言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

向く方向が違う?

2015-03-28 09:54:09 | スキルアップ
向く方向が違う?
こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。

今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。



今朝はちょっと薄い雲が張っていて、陽もあまり射していませんが、昨日の余波でしょうか、温かみがります。

昨日は前日とは打って変わって温かく、ちょっと動くと汗ばむぐらいでした。

昨日は太田に一日出向いていましたが、太田市役所のさくらは既に咲いていました。

太田や館林はさすがに早いですね。


さて本題です。

高校入試、大学入試も一段落し、新聞の折り込まれてくる学習塾のチラシも少なくなりましたが、今年はものすごくたくさんの学習塾関係のチラシが折り込まれてきたような記憶があります。


徒数がだんだんと減る中、学習塾は増えているような感じで、そのシェアをアップさせようとみなさん必死なわけですね。

ですからほとんどが自塾のシステムの説明で、だいたいが一人ひとりの個性を尊重して、その人に合った学習を、などという文言になっています。

しかしどんなにそのシステムの良さを説明されても、入ってみなければどうなるかわからないのが、学習塾です。


私事になりますが、わたしの娘も大学受験をする際に、前橋では有名な塾に入れましたが、そこが娘には合わず、数ヶ月で退塾させました。

そういったこともあるので、今こうして入ってくるたくさんの塾のチラシを見て、そのシステムの良さを謳っているところでも、合う合わないということがあります。

したがって塾選びは、選ぶ方にとってもなかなか難しいものなんですが、それを解決させてくれる塾は今のところ見出せません。


どこも似たり寄ったりの内容に終始してます。

たくさん入ってくるチラシだから一つぐらい「おや?」と思わせてくれる内容になっているものがあってもいいのになあ、と感じています。

なぜそうなるのでしょうか?


答えは簡単です。

他塾のチラシをみなさん見ながら自塾のチラシを作っているからです。

他塾を意識し過ぎなんですね。

はっきり言って見詰めるべき、本当の方向が間違っているんです。

なぜもっと受験生、そしてその母親に目を向けていないのでしょうか。

向く方をちょっと変えるだけで、もっと違った内容にできるんじゃないかと思うんですけどねえ。



さて、連載中の『人妻弁当』も今日で第6回目です。

こちらからどうぞ。


「実はね、これもほら変なコンサルタントが言うのよ。できるだけお客様の立場に立って考えること。困ったり、選択を迫られたら、お客様の立場に立って考えること、ってね。それで、ほらお客さんも、朝になって急に起きられないってときもあるじゃない、急病でね。そんなときは電話さえもらってりゃキャンセルできるからね、気軽におつき合いしてくださいね」

「こちらこそお願いします」

「ほら、うちなんか近所にお年寄りたくさんいるじゃない。まあ自分だってもうすぐなんだけどね」

「いやおばさん、まだ若いですよ」

「またあ~。あんたホントにお世辞、うまいわね。明日のお弁当大盛りサービスね」

「あ、ありがとうございます。でも大盛りより、おかず多めの方がいいかな、なんて」

「あれ、もう図々しくなってきた」

二人とも大笑いになった。

厨房から、そのやり取りを聞いていた全員の、それに輪をかけた大爆笑が聞こえてきた。

「ほらお年寄りの話しね。役所から言われてるの。毎日お弁当を頼まれていない人も、一応見回ってくれないかって。そういったボランティアもやってるのよ。みんな仲間だからね」

「なるほどね」

「あ、ところでさ、あんた名前と住所、それに電話番号、いいかな書いてもらって。一応ね、ほら顧客リストって言うの? あれ作らなくちゃならないのよ。ほらそうすると毎日作る数がつかめるし、ロスも少なくなるのよ。それに、なんかさあイベントするときなんか、お知らせしたりしたいから」

そういって喜久代さんは、用紙とペンをサラリーマンに渡した。

サラリーマンが各項目に書き込んでいく。

「ふ~ん、林颯太さんねえ、いい名前ねえ。え、けっこうここから遠いじゃないの?  なんでここまで来てくれたの、わざわざ?」

「実は、ですねえ。喋っちゃっていいのかなあ………」

「え、なんなの?」


つづく


それでは、また明日。

今日も一日、『スマイル!』で、がんばろう!


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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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