4b2b5c96cecc7c1be0d7799b4b212f0
http://blog.goo.ne.jp/keisclinic/e/fb85ee316c2006e9d6b98d1cf0e6c7a0
http://blog.goo.ne.jp/keisclinic/e/1a0c860a2a6ed4dd262e3d5fe30e1693
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