言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

営業はひと通りのストーリーを描いてから

2011-06-05 09:09:59 | 一流の営業を目指そう
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。


さて、このご時世、太陽光発電はまあいいとして、オール電化を、訪問してまで勧めるセールスというのは、ちょっと時期的に難しいんじゃないかなと思いませんか?


昨晩7時半頃、わが家のインターフォンが鳴りました。
久しぶりに娘が東京から帰ってきたので、家族で夕飯を外に食べにいってきたのですが、その帰宅直後のことです。

今頃誰だろうと見てみると、若いスーツ姿の男が玄関に立っていました。
セールスだなと思ったので、インターフォン越しに話を聞くことに。

最初に彼が言った言葉は「この地区の担当になりまして、ごあいさつに伺いました」です。
そんなのはそちらの勝手で、誰が何のこの地区の担当になったとしても、わが家には一切関係のないこと。
そんなことを第一声に言うようにとでも言われているんでしょうか。

何のために、どういう理由できたのかを言う前にそんな馬鹿なことを言うから、初めから信用されません。

「それで、何?」と聞くと、オール電化と太陽光発電を皆様にお勧めしているんですが、少しお話を」というのです。

なるほどわが家はオール電化ではありません。
新築2年ですが、建てるときに一番最初にオール電化を勧められましたし、最初の設計ではオール電化になっていました。

しかし電磁波の問題がまだ世界的にも解決されていないということもあったので、調理やお風呂などの熱源はガスにしました。
わが家の地域はちょっと田舎なので、都市ガスが来ていません。台所の外にプロパンガスのボンベが2本ついています。それを見れば一目でここはオール電化ではないと分かります。

しかしもうひとつ、これは営業の基本ですが、そこはどういう家なのか見ることです。
その家のストーリーを、自分なりに組んでみなければなりません。

見れば一目瞭然、新築と判ります。新築なのにオール電化にしていないということは、していない意味、考え方がきちんとあるということなんです。

そういう家にむやみにオール電化を勧めるというのは、はっきり言って営業の基本さえ判っていないんですね。
そういうところを見極めて営業にかからなければ無駄足が多くて、一向に成績が上がるわけがありません。

太陽光発電もそうです。新築の家でついていないということは、単に嫌いなのか、予算がないか、どちらかです。
わが家も当初考えましたが、2百万円近くもかかってしまうので、断念しただけの話です。
つけようと思ってもあと何年かは無理です。 

ベテランの営業の方なら、そんなことは一目見て理解し、わざわざムダと分る営業はしないはずです。

そして決定的に悪いのは、という時間です。
そんな時間に知り合いでもない営業の人がきたって、話に乗る前に、訪問時間も弁えない失礼な奴だという先入観が先にきます。

何から何まで、営業のイロハさえ弁えないダメ営業さんでした。

上司はとにかく片っ端から当たっていけ!とでもハッパをかけて送り出したのでしょうか。
それならその上司も昭和時代をそのまま今に持ち込んでいる生きた化石でしかありません。

営業には営業のストーリーがあります。
そのストーリーを自分なりに消化してかからなければ、いつまで経っても空振りばかりで、絶対にものにはなりません。

もっと賢くなりませんか。

それでは今日はこれで。


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