言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

何ごとも勉強?

2015-03-07 10:47:59 | スキルアップ

こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。

今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。


夜中に雨が降ったようで、朝起きると、道路が軽く濡れていました。
予報では今日はずっと曇りというようなことでしたが。
今は曇っていますが。

昨日は部屋の中にいるとなんだかさむような感じがしていたのですが、いざ車で出かけようとすると、温かくて、車のエアコンは冷気を吐き出しました。


さて、本題です。


なんだよ、今日の講師は!

あるときわたしが受講したセミナーが終わった後、偉いさんめいた歳をとった人がぼやきながら、担当者に言っているのが、耳に入りました。

知り合いの商工会議所が主催で行ったセミナーで、その担当者に直接電話していれてもらったもので、終了と同時に、その担当者の方にお礼を言いに近くまで行ったときに聞こえてきたものです。

それで少し聞き耳を立てていると、どうやらセミナーの内容ではなくて、彼のスタイルにクレームを付けていたんですね。

確かにそのセミナー講師の、そのときのスタイルは、Tシャツにジーンズ。
自分が仕事をしている時のスタイルそのまんまで来ているわけですね。

わたし自身も、そのスタイルはちょっといかがかな、って感じはしていましたが。


言ってみればそれが彼の仕事着、というわけです。


仕事着=作業着でそのまんま出てくるということの是非はともかく、服装にはやはりTPOがあるわけで、それに則って、そのTPOをちょっと自分なりに崩すとか、そういうことで出てきてもらいたいところです。


しかし肝心の中身の方は、自分では分からなかったことがある程度分かり、自分にそれが向いているのか、向いていないのかという分析ができるようにはなりましたので、受けて良かったと思っていた矢先の言葉でした。

それでまあ、「ああ、こういった団体のセミナーではやはり、スーツ、もしくは崩してもジャケットスタイルでないと印象が悪いんだなあ」と実感したわけです。


“人の振り見てわが振り直せ”という諺がありますが、セミナーの内容以上に、そういった服装のことも勉強になりました、そのときは。


もうひとつ勉強したのは、そういった団体主催のセミナーでは、出席者全員がその内容に興味があってきているわけではなくて、しょうがなく来ている人もいるということですね。

肝に銘じておかなくては。



さて『ある商店街の小さな一歩』第13回目です。
それではどうぞ。



その間本田は、他のクライアントの案件を考えながらも、満天通り商店街の再生について考えを巡らし続けた。

いくら商店街だからといっても、すべては個店の集まりだ。

だから個店のポテンシャルを上げることができれば、商店街全体が活気に溢れる。

基本は個店だ。

そこから説き起こしていこうと本田は考えた。

逆に考えれば、今までの商店街は商店街の集客力に頼り、個店の力を発揮してこなかった。

さらに個店は商店街の盛んだった幸せな時代をいつまでも懐かしがるだけで、そのときの売ってやるというような一種消費者の上に立った、腕を胸に組みながらの販売方法を踏襲してきた結果、見るも無惨な結果に陥ってしまっているのではないか。

だからここは、今残っている個店に、もう一度商いとは何かという基本を学び直してもらい、まず自分の店を輝かせることを提案しよう。


本田は基本構想をまとめ、田島理事長に訪問する日を打合せするために電話した。


そして説明する時がやってきた。

商店街の振興組合が入っているビルの2階に役員や一般の個店の、先行きに危機感を抱いている人たちが集まっている。

その人たちを前にして、本田はあらかたの説明を始めた。

ほとんどの人が、やはり起爆剤になるようなイベントのようなものを求めていたらしい。

本田の説く個店の力を引き出すための提案を聞くと、聞いている人たちの顔つきには、そんなことは言われなくても分かってるよ、という声が聞こえてきそうな、本田を睨みつけるような態度にだんだんと変わっていくのが、本田にも分かった。

しかしそれもあらかじめ織込み済みだった。

田島を前にした時と同じだ。

                         つづく



それでは、また明日。

今日も一日、『スマイル!』で、がんばろう!


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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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