こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。
今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。
よく晴れた北西の方角を見ると、榛名山の頂上付近は白くなっています。
久しぶりの雪模様なんですね。
昨日の、こちらでは雨で数10kmしか離れていない榛名山では雪。
冷たい雨でしたもんね。
北風が強くて、寒いような、でも陽射しがたっぷりあるので温かさもある、春の天候ですね。
本題です。
昨日はほとんど家にこもってテレビを見ていたら、面白い番組をやっていました。
林修先生がナビゲーターで、各国の教育、それも英才教育を巡る番組です。
アメリカの学校だったか、面白かったのは、大きな楕円のテーブルを囲んで生徒全員が向かい合わせで勉強しているというところです。
先生もその中の一人として、座っています。
日本のように、先生対生徒全員という形ではなく、すべてがすべてに対しているという形ですね。
それによって全員が真剣に勉強する度合いが高まります。
それでも中には居眠りをするものがいても、何か恥ずかしくなりますしね。
日本では居眠りは前の生徒の影に隠れてやりやすいのですが、全員が向かい合う形だと、どうもやりにくくなります。
話は少し変わります。
わたしがこの仕事を始めたばかりの頃、新潟のある個人がやっている学習塾のお手伝いを半年ほどしたことがあります。
その教室では各自の机の前に低い壁があって、そこに生徒が計算やら落書きやらをするので困っているということがありました。
わたしはそれに対してアドバイスしたのは、じゃあいっそのこと、そこを計算兼落書きスペースにしてしまったら、というものでした。
白い紙を毎回張り、思うぞんぶんそこに書かせるんです。
書くことによって人は学習能力が上がります。
わたしなどのアイデアも、頭の中だけで考えるのと、何でもいいから紙(ノート)に書くのとでは、全然出てくるアイデアの量が違いますし、後からもう一度追うこともできます。
ルールは、一度書いたものは消さない、ということだけ。
消したら駄目です。
だから鉛筆(今はシャープペンがポピュラーですが)よりはボールペンで書く方がいいのですが。
もしあなたが、いろいろ考えたいことがあったら、必ず紙に書くようにしてください。
書くと、書いたことが呼び水になり、さらにそこからまたアイデアの触手が伸びていきます。
そのメソッドでは、有名なマインドマップというものがありますが、それにとらわれないで、どんどんアイデアの翼を広げてくことが肝心です。
それでは連載中の『ある商店街の小さな一歩』、第8回です。
どうぞ。
「先ほどの続きになるが、この満天通り商店街もご多分に漏れず、駅から続く駅前通り商店街からひとつ曲がった通りになるんだが、800メートルほどの長さで、途中で小さな川が横切っている。昔は夏なんか、その川の畔にみんな夕涼みに出てきながら、店を冷やかして行ったものなんだ」
満天通り商店街はその川を横切ったかたちで、最盛期には93店ものいろいろな業種の店が輝いていた。
夏は夕涼み、春はお花見、秋には秋祭りにとそれぞれ季節の風情を醸し出していた。
何もない冬場はさすがに川辺にやってくるほどの人手はなかったが、それでも商店街には人が溢れ、活気があった。
それがバブルの頃からか、どんどん郊外に他県資本の大型店が現れ、その周辺が宅地造成で開発されどんどん建売り住宅が建てられるようになった。
それらを購入した若いファミリーは、市内中心部に住む親の元から離れていった。
それでもまだ満天通り商店街は賑わっていた。
だから、郊外に大きな店ができても、それほどの影響がないのだと高をくくっていたきらいがある。
にぎわいが目に見えて衰えていったのは、21世紀に入ってからだった。
最初はほんの2、3軒、店を閉じた。
田島はまだ理事長にはなっていなくて、青年部の役員に過ぎなかった。
そのときは何も感じなかった。
自分の中ではまだまだ勢いが感じられていた。
四季それぞれにあるイベントを青年部が先頭に立って行っていた。
しかしその間でも空き店舗が少しずつ増え始めていた。
あらためて気がついたときにはすでに10数軒廃業しており、あと数軒すぐにでも廃業届を出す寸前にまでなっていた。
そうなってはじめて、空き店舗が目立つようになった。
そこで満天通り商店街振興組合では、空き店舗対策チームをやっと作り、行政とも連携して、チャレンジショップ制度を打ち出し、新しい商業者を募集した。
市から開店資金20万円補助、さらには振興組合からも10万円の資金援助、そして県や市から500万円まで低金利融資を受けることができるということだった。
さらに商工会議所からは経営指導員がつきっきりでサポートし、チャレンジショップが独り立ちできるようにと手を打った。
しかし最初から補助金を当てにして出した店はことごとく失敗し、定着することはなかった。
さらに人生をかけて出店した脱サラのチャレンジャーもいたが、意気込みだけで、評判を獲得するだけの店にはできずに、散っていった。
さらにその後は、補助金や融資の対象外の店が進出し始めてきた。
ゲームセンターや、中には風俗店まがいの店の進出だ。
しかしそんな店もあっさりと撤退していくほどに、商店街そのもののシャッター通り化が進んでいった。
つづく
それでは、また明日。
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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
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