言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

バラorパック?

2015-02-17 10:03:11 | 生き残るということ

こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促経営コンサルタント、藤田です。

今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。


朝から曇っていますが、起きがけにはちょっと陽も射していました。
でも北西の空は厚い雲が覆っていて、それが徐々に街全体を覆うように、今はなってきています。

朝のニュースを見ていると、八王子辺りではずいぶんとたくさんの雪が降っていましたね。
こちらでは何か雨っぽい感じです。

さてどちらになるやら………。



さて、本題は、またまた昨日の続きのようになりますか。

昨日はバラ売りがいいのか、パック売りがいいのかとそのちょっと断片を書きましたが、その選択はあなたの問題であると突き放しました。

まあその通りではあるんですけど、もうひとつの選択として、バラ+パックがありますね。

よく分かりやすい例としては、レストランのサラダバーですね。

あれはお客様が、好きなものを好きなだけ、さらには何度でもとれるというシステムですよね。


デパ地下グルメで有名なロック・フィールドというサラダ専門店があります。
RF1という方がよく分かりますか。

あれはバラ売りの典型で、お客様が望む分だけ量り売りしています。

100g単位ですが、100gと頼んでも99gであったり、105gであったり、材料によって重さが違うので100g完璧の数字はほとんど出ませんので、係の方がだいたいの分量で計り、100gに近い数字でお客様に聞きますよね。
「103gになりますが………?」
ほぼ違いはないので、だいたいそれでOKで、秤も今は賢いもので端数まできちんと計算して出してくれます。

RF1という企業ならきちんとそれで通すわけですが、これと同じことを個人店でやる場合は、やはりRF1でできないことをやるべきですよね。

以前からよく言っていますが、“ちょい足し”です。

「ね、奥さん。105gなんだけど、それでいい?」
で、いいと言われたら、そこに少し足してあげる。
ちょっとサービスしときますね」というひと言を添えて。

これも考えてみればバラ売り+パックなんでしょうね。


他にも、先ほどのサラダ店の場合などは、お客様の好みに応じて、違ったサラダを同じパックの中に混ぜてあげるということもできますね。

わたしなども上記のRF1で買うときにも、ああこれとあれが一緒になっていた方がいいな、なんて思うものをたまにありますので。


そうなるとg単価は均一にしておくということが前提ですが。

すぐそこで、バカ言うなよ、ダイコンとカニを同じ単価にはできないよ、なんてクレームが必ず入ります。


そんなの個人店だったら、なんとでもできるでしょ?

平均値で単価を出すとか、やり方はいろいろそこから考えるんですよ。

「単価が違うからできない」からじゃ何にも考えられません。

「単価が違うけど、じゃあどうすれば同一単価にできるか」と考えなければ、何も進めないですよね。


売り方はいろいろ、ですが、お客様の買い方もいろいろありますので、その買い方を研究することで、新しい販売の方法もできてくるような気がします。

いかがでしょうか。


さて連載中の『見本のような不振店の逆襲』。今日はその17回目です。
そろそろ締めくくりに近いところまできています。

それではどうぞ。


「そんなこと言わないで、さあ、ほら。まずですね、口角、ほらここですね、ここを自分で意識して上に上げてくれますか」

本田は自分の口角に両手の人差し指をそれぞれ当てて、上に押し上げてみた。

「指であげるとだめですから、今のところを意識して、そこの筋肉、口角筋をあげてみてください」

「こうか?」

と言って飯田は、ぎこちなく口角を少し持ち上げた。

「ほら、ちょっとぎこちないところがありますが、笑顔っぽくなっていますよ。あとで鏡で見てさらに練習してください。練習しているとだんだんとそれに慣れてきますから」

「そんなことでいいのかなあ………」

「本当の笑顔というものは、やはり心の動きから、身体の内部から出てくるものですが、こういった形から入っても、不思議と笑顔に慣れてきますから、だんだんと自然に出てきやすくなるそうですよ。私はこの専門家じゃないので、確かにとは請け負えないですが、接客トレーニングの基礎としてその筋の専門家はだいたいこの練習をさせますね」

「なるほど、そうかねえ」

「ええ、ですから飯田さんも含めて、最初は恥ずかしいと思いますが、みんなで向かい合ってですね、この口角をあげる練習を、その日の最初の仕事として取り入れていったらどうでしょうか。笑顔体操とでも言うんですかねえ」

「笑顔体操か。面白いな」

「ええ、最初は皆さん吹き出してしまうでしょうが、徐々に慣れてきてきますから、必ずこれはその日の最初のルーティンワークにしましょうよ」

「分かった。やってみるよ」

「ありがとうございます。それで不思議と店内が明るく感じられるようになってきます。もちろん電球を取り替えなくてもね」

と言って本田は、まさに口角を自然に釣り上げて、笑顔になった。

それにつられて飯田も自然と笑顔になった。

「ほら、できるじゃないですか、その自然の笑顔ですよ。その笑顔、忘れないでくださいね。お客様の前に出るときだけじゃなくて、帳場にいるときもできたら笑顔を多くしていると、皆さんもきっとつられて笑顔が多くなってきますから」

「そんなもんかなあ」



第18回に続く。



それでは、また明日。

今日も一日、『スマイル!』で、がんばろう!


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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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