こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。
今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。
昨日は晴れずに、涼しくて、夕方から夜にかけてはちょっと雨も降り、やっとひと段落。
かと思いきや、今日はなんと、昨日よりも10℃近く気温もアップとやら。
それに湿気も相まって、いやはや。
昨日は口永良部島で大噴火があり、全島住民避難ということで、たいへんな事態になっています。
火砕流が海まで到達したということも報道されています。
あちこちで噴火、マグマ蠕動と、日本列島は今何か地下でたいへんなことが起こっているように感じますが、これは4年前の東日本大震災の地震の影響が出てきたという方もいましたね。
人の営みと大地の営みの時間差というものは、想像できないところがあります。
いったいどうなるのやら。
5月も、もう明日を残すのみ。
最近あなたの周辺ではいかがですか?
売上は順調ですか?
お客様はコンスタントに来店されていますか?
さて、本題です。
BtoBからBtoCへ飛躍のチャンスを求めて、自社製品を一般にも販売しようと力を片向けている企業が今たくさんあります。
その中でいったいどれだけの企業が一般向け商品で成功したのでしょうか。
よくテレビなどで紹介されてはいますが、同じ企業が他の放送局でも紹介されているという場合がけっこう多いんですね。
それを考えると、なかなか成功していない、というのが実際ではないでしょうか。
だから同じ企業が、どの放送局でも取り上げられということになるのだと思います。
放送局でも様々な伝手を求めて、我が社独自の情報で最初に紹介したいと、鵜の目鷹の目で探しているのと同時に、担当のディレクターやプロデューサーなどは、他局の放送をやはり“何か面白いもの”が放送されていないかとばかりに、常に目を皿のようにしています。
だからこれは面白いとなると、どの局でも同じ企業が紹介されているということは往々にしてあります。
ですからそんな番組をたまたま目にして、じゃあウチも踏ん張って一般向け商品を開発しよう、ウチの技術でもできることはたくさんあるとばかりに、夢を見始めるんですね。
その意欲はとても大事ですが、そこで見誤らないでほしいのは、いくら技術力が高くても、いくら独自の技術であっても、果たしてそれが一般社会に受け入れられるものなのか、独善的になってはいないか、ということはよく考えなければならないことです。
往々にしてそのように作られた商品というのは、ただ一般にも使えるだけで、見た目は悪く、容器やパッケージのデザインがされていない、『商品』とはまだ呼べない単なる製品でしかないものがほとんどです。
商品は、もちろん機能そのものが優れていなければなりませんが、それははっきり言って当たり前のことで、それと相まってのデザインがものすごく重要になってくるのです。
そこのところが全然分かっていない技術屋さんの社長が、けっこう多くいます。
消費者は最終的には、この時代、ある意味デザインのいいものの方に手を伸ばします。
さらに独自技術であっても、それにデザインされていない場合は、必要最小限しか売れません。
もっと『デザイン』というものの価値を理解してほしいなといつも思います。
料理だって、食べればものすごくおいしいものであっても、盛り方や色の配置などがごちゃごちゃになっているものは、よく食べてその味を知っているもの以外は、人は二の箸、いや二の足を踏みます。
料理もやはり皿の上のデザインひとつで、善し悪しが決まるんです。
フランス料理や和食などの料理のそれぞれの盛りつけ方などを見れば、一目瞭然ですよね。
それはあなたの商品でも同じなんです。
♪ぼろは着てても心は錦~♪
と強がっていても、その第一印象で誰も寄ってきませんよ。
まず寄ってきてもらうのが先決ですよね。
連載中の『泣きっ面に蜂の焼肉店物語』は、今日で第13回目です。
ここからどうぞ。
「え、分からないですか? それが判らないうちはダメでしょうね。
こんな諺知ってます? 船頭多くして船山上る、って?」
「ええ、まあ、だいたいのところは」
「このことわざは、様々な意見に引っ張られてどっちつかずになっていたら、結局ダメになってしまうというような意味です。
ちょっとたとえとは違うとは思うんですが、他にいい諺が今思いつかないので、この諺を出してしまいましたが、ターゲット、お客様、ですね。
この店はファミレスじゃないですよね」
「もちろん!」
「今どき、どんな方にも来ていただきたいのがファミレスでも、お客様の層をきちんと把握して宣伝しています。
それなのに、ここでもファミレスのように、どんなお客様にも来ていただきたいなんて、そんなことを言ってるから、すべてのお客様にそっぽを向かれてしまうんですよ。
そうじゃないですか?」
「いや判らないですね、本田さんの言ってること。
だって、いろいろなお客様に来ていただきたいんですよ、ほんとうに」
「ああ、もう!
今この時代に、自分の店に来てほしいお客様を絞らない専門店なんて、やっていけないですよ」
「………?」
「いいですか。まずここんところから考えていきましょう。
まず客層をどうするかということから」
「いけないんですかねえ?
だって、お店を選ぶのはお客様じゃないですか。
そのお客様に選んでもらうために、どんな層にも広げていかないと、たくさん来てくれないじゃないですか」
「先ほども言ったと思いますが、八方美人じゃダメですって」
「実際に今現実にいらっしゃるお客様で、このお客様はいいお客様で、絶対に逃がしたくはないという方たちが数十人はいらっしゃるはずですよね?」
「もちろん」
「その中での一番のお客様を頭に思い浮かべてください」
「はい」
「いいですか。そのお客様は、この店でどのようにサービスしていけば、他の店にも浮気せずに、ずっとこの店をご愛顧していただけるでしょうか?」
「はい。具体的に今どんなことって、言うんですか?」
「いや、そうじゃないんです。
いいですか、その方たちをもてなすためには、その人たちが喜び、さらにはお店を出て行くときに『ありがとう』って言っていただけるサービスをするには、やはりその方たちに向けてのサービスというものがありますよね?」
「ええ」
「その人たちがあなたの店に見合った客層じゃないですか?」
「あっ!」
つづく
それでは、また明日。
今日も一日、『スマイル!』で、がんばろう!
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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
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