こんにちは。
販促コンサルタント、藤田です。
本日は2回目の投稿です。
このカテゴリーは基本的にフィクションです。
販促経営コンサルタントの本田といういうわたしの分身を登場させて、様々な経営再生の様子を描写していきます。
内容はフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回水曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)
それでは第1回目です。
1.「あるカメラマンの決心とチャレンジ」<1>
カメラマンのKは、コマーシャルフォト=商業写真のプロとして自分でスタジオを持ち、事業を営んでいる。
主な業務は、チラシやカタログ、ポスター、会社案内、広報誌といった広告制作会社からの依頼による写真撮影だ。他にはスタジオを利用した七五三や何かの記念撮影だ。
写真の専門学校を出てから、アシスタントとしてスタジオ撮影の助手を務め、あるとき独立した。
生まれ故郷で起業したので、土地もあり、そこに商品撮影やモデル撮影もできるスタジオも作った。
始めた当初は、地方とはいえ、広告代理店や制作会社への営業もきいてどんどん撮影の依頼があった。
順風満帆かに見えた。
しかし写真撮影は、いつしか銀板写真からデジタル写真へと移行し始めていた。それでもKはいち早く100万円以上もするプロ用のデジタル一眼も揃え、来るべき時代に備えた。
しかしデジタルの普及は、広告に使うプロが撮った写真のニーズを激減させていった。だれでもある程度の写真が簡単に撮れるようになったせいで、チラシなどに使う、たった1回切りの商品写真などは、営業がそのまま撮影すれば事足りるようにもなった。
しかしプロにはプロとして求められるものもまだ少なくなかった。プロのテクニックが求められる、プロでしか撮れないクオリティの高い写真の需要も確かにまだあった。
そういった注文もあったので、仕事そのものの量は少なくなってきたが、まだ何とかなっていた。
しかしデジタルカメラがどんどん安くなるにつれて、依頼も少なくなっていった。
ある日気がつくと、1週間仕事がないということも、稀ではなくなってきた。
その事実に気がつき、愕然とした。
そこでこのままでは潰れてしまうという危機感から、いままで仕事を出してくれていたが、めっきり発注が少なくなった広告制作会社へ再度実情を訴え、何とか発注を増やしてもらえないかどうか掛け合っても見た。
「仕事がとても少なくなってきたので、やめて違う仕事をしようかなと、本気で今考えてるところなんです」
「そうか。うちだって少なくなってきたし、チラシなんか、自分で撮ったもので充分だというクライアントも多くなったからねえ」
その会社の絶対仕事量も一次に比べると減っており、テクニックを必要とする写真のニーズもなかなかない状況だった。
「ええそうですよねえ。記念写真だって、七五三ぐらいしかスタジオ撮影も頼れないし、もうちょっとやってられないなと妻とも話して、やめようかと………」
そのときはその後、業界の雑談をしただけで、たいした実りはなかった。むしろ絶望感が増しただけだったが、何とかもう少し続けたらという説得もあり、そのときは自分ももう少し続けてみようか、と思った。
そんなとき、仕事を出してくれていた広告制作会社の、懇意にしていたコピーライター本田が、販売促進コンサルタントとして独立した。
Kはすぐにお祝いのメールを送った。
その返信では、撮影の仕事があったらお願いしますからよろしく、ということも書いてあったが、それは挨拶と同じようなもので実がなく、それだけのことで、彼から仕事が来るということはなかった。
Kはそのときお祝いメールを送るのと同時に、本田の挨拶状に書いてあった経営者向けのメールマガジンにも配信登録した。
そして週1回送られてくるメルマガを読んでは、たまには感想を書いて送ったこともあった。
そんな本田からあるときメールが届いた。
「Kさん、お元気ですか。いつも私のメルマガを読んでくれているようで、ありがとうございます。その後仕事の方はいかがですか。コンスタントに◯◯(彼が勤務していた広告制作会社)からは仕事が来ていますか。
さて、もしまだ写真に関係した仕事を続けていくという決意があるのなら、私の提案を受けてみませんか。」というものだった。
Kは悩んだ。
最近では収入の減少で妻ともケンカがちで、いよいよやめようかなという瀬戸際だった。
そして熟考の末、イチかバチか提案を受けてみることにした。
それでだめなら本当にやめようと思った。
さてこれからが、Kの復活をかけた物語だ。
<2>へつづく。
(このストーリーはフィクションです)
それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日も普段通りのいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
下記のメルマガ「繁盛店になりたいか!」をぜひお読みください。
繁盛店になりたいか!
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群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所
http://www.shakatsu.co
E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)
販促コンサルタント、藤田です。
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それでは第1回目です。
1.「あるカメラマンの決心とチャレンジ」<1>
カメラマンのKは、コマーシャルフォト=商業写真のプロとして自分でスタジオを持ち、事業を営んでいる。
主な業務は、チラシやカタログ、ポスター、会社案内、広報誌といった広告制作会社からの依頼による写真撮影だ。他にはスタジオを利用した七五三や何かの記念撮影だ。
写真の専門学校を出てから、アシスタントとしてスタジオ撮影の助手を務め、あるとき独立した。
生まれ故郷で起業したので、土地もあり、そこに商品撮影やモデル撮影もできるスタジオも作った。
始めた当初は、地方とはいえ、広告代理店や制作会社への営業もきいてどんどん撮影の依頼があった。
順風満帆かに見えた。
しかし写真撮影は、いつしか銀板写真からデジタル写真へと移行し始めていた。それでもKはいち早く100万円以上もするプロ用のデジタル一眼も揃え、来るべき時代に備えた。
しかしデジタルの普及は、広告に使うプロが撮った写真のニーズを激減させていった。だれでもある程度の写真が簡単に撮れるようになったせいで、チラシなどに使う、たった1回切りの商品写真などは、営業がそのまま撮影すれば事足りるようにもなった。
しかしプロにはプロとして求められるものもまだ少なくなかった。プロのテクニックが求められる、プロでしか撮れないクオリティの高い写真の需要も確かにまだあった。
そういった注文もあったので、仕事そのものの量は少なくなってきたが、まだ何とかなっていた。
しかしデジタルカメラがどんどん安くなるにつれて、依頼も少なくなっていった。
ある日気がつくと、1週間仕事がないということも、稀ではなくなってきた。
その事実に気がつき、愕然とした。
そこでこのままでは潰れてしまうという危機感から、いままで仕事を出してくれていたが、めっきり発注が少なくなった広告制作会社へ再度実情を訴え、何とか発注を増やしてもらえないかどうか掛け合っても見た。
「仕事がとても少なくなってきたので、やめて違う仕事をしようかなと、本気で今考えてるところなんです」
「そうか。うちだって少なくなってきたし、チラシなんか、自分で撮ったもので充分だというクライアントも多くなったからねえ」
その会社の絶対仕事量も一次に比べると減っており、テクニックを必要とする写真のニーズもなかなかない状況だった。
「ええそうですよねえ。記念写真だって、七五三ぐらいしかスタジオ撮影も頼れないし、もうちょっとやってられないなと妻とも話して、やめようかと………」
そのときはその後、業界の雑談をしただけで、たいした実りはなかった。むしろ絶望感が増しただけだったが、何とかもう少し続けたらという説得もあり、そのときは自分ももう少し続けてみようか、と思った。
そんなとき、仕事を出してくれていた広告制作会社の、懇意にしていたコピーライター本田が、販売促進コンサルタントとして独立した。
Kはすぐにお祝いのメールを送った。
その返信では、撮影の仕事があったらお願いしますからよろしく、ということも書いてあったが、それは挨拶と同じようなもので実がなく、それだけのことで、彼から仕事が来るということはなかった。
Kはそのときお祝いメールを送るのと同時に、本田の挨拶状に書いてあった経営者向けのメールマガジンにも配信登録した。
そして週1回送られてくるメルマガを読んでは、たまには感想を書いて送ったこともあった。
そんな本田からあるときメールが届いた。
「Kさん、お元気ですか。いつも私のメルマガを読んでくれているようで、ありがとうございます。その後仕事の方はいかがですか。コンスタントに◯◯(彼が勤務していた広告制作会社)からは仕事が来ていますか。
さて、もしまだ写真に関係した仕事を続けていくという決意があるのなら、私の提案を受けてみませんか。」というものだった。
Kは悩んだ。
最近では収入の減少で妻ともケンカがちで、いよいよやめようかなという瀬戸際だった。
そして熟考の末、イチかバチか提案を受けてみることにした。
それでだめなら本当にやめようと思った。
さてこれからが、Kの復活をかけた物語だ。
<2>へつづく。
(このストーリーはフィクションです)
それでは今日はこれで。
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