もう少し枷をはずしてもいいんじゃない?
こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。
今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。
今朝もまた雨。
強くはないんだけど、春雨、まさにそのようですね。
昨日も雨が時おり降る曇り空で、ちょっと冷たかったですね。
さて、本題です。
わたしはこのように、毎日毎日好き勝手にブログを書いては、アップしています。
それは自分自身に課していることで、どんなことがあっても、毎日アップすること、と飽きっぽい自分を戒める枷にと書いています。
それで、毎日毎日、いろいろ書くことがあるねえと言われるときもあります。
でも、ホントはいろいろ書くことがある=情報力が豊かではないんですね。
ホントは自分がどれだけ様々な情報を得ることができるか、その情報源をどれだけ確保しているか、そして、いつもいつもその情報源の拡大に苦心というか、努力しているか、ということの方がその人の価値は上がります。
わたしはその受信力に関してはあまりある方ではないと、自覚しています。
だからできるだけ人の話は聞くことにしていますし、さらにはどんな情報源でもいいから、手当り次第に広く浅くでもいいから、情報を受けられるように努めています。
それを可能にしているのはやはり旺盛な好奇心でしょうね。
好奇心ばかりは歳をとっても衰えていません。
どんなことにもホントは首を突っ込みたいんです。
年寄りになるとは、逆に言うと、その好奇心が希薄になることじゃないかなということも思います。
好奇心があるから、新しいことも積極的にまだまだ取り入れていきたいし、耳年増でもいいから、何でも聞き逃したくないんです。
だから、バカバカしいと言われているテレビのバラエティなども笑って見ていますし、難しい脳科学の本なども読むようにしています。
ちょっと不満なのは、そのばかばかしさの底が最近は浅くなってきているような気がすることもあることですね。
もっともっと馬鹿をやっていんだと思いますけど、何か蹴っ飛ばしてもいい良識というんですか、そういったものに制作者は縛られているような気がします。
自分自身も含めて、もう少し枷をはずしてみてもいいんじゃないのかなあって、思うこともよくあります。
あなたはいかがですか?
絶賛(? んなことはないか)連載中の『ある商店街の小さな一歩』、今日は第14回目です。
それではどうぞ、ここからです。
「え、なんだ、そんなことかっ!」
集まった役員は全員がっかりした。
そんなことは言われなくても分ってる! という怒気が、説明を始めた本田にも、まともに伝わってきた。
しかしそれは想定内だったので、本田は慌てず、臆せずに話を進めた。
「いいですか。みなさんは今そんなことはとっくに分ってるって怒りましたよね。じゃあ聞きますが、みなさんはそういう基本的なことを、個店としてきちんとやってきたのですか?」
「………」
「きちんとやってきたのなら、こんなことにはなっていないはずじゃないんですか?」
「!!!!!」
「まあみんな、一応本田さんの言うことを全部聞いてみようじゃないか。それから言いたいことを言い合おうよ」
理事長の田島が責任上、取りなした。
さらに本田は言った。
「いくら商店街全体の問題だからといっても、ひとつひとつの個店に魅力がなければ、いくら素晴らしいイベントをやって、そのときはいっぱいお客様がやって来ても、結局みなさん方の一つ一つのお店の固定客にはなっていないわけでしょう?」
本田は田島理事長の目配せを受けて、話を続けた。
もっと怒らせてもいいかなと思った。
「ですから今までやったイベントは結局無駄だったわけです。まあそれでお客様がそのときは喜んだんですから、無駄とは言い過ぎですけど、みなさんのお店の役にはあまり立たなかったわけです。」
「……………」
「にもかかわらず、相変わらずイベントに頼った集客方法では、一向に埒があかなかったわけです。違いますか」
「……………」
「はっきりって、みなさん方はかつてのよかったとき、たくさんものが売れたときのことが胸に残っていて、結局それに縛られてしまっているんじゃないでしょうか。あのときはよかった、あのときは飛ぶように売れた、あのときは、あのときは…………」
本田はここでひと呼吸おき、会場全体を見渡した。
「まず認識をあらためて、今一度冷めた目で自分が所属している商店街、満天通り商店街を見てみてください。私は田島理事長に最初ここに連れてこられたときは、正直驚きました。もう無理だと思いました。ここを再生させるなんてことはどんなに資金を投入しても無理だなって感じました」
ここでまた一拍おくように、本田は口を閉じ、集まっている理事たちを見回した。
全員の口がねじ曲がっているように見えた。
「一番最悪だったのは、私は冷え性でトイレが近いので、こういったところに行くと最初に確認するのがトイレなんですね。ここ満天通り商店街でも確認しながら歩きました。でもどこにもないんです。公衆トイレさえないんです」
「町の駐車場にあるさ」
誰かがぼそっと呟いた。
「じゃあトイレに行きたくなったら駐車場まで戻れというんですか」
「まあ、そうだ………な」
「不親切ですねえ。それじゃそれで帰ってしまいますよ。いいですか。これからはここも高齢者に向けた買物支援に取り組んでいくんでしょ。なのに、肝心のトイレがない。ハードさえ揃っていないのに、ソフトばかりじゃお客様にそっぽを向かれてしまいます。まずハードを充実させなければ」
つづく
それでは、また明日。
今日も一日、『スマイル!』で、がんばろう!
講演やご相談、コンサルティング、ネーミング、コピーライティングなどのご連絡はこちらまで。
↓
k1948f@nifty.com
までどうぞ。
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消費者目線のマーケティング
「あっ、そうか! ちょっとした『気づき』が繁盛店に変える」
あなたの一日が今日も普段通りの良い一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
群馬県前橋市
藤田販促計画事務所
http://www.shakatsu.com
E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)
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小さなお店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。
今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。
今朝もまた雨。
強くはないんだけど、春雨、まさにそのようですね。
昨日も雨が時おり降る曇り空で、ちょっと冷たかったですね。
さて、本題です。
わたしはこのように、毎日毎日好き勝手にブログを書いては、アップしています。
それは自分自身に課していることで、どんなことがあっても、毎日アップすること、と飽きっぽい自分を戒める枷にと書いています。
それで、毎日毎日、いろいろ書くことがあるねえと言われるときもあります。
でも、ホントはいろいろ書くことがある=情報力が豊かではないんですね。
ホントは自分がどれだけ様々な情報を得ることができるか、その情報源をどれだけ確保しているか、そして、いつもいつもその情報源の拡大に苦心というか、努力しているか、ということの方がその人の価値は上がります。
わたしはその受信力に関してはあまりある方ではないと、自覚しています。
だからできるだけ人の話は聞くことにしていますし、さらにはどんな情報源でもいいから、手当り次第に広く浅くでもいいから、情報を受けられるように努めています。
それを可能にしているのはやはり旺盛な好奇心でしょうね。
好奇心ばかりは歳をとっても衰えていません。
どんなことにもホントは首を突っ込みたいんです。
年寄りになるとは、逆に言うと、その好奇心が希薄になることじゃないかなということも思います。
好奇心があるから、新しいことも積極的にまだまだ取り入れていきたいし、耳年増でもいいから、何でも聞き逃したくないんです。
だから、バカバカしいと言われているテレビのバラエティなども笑って見ていますし、難しい脳科学の本なども読むようにしています。
ちょっと不満なのは、そのばかばかしさの底が最近は浅くなってきているような気がすることもあることですね。
もっともっと馬鹿をやっていんだと思いますけど、何か蹴っ飛ばしてもいい良識というんですか、そういったものに制作者は縛られているような気がします。
自分自身も含めて、もう少し枷をはずしてみてもいいんじゃないのかなあって、思うこともよくあります。
あなたはいかがですか?
絶賛(? んなことはないか)連載中の『ある商店街の小さな一歩』、今日は第14回目です。
それではどうぞ、ここからです。
「え、なんだ、そんなことかっ!」
集まった役員は全員がっかりした。
そんなことは言われなくても分ってる! という怒気が、説明を始めた本田にも、まともに伝わってきた。
しかしそれは想定内だったので、本田は慌てず、臆せずに話を進めた。
「いいですか。みなさんは今そんなことはとっくに分ってるって怒りましたよね。じゃあ聞きますが、みなさんはそういう基本的なことを、個店としてきちんとやってきたのですか?」
「………」
「きちんとやってきたのなら、こんなことにはなっていないはずじゃないんですか?」
「!!!!!」
「まあみんな、一応本田さんの言うことを全部聞いてみようじゃないか。それから言いたいことを言い合おうよ」
理事長の田島が責任上、取りなした。
さらに本田は言った。
「いくら商店街全体の問題だからといっても、ひとつひとつの個店に魅力がなければ、いくら素晴らしいイベントをやって、そのときはいっぱいお客様がやって来ても、結局みなさん方の一つ一つのお店の固定客にはなっていないわけでしょう?」
本田は田島理事長の目配せを受けて、話を続けた。
もっと怒らせてもいいかなと思った。
「ですから今までやったイベントは結局無駄だったわけです。まあそれでお客様がそのときは喜んだんですから、無駄とは言い過ぎですけど、みなさんのお店の役にはあまり立たなかったわけです。」
「……………」
「にもかかわらず、相変わらずイベントに頼った集客方法では、一向に埒があかなかったわけです。違いますか」
「……………」
「はっきりって、みなさん方はかつてのよかったとき、たくさんものが売れたときのことが胸に残っていて、結局それに縛られてしまっているんじゃないでしょうか。あのときはよかった、あのときは飛ぶように売れた、あのときは、あのときは…………」
本田はここでひと呼吸おき、会場全体を見渡した。
「まず認識をあらためて、今一度冷めた目で自分が所属している商店街、満天通り商店街を見てみてください。私は田島理事長に最初ここに連れてこられたときは、正直驚きました。もう無理だと思いました。ここを再生させるなんてことはどんなに資金を投入しても無理だなって感じました」
ここでまた一拍おくように、本田は口を閉じ、集まっている理事たちを見回した。
全員の口がねじ曲がっているように見えた。
「一番最悪だったのは、私は冷え性でトイレが近いので、こういったところに行くと最初に確認するのがトイレなんですね。ここ満天通り商店街でも確認しながら歩きました。でもどこにもないんです。公衆トイレさえないんです」
「町の駐車場にあるさ」
誰かがぼそっと呟いた。
「じゃあトイレに行きたくなったら駐車場まで戻れというんですか」
「まあ、そうだ………な」
「不親切ですねえ。それじゃそれで帰ってしまいますよ。いいですか。これからはここも高齢者に向けた買物支援に取り組んでいくんでしょ。なのに、肝心のトイレがない。ハードさえ揃っていないのに、ソフトばかりじゃお客様にそっぽを向かれてしまいます。まずハードを充実させなければ」
つづく
それでは、また明日。
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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
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