言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

集める? 集まる? どっち?

2015-05-14 08:15:49 | 繁盛店・繁盛会社をめざそう

こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。

今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。


昨日の前橋の最高気温は29.9℃。
ほぼ真夏日。

確かに暑かったですね。
でも風が乾いていたので、まだ助かりました。

今日は昨日以上の気温になるとのこと。
あと数日はこの暑い天候が続くようです。


さて、本題です。

よく、簡単にみなさんは「集客」という言葉を使います。

いわゆるお客様をいかにしてお店に集めるか、これが命題のように考えている方も多いようです。

でも様々な手法を使い、コストを掛けるといった無理な集め方をしても、集まってくるのはいっときだけです。

だいたいそのように無理して集めたお客様というのは、そのときのお店にとっては出血のサービスが目当てのお客様が多いようです。

最悪なのは1回だけきて、それでおしまいのバーゲンハンターやら、あたらし物好き。

数回来ていただける方も中にはいらっしゃいますが、それでも、すぐに最初のサービスが忘れられずに、そのサービスがなくなれば、自然と足が遠のいてしまうお客様。

ほとんどがそういったお客様です。


それはお店側が「集客」と考えるから、そういったことが起こるわけで。


お客様を“集める”、のではなくて、お客様が“やってくる”お店にするためにはどうしたらいいのか、という思考法に切り替えましょう。

どうすれば、広告宣伝しなくてもお客様の方から来てくれるのか。

それを問い続けていけば、おのずと「集客」という思考からは脱却できるのではないでしょうか。


どうすればいい、とあなたは思いますか?



さて、昨日まで3日間連載した『廃れ専門店』ですが、今日明日の2日間は、そのまとめを述べていきます。

あなたお店の店づくりの参考にしてください。

ここから。


今週の題材になっているような趣味性の強い専門店では、初心者――これから始めようという人のための商品が少なく、だいたいがプロに近い人向けのものばかりで、その分価格も高い………となると、新しくその趣味を始めたい人でも、ここで躊躇して、せっかくやろうとしていたことも断念してしまいかねません。

となると、また1人顧客予備軍が減るわけです。

先に上げた話はちょっと大げさにしても、往々にして専門店には多かれ少なかれ、そういった雰囲気があります。

これってなんだか変じゃないですか。

店=商いをしているのに、商いを拒んでいるんです。

私に言わせれば、じゃあ店をたたんじゃえよってことになります。

こうしてその趣味をやる人が少なくなっていく。

店はセミプロばかりを相手にしなければならないので、だんだんとじり貧になっていかざるを得ません。

最後には、その店のエリアではその趣味をする人がいなくなり、店をたたまざるを得なくなってしまいます。


専門店こそ、もっと初心者向けの商品を増やし、最初の入り方を親切に、そしてていねいに教えるインストラクターを常駐させ、その趣味を楽しくできるように導いていく義務があります。

さらには、特に初心者向けのイベントなども積極的に開き、趣味の人を増やしていかなければなりません。

その趣味の人が増えれば、それが自分の店を繁盛させてくれ、維持していくことではないでしょうか。


それにも関わらず、チェーン店ならいざ知らず、街中の専門店は、特に新規の客を拒否する雰囲気を持った店が多い、と思うのは私だけでしょうか。


たとえば今流行の鉄道模型の店。

専門店に入っていくと、まずオタク客の視線が客を値踏みし、次に店員や店主が、こいつはどれぐらいの知識を持っているだろうかという、あからさまな視線にぶつかることが多く、これから始めたいのに、どうも気後れして、そそくさと私などの気の弱い人間は、店をあとにしてしまいます。

こういった店は確実に、時代に取り残されていきます。


                    つづく



それでは、また明日。

今日も一日、『スマイル!』で、がんばろう!


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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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