こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。
今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。
3月3日、ひな祭り。
曇り空。夜には雨?
冷たい。
春はまだまだ、かな?
昨日アマゾンにキンドルの電子出版用に申込未手続きをMacでやりました。
なかなか専門用語が多くて苦しみましたが、何とかやれたみたいです。
コンピュータ業界とか役所に限らず、どんなところでも、なんでもっと平易な文章にできないのかなあって、思いません?
自分が素人で、その立場から書くようにすればもっともっと平易で分かりやすい文章になるのに、デジタルワールド的にはものすごく進んでいるようで、こうしたソフト面はものすごく前時代的。
結局専門馬鹿が多いのかなあ。
本題はもう始まっていますが、もしかしたらあなたの会社やお店も、専門馬鹿になっていることはありませんか?
「われわれの業界は特殊だから」
「これって消費者は関係ないから」
「この商品を買うのは○○の人だけだから」
「分かる人にだけ分かれば」
などという思い込みと言うか慣習と言うか。
ありませんか?
なきにしもあらず? でしょ。
その思い込みをはずしてみると、思いがけないひらめきが浮かぶこともあります。
ひらめきだ、アイデアだといっても、最初に思い込みという頑丈な枠をはずさなければ、出てくるものはその枠内のことだけです。
枠をはずしてこそ、思いがけないものが飛び込んでくるんです。
まずあなたを縛っている枠がいったい何なのか、それを見つけ出しましょう。
まずいつもの口ぐせ、“どうせ○○なんだから”の、「○○」をたくさん書き出してみませんか?
そうしてその「○○」を一つずつ検証しながら、取っ払えるものは取っ払うこと。
取っ払えないものは、じゃあどうしたら取っ払えるか考える。
枠をはずしてみると、目の前にもしかしたら“ブルーオーシャン”が広がっているのも発見できるかもしれませんよ。
連載中の『ある商店街の小さな一歩』、今日は第9回目ですね。
それではどうぞ。
今現在は一種の下げ止まり感で、30数店舗が細々と営業して何とか商店街の形は保っているが、ここであと数店舗が撤退したら、本当に商店街そのものがなくなってしまうことになる。
今さらてこ入れというのもむずかしくなった状態で、じゃあこれからここはどうしたらいいのだろうか。
もう役員だけでがんばっていくには、手の施しようがないという感じだ。
田島も半ばはあきらめている、というところが本音だった。
「だいたいのところは理解できました。こちら独特の理由というのも見受けられませんね。いずこも同じ何とか、というところですか」
本田が言った。
「まだちゃかすのか!」
田島がまた怒った。
「あ、すみません。ちゃかすつもりは毛頭ありません。ただ、衰退の理由を考えていたら、ついそんな言葉が出てしまいました。すみませんでした。あやまります」
本田は立ち上がって、深々と頭を下げた。
「いいよ、そこまでしなくったって。ただ私たちは私たちでいろいろ考えてきたんだよ。それを面白そうにいわれると、頭にくるんだよ」
本田は座り直しながらさらに言葉を継いだ。
「本当にすみません。僕ってつい皮肉を言ってしまうくせがあって、それでよくクライアントを怒らせてしまうんです」
「お客は少ないだろ、そんなんじゃ」
「はい。その通りです。でも真剣に取り組むという点では誰にも負けないつもりです。だからこうして田島さんにも呼んでいただいたわけで」
「まあ、な。何店か見事に立ち直らせた経験があるって聞いたから、もしかしたらこの商店街も、って思ってみたが、考えてみたらそれは全部個店で、こういったまとまった商店街の再生なんて初めてじゃないのか」
「その通りです。初めてです」
「最悪だなあ。いやまいった」
田島はもうどうしようもないという感じで、苦笑しながら頭をかいた。
つづく
それでは、また明日。
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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
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