こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。
昨日の雨空とは一転、今朝は明け方から晴れています。
しかしまた季節風も吹いていて、ちょっと寒い感じ。
昨日は関東南部などでは雪になったようですが、こちらは冷たい雨でした。
榛名山の頂上付近も白くなっていません。
昨日帰宅してから見たニュースの映像には驚きました。
まさに旅客機が道路を横断して墜落していくところが映し出されていたからです。
ドライブレコーダーが発達したので、こういった映像も撮れるようになったのですね。
しかし恐ろしい映像です。
この台湾での旅客機墜落事故でもたくさんの方が亡くなられましたが、それでも20人ほどは命が助かっています。
どこにその生死の別れ目があるのか分かりませんが、単に“運”で処理していいのか………。
さて、本題です。
昨日訪問したあるメーカーは、本来はBtoB製品(部品)を作ってきた企業ですが、最近その技術を活かして一般消費者向け、いわゆるBtoC商品の開発に向けて試行錯誤していまして、そのアドバイスで2年ほど前から伺っています。
その中にひとつの試作品がありまして、それをサンプリングとして知り合いに渡したところ、ほぼ100%、本来の使い方とは違った用途に使われていたという結果がでました。
面白いですね。
わたしもそれを最初見たときに漠然と思ったことですが、やはり消費者は正直で、作られた意図とは違うものとしてその用途を見出してくれました。
その方がしっくりとくるわけです。
で昨日は、じゃあ営業先もその方向に持っていった方がいいのではないかと私も言ったのですが。
また本来意図された用途として、その筋の専門家に聞いたところ決定的に違うのは、その重さ感の違いでした。
もっと重さがないといわゆる“感じ”がでないということなんですね。
おかしなものですね。
特に嗜好品というのは、そうした本来関係のないところまで感覚的に味わっているわけなんですね、人というのは。
器まで、やはり“それらしい感覚”がないと駄目なんでしょうね、特に日本人という人種は。
またひとつ勉強になりました。
さて、『見本のような不振店の逆襲』第6回目です。
どうぞ。
帳場から出てきた男性ーーーよくそば屋などで見かける上っ張りを羽織っていたーーーに、本田は固い顔をして挨拶をした。
「こんにちは。先日お電話いただいた本田です」
「初めまして、飯田です。今日はどうもありがとうございます」
飯田は、さすがに商業者特有の笑顔で、本田に応じた。
「こちらこそ。お役に立てるかどうか分かりませんが、できるだけのことはしたいと思います」
「まあどうぞこちらへ」と飯田に案内されたところは、明るい窓際の席で、ここなら外の明るさがそのまま感じることができそうだ。
本田は言われるまま坐るなり、言葉をぶつけた。
「店の中、暗いですね。いつもこんな感じなんですか?」
「ええだいたい。今ちょっと消しているところもありますが」
「そうですか。入ってきたとき暗いなあって、思ったんですよ」
「あ、そうですか。わたしはいつもこんなこんな感じなので、それほどには思わないんですが………、暗いですか?」
「確かに暗いですよ。ちょっと普段つけている灯も今ちょっと点けてくれますか?」
飯田は席を立って帳場の奥に姿を消し、そこから声をかけてきた。
「はい点けました」
なるほど全部点くと、それなりには明るくなったが、それでも全体には暗い感じが残っている。
それはやはり店内の調度のせいもある。
民芸風な調度が多いので、色調が押さえられているというせいも確かにある。
それを差し引いても、やはり何か暗さを感じる。
何だろう。
そう、それがそもそもの不振店特有の暗さなんだ、ということに本田は思い当たった。
第7回に続く。
それでは、また明日。
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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
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