立て直しはできる?
こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。
今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。
薄曇りですが、陽は出ています。
昨日から引き続き温かさもあり、動くと汗ばみます。
昨日は今年一番の温かさで、前橋でも22℃近くまで上がりました。
今日もまだその温かさが持続しそうです。
さて、本題です。
近所に、といっても車で5、6分ぐらいはかかりますが、産直の店があります。
オープンしてから1年と数ヶ月。
経営は、某大手の農機具や建築資材などを生産しているメーカーです。
まあそこが片手間に、自社の敷地に産直の店を出しているという体で、真剣にそこで販売して、その店単独で黒字経営をしようと努力している風には、まあ外からですが、見られません。
そのメーカーの敷地内で広い場所が余っているので、事務所の傍に作ったというような感じです。
もしこれが小売り専門の事業者が経営しているのなら、とっくに閉店しているようにも感じます。
それほど、いつ行ってもガラガラです。
また、特に夕方行くと残った期限切れ間近の商品が半額になっています。
my奥さんはこれが目当てで1週間に一度ぐらいは出掛けて行くんですが………。
けっこうたくさんの商品に半額シールが貼られています。
定休日が水曜日で、火曜日の夕方に行くと、赤いシールが目立ちます。
でもそれがすべて売り切れるとは思えませんし、翌日までの賞味期限の商品はすべて廃棄するわけでしょうが、たまたまならいいでしょうが、毎回そういった半額商品がたくさんできるということで、そこに卸している業者さんも不本意ではあると思うんです。
でもいつも商品があって、期限切れが近づくと半額になる。
わたしがその店への卸を担当しているなら、早々におつきあいをお断りしてしまうはずです。
だって、半額で販売されてしまえば利益がその分なくなるわけだし、さらには廃棄された商品のコストだって考えると、全然利益は出ないわけですから。
そのお店では、たとえば日本全国の名産加工品も(もちろん生鮮品だけは近隣だけですが)、けっこう陳列されているんですが、売れているような感じには到底見えません。
働いているパートさんにもちょっと問題ありですね。
全然笑顔がないし、愛想がないんです。
しかしそんなことよりも、一番のマイナス点は、立地です。
メインの道路からはずっと奥の方ですので、通りがかりで見つけられるという店でもないので、やはりその認知度の低さが一番の問題でもあります。
このお店の繁盛策はと聞かれれば、それでもできることはたくさんあります。
わたしが見る限りは、いいところもけっこうたくさんあります。
1.○○○。
2.○○○。
3.○○○。
・・・・・・・
ご相談受け付けています。
(なんて、ね)
さて連載中の『ある商店街の小さな一歩』です。
今日は第24回目です。
それではどうぞ。
「実はちょっと相談があるんだ、本田さん」
生ビールで乾杯をしてからしばらくは、昨日の話題で当たり障りのない話を続けていたが、ちょっと話が途切れたところで田島が急に改まり、本田の正面に向き直って話しはじめた。
すると、それを合図にか、どこに座っていたのか、他の、本田からは見えないテーブルに座っていたらしい2、3人が、こちらのほうのテーブルにやってきた。
あらためて彼等を見ると、それは青果店を営んでいる大艸と、鮮魚店の増野、それに雑貨店の村上だった。
いずれも前理事たちだ。
本田は、もしかしたら昨日突然やめさせられた前理事たちの仕返しか、と一瞬思って身構えたが、彼等の顔つきから見るとそうでもなく、それぞれの顔には微笑があった。
「本田さん、昨日はどうもおつかれさまでした。それにありがとうございました」
田島以外の3人はまだ立ったまま、本田に軽く礼をした。
「あ、いや、そんなこと………ないです」
本田はちょっとうろたえたがすぐに気を取り直して、「いや、もしかしたらみなさんにここでとっちめられるのかなって、あちらから立って見えたときには怖かったですけど、顔を見て安心しました」
「わっははははっ」
5人が、その言葉でいっせいに笑い出した。
「いや、まあね。ちょっと腹が立ちましたよ、実際のところ」
村上が言った。
「この野郎、勝手なことを、ってね」
「でも本田さんの言う通りなんだよ」
大艸がその後を継いで言った。
「俺たちも、心の中じゃ何となくわかってたんだけどなあ。でも第三者に言われて、なんだかやっと目が覚めたっていうか、覚めさせられたっていうか。自分の心の中を誰かに言ってもらって、ちょっとはほっとした部分もあったし………」
「ああ、その通りだな」
3人も相づちを打った。
「さてそれはまあ、今度の新しい役員さんたちにまかせておいて。なあ増野さん、こないだからちょっと話してる例のこと、今から本田さんと練ってみようよ」
やっと本題に入りそうだ。
すでに本田の腹の中には、ビールがたっぷり入っていた。
つづく
それでは、また明日。
今日も一日、『スマイル!』で、がんばろう!
セミナーやご相談、コンサルティング、ネーミング、コピーライティングなどのご連絡はこちらまで。
↓
k1948f@nifty.com
までどうぞ。
ご相談は24時間365日いつでも対応しています。
お気軽にメールをください。
▼下記は現在配信中の、無料メールマガジンです。
お店や会社経営のちょっとしたいいヒントがたくさん載っています。
消費者目線のマーケティング
「あっ、そうか! ちょっとした『気づき』が繁盛店に変える」
あなたの一日が今日も普段通りの良い一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
群馬県前橋市
藤田販促計画事務所
http://www.shakatsu.com
E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)
こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。
今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。
薄曇りですが、陽は出ています。
昨日から引き続き温かさもあり、動くと汗ばみます。
昨日は今年一番の温かさで、前橋でも22℃近くまで上がりました。
今日もまだその温かさが持続しそうです。
さて、本題です。
近所に、といっても車で5、6分ぐらいはかかりますが、産直の店があります。
オープンしてから1年と数ヶ月。
経営は、某大手の農機具や建築資材などを生産しているメーカーです。
まあそこが片手間に、自社の敷地に産直の店を出しているという体で、真剣にそこで販売して、その店単独で黒字経営をしようと努力している風には、まあ外からですが、見られません。
そのメーカーの敷地内で広い場所が余っているので、事務所の傍に作ったというような感じです。
もしこれが小売り専門の事業者が経営しているのなら、とっくに閉店しているようにも感じます。
それほど、いつ行ってもガラガラです。
また、特に夕方行くと残った期限切れ間近の商品が半額になっています。
my奥さんはこれが目当てで1週間に一度ぐらいは出掛けて行くんですが………。
けっこうたくさんの商品に半額シールが貼られています。
定休日が水曜日で、火曜日の夕方に行くと、赤いシールが目立ちます。
でもそれがすべて売り切れるとは思えませんし、翌日までの賞味期限の商品はすべて廃棄するわけでしょうが、たまたまならいいでしょうが、毎回そういった半額商品がたくさんできるということで、そこに卸している業者さんも不本意ではあると思うんです。
でもいつも商品があって、期限切れが近づくと半額になる。
わたしがその店への卸を担当しているなら、早々におつきあいをお断りしてしまうはずです。
だって、半額で販売されてしまえば利益がその分なくなるわけだし、さらには廃棄された商品のコストだって考えると、全然利益は出ないわけですから。
そのお店では、たとえば日本全国の名産加工品も(もちろん生鮮品だけは近隣だけですが)、けっこう陳列されているんですが、売れているような感じには到底見えません。
働いているパートさんにもちょっと問題ありですね。
全然笑顔がないし、愛想がないんです。
しかしそんなことよりも、一番のマイナス点は、立地です。
メインの道路からはずっと奥の方ですので、通りがかりで見つけられるという店でもないので、やはりその認知度の低さが一番の問題でもあります。
このお店の繁盛策はと聞かれれば、それでもできることはたくさんあります。
わたしが見る限りは、いいところもけっこうたくさんあります。
1.○○○。
2.○○○。
3.○○○。
・・・・・・・
ご相談受け付けています。
(なんて、ね)
さて連載中の『ある商店街の小さな一歩』です。
今日は第24回目です。
それではどうぞ。
「実はちょっと相談があるんだ、本田さん」
生ビールで乾杯をしてからしばらくは、昨日の話題で当たり障りのない話を続けていたが、ちょっと話が途切れたところで田島が急に改まり、本田の正面に向き直って話しはじめた。
すると、それを合図にか、どこに座っていたのか、他の、本田からは見えないテーブルに座っていたらしい2、3人が、こちらのほうのテーブルにやってきた。
あらためて彼等を見ると、それは青果店を営んでいる大艸と、鮮魚店の増野、それに雑貨店の村上だった。
いずれも前理事たちだ。
本田は、もしかしたら昨日突然やめさせられた前理事たちの仕返しか、と一瞬思って身構えたが、彼等の顔つきから見るとそうでもなく、それぞれの顔には微笑があった。
「本田さん、昨日はどうもおつかれさまでした。それにありがとうございました」
田島以外の3人はまだ立ったまま、本田に軽く礼をした。
「あ、いや、そんなこと………ないです」
本田はちょっとうろたえたがすぐに気を取り直して、「いや、もしかしたらみなさんにここでとっちめられるのかなって、あちらから立って見えたときには怖かったですけど、顔を見て安心しました」
「わっははははっ」
5人が、その言葉でいっせいに笑い出した。
「いや、まあね。ちょっと腹が立ちましたよ、実際のところ」
村上が言った。
「この野郎、勝手なことを、ってね」
「でも本田さんの言う通りなんだよ」
大艸がその後を継いで言った。
「俺たちも、心の中じゃ何となくわかってたんだけどなあ。でも第三者に言われて、なんだかやっと目が覚めたっていうか、覚めさせられたっていうか。自分の心の中を誰かに言ってもらって、ちょっとはほっとした部分もあったし………」
「ああ、その通りだな」
3人も相づちを打った。
「さてそれはまあ、今度の新しい役員さんたちにまかせておいて。なあ増野さん、こないだからちょっと話してる例のこと、今から本田さんと練ってみようよ」
やっと本題に入りそうだ。
すでに本田の腹の中には、ビールがたっぷり入っていた。
つづく
それでは、また明日。
今日も一日、『スマイル!』で、がんばろう!
セミナーやご相談、コンサルティング、ネーミング、コピーライティングなどのご連絡はこちらまで。
↓
k1948f@nifty.com
までどうぞ。
ご相談は24時間365日いつでも対応しています。
お気軽にメールをください。
▼下記は現在配信中の、無料メールマガジンです。
お店や会社経営のちょっとしたいいヒントがたくさん載っています。
消費者目線のマーケティング
「あっ、そうか! ちょっとした『気づき』が繁盛店に変える」
あなたの一日が今日も普段通りの良い一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
群馬県前橋市
藤田販促計画事務所
http://www.shakatsu.com
E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)