言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

何を言ってるの?

2015-02-11 10:15:13 | アイデア・事例

こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促経営コンサルタント、藤田です。

今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。


薄い雲がちょっと張り出していて、晴天が台無しに。
少しは温かくなるという予報ですが、今のところ、水が冷たく感じますね。

昨日は気温そのものはまだ低めでしたが、風がほとんどなかったので、その分暖かめに感じられました。

そして今日は建国記念の日、ですね。

明後日は今年最初の“13日の金曜日”で、その次の日の土曜日がバレンタインデー。

この歳にもなると、あまり関係ないし、勤めてもいないので、義理チョコもなし、と。
個人事業は辛いね、って?

チョコレートは大好きだから自分で買おうかな、なんて。


昨年のバレンタインデーは歴史に残る大雪で、わが愛車も雪に埋まってしまいましたし、わたしも外にも出られなくて2日間はほぼ家の中に閉じ込められていましたね。


さて、本題です。


わが家には今娘が出産の里帰りをしていまして、ベビーも来週でやっと産まれて1ヶ月になります。

で、いつもなら大きな音でかけていたテレビも、今はほとんど無音に近いぐらいに音量を落として見ています。


画面設定で字幕が出るようにしていますので、ドラマなどはセリフが直接耳で聞く以上によく内容が分かりますが、ニュースなどの生放送のものは10秒ほど遅れて字幕が出てきますので(いやそれもすごいことですねえ、考えてみれば、ほぼ同時通訳なんですから)、まあ分かりづらいところもありますが、助かります。

以前というか、たまにテレビの、特にバラエティの字幕などがうるさいなどという意見も上がっていましたが、あの字幕も、耳の悪い人にはものすごくありがたいことで、あの字幕があることで、家族と同じように笑えるわけです。

今その字幕のありがたさをすごく味わっています。


で、本題中の本題ですが、気になるCMがありまして。

ドコモの渡辺謙さんが出てくるCMで、占い師や千葉真一さん、着ぐるみ、通りがかりの人などから“何か”言われているんですが、あの言葉、あれが分からなかったんですね。

数回見ると、ビルのニュース文字や“はじ丸”という船名(これにはニヤリとさせられました)を見て分かりましたが、最初はいったい何を言ってるんだろうって、ものすごく気になりました。


で思ったんですが、無音のCMを流してみても面白いなあって。

特に上記のように、ドラマ仕立てで登場人物がよくしゃべるようなCMなのに、声が全然聞こえない、というもの。

「いったい何を言ってるんだろ?」
きっと視聴者はそう思ってさらに興味がわくはずです。


すべてのCMは、嫌になるほど音がでかくて、音や声の連発ですが、その中にぽつんとまったく無音のCMを入れてみると、それはそれですごいインパクトがあります。

そして、「いったい彼らは何を話しているのか、セリフはお店でご確認ください」というこれも文字のメッセージで終える。


これって来店動機にもなるし、来店しなくても、誰かがネットでそのセリフを必ずばらしますので、そこからまた拡散する可能性が大いにあります。


一番肝心なのはそのセリフやドラマの筋がしっかりとしていること、が必要ですが。
それがないとただの陳腐なCMに終わってしまいます。


「このCM、何を言ってるの?」と感じてもらえるようにするには?


さて、連載中の『見本のような不振店の逆襲』は今日が第11回目です。
それではどうぞ。


「そんなこと、なかった、ですか? こんな時間に来るなんて、ちょっとは休ませてくれよ、なんて、まあそれは大げさすぎますけど、それに似たようなこと、思ったことなかったですか?」

「うん、ないといやあ、ないと言えるけど、じゃあ絶対なかったと言いきれない気もする………」

「そうでしょ。ほんのちょっとしたことが、気の小さいお客様は気にするんですよ」

「そんなものか」

「そんなもの、なんです。その“そんなもの”とこちらが思うようなことが、積み重なっていって、今の店の現状があると私は思いますが」

「気を抜くな、ということか」

「そうです。もし気を抜きたいのなら、きちんと2時頃から5時頃までは仕込みの時間として休めばいいんですよ。まあそれだって、私から言わせればとてもお店の勝手のように感じますけどね」

「あんたにかかっちゃ、何でもかんでも店の勝手だというような感じだな」

本田の持論に飯田が反応した。

「みんなそうんじゃないのかい? 商売をやるのは自分がそれで金を儲けて、人様よりもちょっとでもいい暮らしがしたい。いやそれ以上にもっと儲けて、いい家に住みたい、いい車に乗りたいというように考えるんじゃないのか」

「そうですね。その通りです」

「それが勝手なのかい!」

「動機が不純でも、商売をやっているうちに目覚めてくる心というものがあると、私は思うんです」

「………」


(明日に続く)



それでは、また明日。

今日も一日、『スマイル!』で、がんばろう!


講演やご相談、コンサルティング、ネーミング、コピーライティングなどのご連絡はこちらまで。
   ↓
k1948f@nifty.com
までどうぞ。


ご相談は24時間365日いつでも対応しています。

お気軽にメールをください。


▼下記は現在配信中の、無料メールマガジンです。

お店や会社経営のちょっとしたいいヒントがたくさん載っています。

消費者目線のマーケティング


「あっ、そうか! ちょっとした『気づき』が繁盛店に変える」

あなたの一日が今日も普段通りの良い一日でありますように。

藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

群馬県前橋市
藤田販促計画事務所
http://www.shakatsu.com
E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)