こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。
今はまだ曇り空ですが、今日はほぼ一日雪模様という予報がでています。
車で出かけるわけですが、日中の仕事なので、先週同様何とか大丈夫でしょう。
朝の気温はいつもよりはちょっと、ほんのちょっとだけですが高めで、あまり厳しい冷たさはありません。
さて、本題ですが、今日は、昨日の続きのような内容です。
昨日は10%割引ということで、お店側とすれば、10%引くとその10%がそのままコストアップになるけれど、受け取る消費者の立場からいうと、ほとんど引かれていないと感じる、というようなことを述べました。
昨日は立春で、いよいよ春ですが、ファッション店を中心に冬物バーゲンは最終段階に入っていて、半額は当たり前、70%、80%引きというものまでファッションや雑貨店ではでています。
その伝で、やはり割引となると、20%引きでもあまりたいしたことないなあとわれわれなら感じます。
そのように割引の数字を麻痺させたのは、とりもなおさずお店側です。
かつて消費税が5%になったときに、その5%をサービスということで、爆発的に売れましたが、今や5%引きしますなんて、表示があっても、何それって感じで、全然気分を盛り上げる数字ではなくなっています。
処分ということでの割引率で消費者が考える数字は50%(半額以下)以上であり、お店側で考えるのは、今までのバーゲン会場にたくさん足を運んだ経験からみてほとんど30%からのような感じですね。
そこには20%の開きがあります。
販売する側としては30%も(!)引いているのだというスタンスですが、消費者側からするとなんだ30%しか引かないのか、という感覚になります。
そうした売る側と買う側の数字の温度差ということも真剣に考えないと、30%処分市をやってもあまり売れなかったという苦い経験も味わうことになってしまいます。
なぜそのようなことを言うのかというと、私はファッション店にしろどの業種にしろ、数字でのバーゲンというのはあまりお勧めしない、ということなんです。
バーゲンをするということは、その商品を作った製造元、製造に関わった人たちをないがしろにするという行為でもあります。
そろそろバーゲンでの処分セールを考え直す時期にきているのではありませんか?
じゃあお前はどんなセールを企画できるんだという声が聞こえてきそうですが、すぐに“セール”にしか結びつけることができないその考え方そのものを改めてみませんか、ということなんです、言いたいのは。
それでは、『見本のような不振店の逆襲』第5回です。
中に入ると、左側が客室になっているようで、反対側にいくとトイレになるようだ。
レジがある。
誰もいない。
約束の時刻は午後3時だったから、レジ付近に誰もいなくても不思議ではない。
しかしどこからも「いらっしゃいませ」の声がしない。
けっこう自動扉の開く音が大きかったので、誰か近くに入ればお客様が見えたことが分かるはずだ。
お客様が見えたことが判らないようでは、ダメだろう。
仕方なく本田は少し中へ入っていき、小さめの声で「こんにちは」と言ってみた。
それでも返事はなく、もう少し大きめの声で「こんにちは!」というと初めて、帳場の奥の方から「はあ~い」という男の声が聞こえた。
それが店主の飯田だった。
店内にはお客様はいなかった。
この時間ーーー午後3時頃だから、それも無理はないか、と本田は胸の内で思った。
もちろんこの道路そのものの通行量が少ないのだから、この状態は当たり前なんだろう。
それにしても店内が暗かった。
(第6回に続く)
それでは、また明日。
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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
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