言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

始めることに遅すぎることはない?

2015-05-31 09:33:41 | 生き残るということ

こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。

今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。


昨日は暑かったですねえ!
外に出るともう真夏そのものって感じの陽射し。
日中は家の中の一番涼しいところで静かにしていました。

昨日はまた大きな地震もありましたね。
ゆっくりと大きく横揺れしました。
Macの前で書類を作成中でしたが、座っている身体が左右に、それもゆっくりと、揺れました。

ゆっくりでしたので、あまり怖くはなかったのですが、マグニチュードをネットで確認すると、なんと8.5!
8.5というと阪神淡路大震災よりも規模的には大きかったわけで、それを見て恐ろしくなりました。

震源地が日本と言っても小笠原で、さらに深かったので、大事には至らなかったようですね。

しかし火山の噴火やこのところ規模の大きい地震が続いています。


さて、本題です。

マクドナルドの低迷はいまだに続いています。

クレームに対する対応が遅れ、さらにはトップが自社のせいではないという言葉を発したせいで、総スカンをくった感じです。

それもひとつの理由でしょうが、大本ではやはり、これからの時代の波に乗り切れていないというところに大きな原因があるんじゃないでしょうか。

どこに行っても同じ商品、同じ味で、安心して注文できるということが、今になって合わなくなってきているんじゃないかなとも思います。


かつてならそれでお客様に支持されたところが、今の時代、そこでしか食べられない味を求めて来るということも大いにあります。

だから多店舗全国展開している飲食店でも、その土地ならではの味を提供しているところも多くなってきています。

それで有名なのが「王将」ですよね。


地域別というよりも、チェーン店でありながらその店独自のメニューもあります。


先日初めて鳥取県にオープンしたスタバにしても、そこでしか買えないマグカップというものがありました。

ちなみにわが家にも名古屋、沖縄、それに10周年記念バージョン3つのスタバのマグカップが存在しています。

それぞれその地、もしくはその時期に行かなければ手に入らないものです。


全国展開チェーンでもこれからはそうしたそのときならではの、究極はその店独自のメニューも必須になるのではないでしょうか。

ということは、全国チェーンがそれが当たり前になれば、地域の個店もうかうかしていられません。


さらにきめ細かい、あなたのお店ならではのメニュー展開も必須です。

そして今から、今日からでもそのことに力を入れていかなければ未来は明るくなりません。

こんな言葉を受けて今からやるというのでは、もう遅いのかも分かりませんが、それでもやらないよりはやる方がいいに決まっています。

始めることに遅すぎることはないんです。



さて、連載中の『泣きっ面に蜂の焼肉店物語』は、今日で第14回目です。

ここからどうぞ。


「そういうことです。
なのに、もっと若い人たちにも来てほしいとか、女性客を呼びたいとか、はっきり言ってわがままじゃないですか。
今どき、そんなわがままにつき合ってくれるお客様なんて少ないですよ。そうでしょ?」

「ーーーー」

「最近、ちょっと相談を受けたここと同じような中華料理の店があるんですけど、そこは本格的な中華料理を楽しみたいお客様に来てほしいと言うことなんですけど、そこに家族連れもよく来られて、子どもたちが騒いで困ることがあるので、どうしたらいいんでしょうかねって聞かれたんですよ」

「はい」

「でね、私はまず聞きました。あなたはほんとうはどちらのお客様に来てほしいんですかって」

「ええ」

「すると、本格的な中華料理を楽しんでもらえる大人の人たちです、って、答えました。
じゃあ家族連れが来ないような店づくりをしたらいいじゃないですか、って言ったら、なんと言ったと思います?」

「?」

「それじゃ売上が落ちてしまいますよ、家族連れが今のところ売上の中でも多く占めていますからって」

「う~ん、分かるなあ………」

「私も分かりますよ。
でもね、考えてみると、それはあなたの店舗運営方法やお店の作り方、さらには立地条件などが違っているってことなんじゃないですか」

「でも立地条件といわれてもねえ………」

「でも重要ですよ。その店の周囲は新興住宅地でした。
ということは家族連れが見込めるということです。
だったら狙う客層は、家族連れにしたほうがいいのではないでしょうか? 
またその店の半分ぐらいが個室の座敷になっていて、団体さんが来てもその座敷の襖をとれば、多人数にも対応できるというような内装になっているわけです。
おかしいと思いませんか。自分が来てほしい大人のお客様なら、座敷はいいとしても、もっと個室を強調したものにして、団体さんは入れないような店づくりだって必要ですよね」

「ちょっとうらやましいところもあるなあ………」

「えっ? 
それじゃ、まったくどんな客層を意識しているのか分からないですよね。違いますか。
その店の造りをみると、来てほしくない家族連れを呼ぶ方が繁盛しそうに思えましたので、そう言いました。
この店づくりでは家族連れをターゲットにした方が絶対いいと思います。
現にそうした家族連れが今でもけっこう多いんですから、と。
でも納得していないようでしたね」

「ーーーー」


                     つづく


それでは、また明日。

今日も一日、『スマイル!』で、がんばろう!


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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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