言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

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お客様の質問には?

2015-02-24 09:44:48 | 生き残るということ

こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促経営コンサルタント、藤田です。

今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。


昨日は温かかったですね。
薄曇りが多かったのですが、それでも気温が高くて、3月のさくらが咲く時のような………。

ということで、2、3日前からわたしのMacの画面は近所の土手の桜並木です。

昨日は2週間ぶりに桐生に、午後ずっとお邪魔していました。


さて、本題です。

my奥さんはお店に買物に行くと、よく店員さんにものを聞きます。

ちょっとでも分からないことがあると聞くんですね。

わたしには分かっているようなことでも、わたしに聞かないで、もちろん店員さんに聞きます。
それはそちらの方がその道ではプロなんだから、というように感じているからでしょうね。

そんなこと分かり切っていることなのに、と私が思うようなことも、平気で聞きます。
(隣りにいてちょっと恥ずかしいようなことも)


で、そのときの店員さんの態度には2種類あります。

嬉しそうに聞かれたことを話す人と、笑顔なんですが、ちょっと内心困ったなあと感じているような人、です。

“あなた”はどちらのタイプですか?


商売人なら、もちろん前者のタイプでなければいけないはずですが、最近後者のような店員さんもよく見かけます。

パートさんやアルバイトの人に特に多いですね。

わたしに聞かないでよ、ただのパート(アルバイト)なんだから”と露骨に顔に出ている人もたまには見かけます。


あなたのお店でも、もしかしたらそんなことが日常茶飯事ではないにしても、たまにはあるかもしれません。

しかし、お店のことでも、商品のことでも、お客様に聞かれるということは、お客様が信頼して、あなたがプロだからと思って聞いてくるわけで、それに対して、自分はパートだからそんなことは知らなくてもいいんだというような人を野放しにしていると、あそこの店(!)は駄目だ、という烙印を押されてしまいます。


素っ気ない態度をされたら、それが単なるアルバイトの人であっても、my奥さんも言いますからね。
あの店(人じゃないんですよ)、だめ!


どうします?

たった一人のアルバイトのせいで、お店全体の評価が“駄目”になってしまったら。

アルバイトならまだしも、店の責任者でもそういった態度を取る人がいますけどねえ………。

商売人としては、「最低!」


お客様が何かを聞くということは、少しでもあなたのお店に興味を持っているから、商品に興味を持っているから、なんです。

ウインドウショッピングなら、聞かないはずです。

なのに、そこでせっかくのお客様の興味をなくすような態度をするということは、ここで買ってもらわなくてのいいですよ、と言っているようなもの。

じゃあ店を出すなってことですよね、お客様にしてみれば。

辛いですね。

でも楽しくすることはいくらでもできますよ。



さて、昨日から始まったフィクション『ある限界商店街の小さな一歩』の第2弾、いかがですか。

今日は早速第2回目です。
どうぞ。



これはある地方の町の、どこにでもある、今やシャッター通りと化した限界商店街の小さな再生の物語だ。


ここ満天通り商店街も全国の例にもれず、ここ10数年でシャッターを下ろす店が続出している。

昭和の一番盛んなときにあった93店舗が、今や30数店にまで減り、さらに少なくなろうとしている危機的な状況を迎えている。

もちろん客が減ったというのが大方の理由だが、そんな店を継がないという、店の後継者が続出していることが、それに拍車をかけている。

店が繁盛しているときに育っていい目をしている大半の後継者たちほど安定志向が強く、客の少なくなった店の現状を見ると、これから辛い現実を継ぎたくないというのが本音であった。

そうして、ウイークデーには人っ子ひとり通っていない、という時間もあるようになった。


こういった現状になる前には、もちろんいろいろと手を打った。

行政からは補助金が出て、商店街の名物マップも作成し、商工会議所ともタイアップして様々なイベントを行ってきた。

もちろんその都度一度は来店客も増えたが、しばらくするとまた元通りの人出に戻っていく。

空き店舗に出店するチャレンジ制度も行政のバックアップで始め、若者を取り込んでみたこともあるが、これも長続きする店舗が少なく、始めてから今まで1年以上続けている店舗は、1店舗しか残っていない現状がある。

行政のバックアップといっても、補助は数ヶ月間しか受けられず、存続し、独り立ちできるまで補助を受けられないといった継続的なバックアップは望めない。

さらには地元の商業高校のショップも定期的に出してはいるが、それとて実験店舗に過ぎず、とにかく継続を元にした店舗が育たずにいるのが現状であった。

そうして、これといった起爆剤もないまま、ひとつ減り、ふたつ減りと個店が少なくなっていった。

現状で何とか落ち着いてはいるが、これとてすでに商店街を維持できる店舗数を下回っている限界商店街と言えた。


                       続く




それでは、また明日。

今日も一日、『スマイル!』で、がんばろう!


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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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