こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。
今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。
今朝も昨日同様薄曇りの朝ですね。
でも昨日は午後になるにつれよく晴れてきましたが。
さて、本題です。
商売柄、というかそれがまあ本業なので、よくチラシ作りの相談などをされます。
その際に出されるのが、今までに自分で作ったチラシと、そしてライバル(と自分では思っている)のチラシです。
このライバルのチラシを例に出して言われるのが、「ここではこのようにしてやっているので………」ということで、それに対してウチはこのようにしたとかしたいとか言われるんです。
チラシづくりで一番してはいけないのは、はっきり言って、ライバルとの比較と競争です。
なぜでしょうか?
それはそう考えた時点から、商いの相手を間違ってしまっているからです。
「え、どうして? どうして相手を意識してはいけないの? じゃあ相手がどのようにしてお客様を集めようとしているのか、研究もできないじゃないですか!」というように考える人がまだまだいるってことですね。
そうじゃないでしょ!
あなたがまず考えるべきは、あなたの大事な『お客様』でしょ!
上記のように言う人に限って、その会社に行くと、壁にスローガンなどを張ってあって、そこに書かれているのは、「お客様第一主義!」なんてね。
どこが“お客様第一主義”なんだよって、突っ込みたいですね。
本当に『お客様第一主義』の会社では、そんなことは当たり前のことで、わざわざスローガンにして壁に張り出していることなんてありません。
壁に張り出して声高にでも言わないと、トップ以下そのように考えられていないから、しょうがないから壁に張り出して、何とか体裁を保ちたいからではないでしょうか。
そうじゃない?
また、どの会社に行っても、社長室や事務所内の一番大事な壁にその会社の社是や、社訓などが掲げてあります。
そしてそれを見ていつも思うのは、ふ~ん、あっ、そう、です。
別に感動しません。
そのほとんどは単なる言葉でしかないからです。
あなたは本当に、お客様のために、を第一に考えていますか?
お客様のためにと考えると、ライバルのチラシなどははなから見ないで、まずお客様のためにどうしたいのかと考えるでしょ?
ライバルを意識する暇があったら、お客様のためにどうすべきかを考えた方がよほど精神的にも健全ですよね。
それでは連載中の『泣きっ面に蜂の焼肉店物語』、今日は第6回目です。
ここからどうぞ。
店内を見渡したところ、客席は焼肉店らしく、4人から6人が座れるボックス席が12席ある。
しかしふたり客用のテーブルはない。
これではランチに多い一人客対応が難しく、4人席に一人だけのお客様が座ると、相席になるおそれも多い。
焼肉店での相席になると、もしかしたら頼むメニューによっては、焼き網まで共有ということになってしまう。
それはさすがにいやがられるだろう。
やはりひとり用は必要ないとしても、ふたり用の席は数席準備した方がいいように思われた。
「さて、現状から見てアドバイスできるところはこの場で申し上げるとして、提案できるものがあるとすれば、その分しばらく時間をいただかなければなりません。
ですので、今日のところは少し店を見させていただきます」
「はい、お願いします」
店内は全体的に、よくいえばやはり老舗のたたずまいというか、風格がある。
しかし逆の面から見れば、古めかしい感じだ。
レザーの椅子席で、煙を吸い込む煙突が各テーブルの上部にあり、それが店の広さを邪魔しているという感じを受ける。
昭和を感じさせるたたずまいと言えばそうだが、古くささも否めない。
ここに若い世代を呼び込むのは難しい気がする。
やはり顧客は一定の歳をとった、昔からのお客様が多いというのは、そういったところにも原因があるように思えてならない。
「全部の席が4人掛け以上で、2人用の席がないというところがちょっとマイナスじゃないかなあという気がします」
「いえ、うちに見えるお客様は一人連れという方は滅多にいないんです」
「そりゃそうでしょ。このテーブル配置を見たら、二回目は一人ではなかなか来ようとは思わないですよね。
お店がお客様を限定しているわけですよ。
梶本さんが他のお客様にも来ていただきたいと考えていても、店の雰囲気がそれを拒否しているということです」
「なるほど、そうとも言えるか」
つづく
それでは、また明日。
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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
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