言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

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門前成市か門前雀羅か

2011-04-21 08:49:36 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

門前雀羅」という四文字熟語を知っていますか。ビジネスではあってはならない言葉です。
その意味は、「門の前に雀がたくさん群れていて、網で簡単にすくえるほど」ということで、人が一人もいない、お客様が全然いないという意味の言葉です。

その逆の四文字熟語は、みなさんがよく知ってる「門前成市」です。
門前、市を成す、ですね。
商売がうまくいっている、繁盛してお客様で群れているということです。
あなたの店の前は「成市」ですか、それとも「雀羅」ですか。。

門前に雀が群れないようにするには、どうすればいいでしょうか。
門前の雀を追っ払ってくれるのは、お客様です。

和歌山電鐵貴志川線貴志駅の駅長は、有名な猫の「たま」ですね。
(ちょっと私事になりますが、私は高校時代その電車に乗って通学していました。そのころはまだ南海電車の貴志川線だったですけどね)
「たま」が駅長になったことで、門前の雀を追っ払うことができました。
しかしこのようなことは稀です。一番最初にやったから意味があるんです。
柳の下のどじょうのごとく、同じように真似をしても、二番煎じ三番煎じではインパクトもありません

また、あるインパクトでお客様を集めて門前の雀を追っ払っても、インパクトがなくなるとすぐに雀は集まってきます

「たま」駅長だって、ただそれだけではすぐに門前に雀が群れたでしょう。
群れさせないように継続して、「たま」駅長に関係するイベントや関連商品の販売などを行っているから、今でも話題にされ、客足が衰えないのではないでしょうか。

あなたの店で同じようなことをしたとして、それをずっと継続させていくことができますか。
私はそんなことよりも、雀が来ないように、地味で基本的なことに力を入れたいと思います。

一番いいのは、当たり前すぎますが、固定客を増やすことです。そして常に増やし続けることです。特に増やし続けることが大切です。
固定客であってもいつかはいなくなります。転居とか亡くなるとか、飽きるといった様々な理由で、固定客でさえ流動します。

従って固定客を大事にしていこうというのも必要なことですが、さらに一見客を固定客にする努力も怠ってはならないのです。
固定客が大事なのはもちろんですが、一見客を簡単に扱ってしまうと、固定客は増えません。
それではどうすれば固定客が増え続けるのでしょうか。

それは店々によって違います。それは、みなさんで考えてみましょう。
ただひとつ共通しているのは、一度でも足を運んでくれたお客様に対するフォローを大切にするということです。

どれが良くて、どれがいけないということは一概にはいえません。
ある店に合っている方法でも、他の店ではうまくいかないということもあります。

要はどれだけお客様の笑顔を誘発できるかハッピーな心にできるかではないでしょうか。

お客様の笑顔のために、今からしなければならないことをまず第一に考えて、店を運営していきましょう。


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それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日も普段通りの良い一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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