こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。
今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。
昨日はほぼ一日中薄曇りで、北風もあり、寒くて寒くて真冬のようでした。
そんな中散髪に行ってきたので、首筋も心もとなり、さらに寒く感じました。
バカ、ですか? やはり。
その寒い中、東北や関東各地で3.11の追悼集会が催されていました。
今朝は昨日よりも陽射しがたっぷりとあり、少しは温かくなりそうな予感をさせてくれる空です。
しかし、ゴミ出しで外に出た時の風の冷たさ!
本題です。
昨日車で出掛けた際に、信号待ちで止まり、ふと横を見ると、車のディーラーのショールームが目に入りました。
商談用のテーブルと椅子席が5つぐらいあり、その椅子の背の4脚のうち2脚には膝掛けがかけてありました。
お客様用の膝掛けなんでしょうね。
チェックから無地からすべて柄が揃っていないんですが、それはそれでいいなと思いました。
最近では居酒屋さんなどに行っても、膝掛けが準備されているお店も少なくありません。
女性の方を歓迎する意味では、それは良いお迎えの方法でもあります。
しかしどうなんでしょう。
以前自分が感じたんですが、その膝掛けもいいんですが、ちょっとした汚れが気になるし、見ず知らずの人がたくさん何度も掛けたと思うと、なんだかちょっと使うのを躊躇う人も中にはいるんじゃないでしょうか。
まあちょっとした居酒屋さんならそれでもいいんでしょうが、それが高級店ともなると、やはりそれなりの準備の仕方もあると思うんです。
信号待ちで止まりながら考えましたが、たとえばそのディーラーがレクサスとかベンツなどのディーラーであるなら、1枚1枚、一度お客様が使ったものはクリーニングし、お客様の前でビニール袋から出して掛けていただくようにすると、これもまたサービスのやり方としては喜ばれるんじゃないかなとも思いましたね。
同じサービスであっても、質の違いが出ます。
あなたのお店ではいかがですか?
よそでやっているサービスをそのまんま取り入れるのもまあいいんですが、それ以上の質まで提供することで、ひと味違ったサービスを提供することも可能です。
さて次は連載中の『ある商店街の小さな一歩』第18回目です。
ここからどうぞ。
「はっきり言わせていただきますね、この際だから。あなたのような方がこの商店街の役員にいるから、こうなってしまったんじゃないですか? 良くしていこうという意欲ゼロの人がいるんだから、そういう人が街をひっぱっていったら、そりゃ方向も悪くなりますよね」
「お前の言うこととはちょっと違うが、言いたくないが、まあその通りだなともいえる、か」
そう言って彼はみんなの方に向き直り、「すまなかったみんな、今まで。この場で辞任させてもらうわ。俺なんかみたいなのがいないほうが良くなると思う」
彼はそう言うと、席を立ち、出口に向かっていった。
田島が引き止めた。
「待ってくれ、村上さん。あんただけの問題じゃないんだ。みんなとは言わないが、ある程度はみんなそういったあきらめがあるのに、何とかしようとうわべでは役員会で言ってきた節がある。そうじゃないか、みんな」
田島がみんなの方を振り向いて、言った。
ほとんどの出席者が小さく頷いた。
そこでみんなは黙ってしまった。
これでは収拾がつかなくなると感じた田島は、本田の顔を伺った。
本田はここでもうひとつ、出そうか、それとも出さないでおこうかと迷っていたある考えを、いい機会だと披露しようと思った。
「みなさん、ちょっと聞いてください」と言って、本田がまた立ち上がった。
「今考えたことではなく、これも考えてきたことですが、話の方向がなんだかそっちを向いてきたようですので、私からもうひとつだけ、みなさんから猛反対は覚悟でご提案します」と言って話し始めた。
「それは、今の役員の方には全員やめていただき、新しい役員をすべて女性で行うようにしませんか。そうすることでまた違った視点で商店街を見ることができると思うんです。今まで見えていなかった消費者のニーズも、また違った角度からよく分かるようになるんじゃないかなって期待しています。また、できたら理事長は専任の方がいいですね。誰かこういった商店街に詳しい方かもしくは、消費生活に詳しい方を迎えて、町の活性化を常に考えてもらえる人を。以上です」
本田の言葉が終わると、また場内が総立ちになるような騒ぎになった。
「なんだと! 言わせておけばいい気になりやがって!」
「もういい、出ていけっ!」
「何にもわからない奴が、わかった顔で、好きなこと言いやがって。もう我慢できん!」
そんな騒がしくなった会場のどこかからゆっくりと、そしてやがては大きく拍手の音が、騒ぎ始めた人たちの声を圧するように聞こえてきた。
拍手はやがて、ひとりからふたり、そして騒ぎを鎮めていくほどに増えていった。
つづく
それでは、また明日。
今日も一日、『スマイル!』で、がんばろう!
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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
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