言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

商品を愛さない人

2011-04-16 09:13:41 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

今日は土曜日、4月もあっという間にもう半ばを過ぎてしまいました。
2、3日前から急に暖かくなり、半袖シャツに着替えている人も見られるようになりました。
大震災後1ヶ月ぐらいはずいぶんと春なのに冷える日が多くて、被災地では特に厳しい冷え込みでたいへんな日々だったようですが、昨日ニュースを見ていると、そちらの方にも桜が咲き始めたようです。
みんなを慰める桜の開花であってほしいなと思ってます。


▲その桜ですが、昨日知り合いのお寺に行ってきました。
 そのお寺には大島桜やしだれ桜、ソメイヨシノなどの桜がたくさん植わっていて、この時期は近所の人の目を楽しませています。昨日はその桜が散り始めていて、時々強い風に煽られ、花吹雪が目の前に現出しました。素晴らしい刹那の眺めで、カメラをかまえることも忘れ、見とれていました。
 桜は散り際が一番いいようですね。


さて最近少なくなりましたが、ブックオフなどの中古本屋さんにいくと、たまにいわゆる背取りの人を見かけます。
背取りというのは、店舗を持たない古本屋さんで、本の背表紙を見て、この本は価値があるというものを探しては、それを高く中古本屋さんに売る人のことを当初は言っていたのですが、今は、ブックオフなどで105円の本を仕入れ、アマゾンの通販部門であるアマゾンマーケットプレイスに登録して、販売している人のことをそう呼ぶそうです。
実は私も読んだ本を登録しています。たまには売れます。

ときは105円で買った本が数千円で売れることもあるそうです。
そんな貴重本も求めて、仕入にいそしむわけです。
さてそのセドラー(背取りをする人のことです)ですが、こんな人も見かけました。

彼は、その商品の価格情報をケイタイで調べながら、どんどん棚を見ていくわけです。
ケイタイ片手に、商品を入れるかごを床におき、めぼしい本を手に取ると素早くケイタイで価格をチェックします。

よし、と思ったら、彼はその本を床のかごに投げ入れました。そればかりか、隣りの棚に移る際にどうするかと見ていると、なんと、本を入れたかごを、足で横に滑らせていったのです。足で!
こんな人から本を買う人は不幸だと思いませんか。

なぜなら、彼は本を愛していないからです。
商品を愛していないからです。
本をただの物、それ以下の物としか見ていないんですね。
買ってくれる人に対して失礼だと思わないのでしょうか。
こんな人から、本は買いたくないですね。

ひるがえって、実際に自分の店で商品を販売している方にお聞きしたいのですが、あなたはこのように商品をぞんざいに扱ってはいないでしょうか。
ともすれば忙しさにまぎれて、足でけとばすというようなことは過去にもなかったですか。

あなたとあなたの家族、そして従業員のみなさんを養ってくれている商品ですよ。
そんなことをしていいわけはありません。
「敬客愛品」と大きく荷台に書いたトラックをたまに見かけますが、お店だって、それこそ「敬客愛品」を実践してこその商売だと思いますが。

そのセドラーは、きっとリアル店舗での商いはできないでしょうね。
口では「敬客愛品」をうたいながら、きっとどこかでは客をバカにしたり、商品を投げたり、けったりするでしょうから。

商品を愛さなければ商売をやる権利はありません。



▼下記は現在配信中の、無料メールマガジンです。
お店や会社経営のちょっとしたいいヒントがたくさん載っています。

消費者目線のマーケティング

繁盛店になりたいか!

「あっ、そうか! ちょっとした『気づき』が繁盛店に変える」

それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日も普段通りの良い一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所
http://www.shakatsu.co

E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)