こんにちは。
販促コンサルタント、藤田です。
本日2回目の投稿です。
この<コピーライターになりたいか>というカテゴリーでは、50回連載限定で、コピーライターになりたい人や、キャッチコピーを作りたい経営者の方向けにコピーとは何だということを解説しています。
かつてメルマガで配信していたものの再録ですが、貴重なアドバイスが含まれていますので、読んで損はありません。
(なお配信は原則毎週1回月曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)
それでは第7回目です。
7.聞く耳を持つということ、持たないということ(1)
あなたは聞く耳をどれくらい持っていますか。と、唐突に言われてもちょっと判りませんよね。これから言うことはちょっと矛盾するかも判りませんが、どちらも聞いておいた方がいいと思います。
「聞く耳を持たない」「聞く耳を持つ」両方ともよく聞く言葉です。
『聞く耳を持たない』
↓↓
人の忠告を全然聞かないで独断でやってしまう人のことを、ネガティブな意味でよく批判するときに使われる言葉です。
でもわたしは、もっといい意味で、ある程度『聞く耳』は持たない方がいいということをいつも考えています。
というのは、人の意見をそのたんびに聞いていると、まとまるものもまとまらなくなって、どうしようもない、惨憺たる結果になることが往々にしてあるんですね。
特に企画や商品開発、販促手段などの会議ではそうなることが多く、最終的にはもう一度各自の机に持ち帰って考えをまとめるという結果になってしまいます。「船頭多くして舟山を上る」ということわざ通りになってしまうことが多いんです。
いくら議論しても、百論百出でまとまらないし、飛び抜けたいい案もあまりでません。それでもまだ、百論百出ならまだいいんですが、なかなかみんな案を出さないのが会議です。
ちょっと話が飛びますが、以前聞いたことがある話です。
ある会社の社長の話です。
その会社はよくヒット商品を飛ばすことで有名なんですが、インタビューで、どうしてそんなにヒットをたくさん飛ばすことができるんですか、って聞かれたときに答えた言葉です。
『たくさんの人間にその商品のことを聞くんです。どうだろう、今度こんな製品を考えてるんだけど。って』
**ここであなたは、やっぱりいろいろな人に聞くじゃないか、と思うでしょ。でもその社長の考えることは、ここからがちょっと違うんですね。
『みんながみんな、100人に聞くと、99人、100人が、そりゃだめだよ、それはちょっと売れないだろうねえ、と言われる製品を、商品化すると、必ずといっていいほど当たる』ということです。
**ここであなたはどう思いましたか。
そうなんです。
人の意見なんて、そんなにあてにはならないということです。人の意見なんて、ありきたりのことが多いし、真剣に考えてはくれていません。人の意見は、たくさん聞くことはいいけれど、聞くだけ聞いたら、ある程度無視していいでしょう。そんな中にも、自分でもホォーというようなびっくりする意見があれば、それは心の片隅にでも入れておけばいいんです。
それよりも、やはり必要なのは、議論、意見の中から自分のモノにどれだけできるかということが肝心です。そのためには、自分なりの確固とした、核となる考えを持っているということですね。
そうすると、人の意見には耳を傾けた方がより幅の広い企画やアイデア、発想が可能になります。
じゃあ、やはり人に聞いた方がいいじゃないか、という反論もまた出てきました。それは、自分が確固とした人生観というか、哲学というか、そういった自分なりの思想さえ持っていれば、いくら人の意見を聞いてもいいでしょう。
でも、です。
そんなに自分の確固とした考えをあなたは持っていますか。持っている場合は、いいんじゃないですか、たくさんの人の意見を聞いて。自分の意見をしっかりと持たないうちは、あまり人の意見を参考にはしないで、もっと自分を出したコピーを書いた方がいいと思います。
(つづく)
<8>へつづく。
それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
下記のメルマガ「売れるキャッチコピーを作ろう」をぜひお読みください。
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群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所
http://www.shakatsu.co
E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)
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7.聞く耳を持つということ、持たないということ(1)
あなたは聞く耳をどれくらい持っていますか。と、唐突に言われてもちょっと判りませんよね。これから言うことはちょっと矛盾するかも判りませんが、どちらも聞いておいた方がいいと思います。
「聞く耳を持たない」「聞く耳を持つ」両方ともよく聞く言葉です。
『聞く耳を持たない』
↓↓
人の忠告を全然聞かないで独断でやってしまう人のことを、ネガティブな意味でよく批判するときに使われる言葉です。
でもわたしは、もっといい意味で、ある程度『聞く耳』は持たない方がいいということをいつも考えています。
というのは、人の意見をそのたんびに聞いていると、まとまるものもまとまらなくなって、どうしようもない、惨憺たる結果になることが往々にしてあるんですね。
特に企画や商品開発、販促手段などの会議ではそうなることが多く、最終的にはもう一度各自の机に持ち帰って考えをまとめるという結果になってしまいます。「船頭多くして舟山を上る」ということわざ通りになってしまうことが多いんです。
いくら議論しても、百論百出でまとまらないし、飛び抜けたいい案もあまりでません。それでもまだ、百論百出ならまだいいんですが、なかなかみんな案を出さないのが会議です。
ちょっと話が飛びますが、以前聞いたことがある話です。
ある会社の社長の話です。
その会社はよくヒット商品を飛ばすことで有名なんですが、インタビューで、どうしてそんなにヒットをたくさん飛ばすことができるんですか、って聞かれたときに答えた言葉です。
『たくさんの人間にその商品のことを聞くんです。どうだろう、今度こんな製品を考えてるんだけど。って』
**ここであなたは、やっぱりいろいろな人に聞くじゃないか、と思うでしょ。でもその社長の考えることは、ここからがちょっと違うんですね。
『みんながみんな、100人に聞くと、99人、100人が、そりゃだめだよ、それはちょっと売れないだろうねえ、と言われる製品を、商品化すると、必ずといっていいほど当たる』ということです。
**ここであなたはどう思いましたか。
そうなんです。
人の意見なんて、そんなにあてにはならないということです。人の意見なんて、ありきたりのことが多いし、真剣に考えてはくれていません。人の意見は、たくさん聞くことはいいけれど、聞くだけ聞いたら、ある程度無視していいでしょう。そんな中にも、自分でもホォーというようなびっくりする意見があれば、それは心の片隅にでも入れておけばいいんです。
それよりも、やはり必要なのは、議論、意見の中から自分のモノにどれだけできるかということが肝心です。そのためには、自分なりの確固とした、核となる考えを持っているということですね。
そうすると、人の意見には耳を傾けた方がより幅の広い企画やアイデア、発想が可能になります。
じゃあ、やはり人に聞いた方がいいじゃないか、という反論もまた出てきました。それは、自分が確固とした人生観というか、哲学というか、そういった自分なりの思想さえ持っていれば、いくら人の意見を聞いてもいいでしょう。
でも、です。
そんなに自分の確固とした考えをあなたは持っていますか。持っている場合は、いいんじゃないですか、たくさんの人の意見を聞いて。自分の意見をしっかりと持たないうちは、あまり人の意見を参考にはしないで、もっと自分を出したコピーを書いた方がいいと思います。
(つづく)
<8>へつづく。
それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
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