言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

1.「あるカメラマンの決心とチャレンジ」<3>

2011-04-27 11:36:03 | 繁盛店物語(創作)
こんにちは。
販促コンサルタント、藤田です。
本日は2回目の投稿です。

このカテゴリーは基本的にフィクションです。
販促経営コンサルタントの本田といういうわたしの分身を登場させて、様々な経営再生の様子を描写していきます。
内容はフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回水曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)

それでは第3回目です。

1.「あるカメラマンの決心とチャレンジ」<3>

計画とスケジュール、当面必ず必要なもの、顧客が増えてきたら必要なこと、………次から次へと出てきた。

前例もない、ただ手探り状態からであったが、スタジオアリスの見学や、高感度のペットショップやペット用品店などにも足を運び、その度に思いついたアイデアや考えられることをとりあえずリストアップした。

ペットと子供は、基本的に同じだという認識を忘れないようにもした。
ペットの飼い主は、ペットを自分の家族だと思っているので、それらしく扱わないと、ちょっとした失礼な動作が、お客様を怒らせてしまうからだ。

計画から約3ヶ月後に新生Kスタジオ“ペットフォトスタジオ”(仮名)がオープンした。
チラシを市内や隣県のペットショップやペット用品店におかせてもらった。

しかしオープン当初は、始めての業種ということもあり、すぐにお客様が来るということも少なかった。

その間Kは、コンサルに言われた通り、朝晩近くの公園に行き、散歩にやってくるペットたちの写真を撮っては、焼き増しし、翌日にはチラシとともにプレゼントするという、地道な販促活動もした。

もちろん同じ公園ではなく、どんどん遠くの、ペットが散歩に来そうな通りや広場にも足を伸ばしては、飼い主たちに断っては写真を撮り、プレゼントするという活動を地道に続けた。

もちろんチラシにはアルバム代無料や割引のクーポンをつけた。
それが功を奏したのかペット仲間の口コミで広がり、徐々にお客様がやってくるようになった。

一度やって来たお客様へのフォローも欠かさなかった。
たとえば、ペットの誕生日やお客様本人の誕生日を聞いておき、その日に花をプレゼントしたりして、お客様に忘れられないように努めた。

いつか気がついたら、コンサルタントの提案を受けてから1年が経っていた。
珍しいということで、地元の新聞やラジオ、ミニコミ紙、広告紙などからの取材依頼も受けた。

まだまだ経営は苦しく、順風満帆とまではいかないが、今の悩みは、どうしたらお客様にもっと喜ばれるサービスができるだろうかという、楽しい悩みに変わった。

そして1周年記念イベントとして、自宅裏の栗林を解放して、お客様を招き、栗拾いをしてもらおうと企画している。
もちろん拾った栗はそのまま持ち帰ってもらうつもりだ。

ペットには直接関係ないが、それでも喜ばれるのではないかと思っている。
とにかくあるもの、利用できるものは何でも使ってみるつもりでいる。

さらに旅行会社とタイアップして、ペット同伴の1泊バス旅行の計画なども温めている。

こんなうれしい悩みをたくさん抱えて、Kは今、自分も飼い始めたペット、ラブラドールレトリバーと毎日遊んでいる。
もちろんスタジオには、お客様がペットと撮った写真とは別に、そのラブラドールの成長の記録写真がところ狭しと飾られているのはいうまでもない。


                              おわり

(このストーリーは基本的にはフィクションです)

それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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小売業の節電対策

2011-04-27 08:59:11 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

今日は、世の中の流れである節電対策をうまく利用しよう、というテーマで書いてみます。

福島原発の事故で、この春一時は東京電力管内で、計画停電が実施されました。
今は何とか、みんなの節電効果で、停電させなくても供給電力は足りているようですが、この夏はまた足りなくなるので、5月から早々とクールビズだと言われています。

電機メーカーでは早々とサマータイムを実施するという発表がありました。
戦後の一時期、サマータイムが取りざたされては実施されてこなかったようですが、今回は大震災というきっかけがあり、早々と議論される前に実施が決まったようです。

ちなみにサマータイムというのは、時計を1時間進めて、朝8時始業だったのならそれを7時に繰り上げ、終業時刻を夕方の5時であったのを4時にするということです。
そうすることで、終業後はいつもより1時間のゆとりができて、その時間を人それぞれ有効に使えるという主旨の就業スタイルです。
ゆとりの時間を趣味などに使うことによって、経済活動もその分活発になるという目算もあります。
しかし試行後、実施されなかったのは、実際に働く人たちの睡眠間が減り、その結果、仕事に就いてもだらけてしまい、能率が落ちたということがあからさまになったので、結局は話題に上る度に、取りやめになったという経緯があります。

さてあなたの店でも節電で店内の照明を落としていると思いますが、どのような落とし方をしているでしょうか。
節電対策なら節電対策を逆手に取った照明方法を考えていますか。

たとえば、販売強化したい商品に明るいピンスポットを当て、その周囲の照明はわざと落としてみてはどうでしょうか。
ブティックなどはそれを効果的に利用できますね。

ケーキ屋さんなんかも、ケースの外から、熱の出ないLED照明を、新製品や強化商品にライトを当て、いやでもお客様の目がそこに行くように誘導すれば、それはそれで販売促進として生かすことができます。店内がちょっと暗めであればあるほど、逆にそれが生きてきます。

いかがでしょうか。
逆風があれば、その逆風にどのように乗っていくかというような思考でアイデアを練ればいいんです。
逆らっていると、吹き飛ばされてしまうことでも、その風に乗ると、もっとうまく、今まで以上に販売が伸びるかもしれません。

要は、逆風が吹いても、アイデアひとつで、乗り切れることもあるということです。
ただしその流れには逆らわないで、それをうまく利用するという方向で考えるということですね。


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それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日も普段通りの良い一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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