こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。
今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。
昨日は桐生へ向かう途中もう少しで桐生市内に入るというところで、信号待ちをしていたら、クルマが妙にゆれたんです。
おや、地震? でも電線もゆれてないし、と思ったとたんにクルマがさらに横ゆれし始めました。
両側から大男に囲まれて揺らされているような、そんな感じでした。
目の前のクルマも揺れているのが分かり、本物だあ! と驚きました。
揺れている最中にスマホの緊急地震速報が鳴り始めました。
ちょっと遅かった。
FM群馬もその頃になると、生放送だったので、揺れていると言いながらアナウンサーがわざと慌てないようにしながら、明るく話していました。
揺れが案外短かったので、ホッとし、そのまま仕事に向かいました。
家では多分my奥さんが大慌てだろうなとも思いましたが。
まあ何とか何もなくて良かったですね。
前橋、桐生あたりは震度4だったようです。
さて、本題です。
前置きは長いが、本題は短い。なんて。
ビジネスの本を読んでいると、必ず出てくるのは、“失敗しても、それを糧にすればいい”という言葉。
これをそのままアホな人が読むと、失敗はした方がいい、なんて思ってしまうんではないでしょうか。
失敗はするより、しない方がいいに決まっています。
でもそういったことを読むと、なんだか失敗した方が偉いんだとか、失敗するべきなんだと思うようになっていき、プロジェクトにもそのように=失敗してもいい、という思いで簡単に取り組んでしまいかねないことにもなっていきます。
失敗してもいいというのは、一生懸命取り組んでそれが失敗に終わっても、その失敗から何か得ることがある、その失敗を無駄にしないために、そこから教訓を得ようということであって、失敗を奨励しているということではないんですね。
間違わないでね。
失敗しない方がコストがかからないというのは当り前のことなんですから。
それでは連載中の『泣きっ面に蜂の焼肉店物語』、今日は第9回目ですね。
ここからどうぞ。
「収まり?」
「悪く言えば、消費税が5%になったとき単純に税をプラスしただけで、何も考えていないということ、ですね」
「まあ、税はいただかないと、ということでプラスさせていただいたわけなんですけど………」
「そのときに考えてほしかったのは、1、2円から9円の誤差はプラスマイナスして、ゼロとか8とかに微調整するべきだったと思うんですよね。
お客様のためを思うのなら、末尾はカットしてゼロにするとか、そうするとお客様も納得して、ああちょっと下げてくれたんだなあと思うんです」
「う~ん、おっしゃってることがいまいちピンときません」
「どう言ったらいいのかなあ。困ったなあ」
「………」
「ほら、さっき私がファミレスのメニューのこと、言いましたよね」
「ええ」
「末尾が全部9という数字になっているところもあると」
「はい」
「同じ数字が並んでいると目にも気持ちがいいというか、まあそんな感じなんですが、その9が並んでいることで、統一感と同時に、リーズナブル感が醸し出されているわけです。
なぜ9とか8とか、最近では7を使うところも出てきていますが、その数字を使うことによって安さ感を演出してもいるわけです」
「はい」
「安さ感と統一感。この統一感は安いけれども、きれいに映るわけで、そこでうまさ感も演出しているんです」
「ああ、なるほどねえーーー」
「わかっていただけましたか?」
「ええ、まあだいたい。本田さんの言いたいことは、何となく」
「そうですか。それで翻ってこのメニューを見てみると、どうですか? 統一感がないでしょ?」
「そう言われれば、ねえ」
「ということはおいしさ感もあまり感じられない、ということと同じなんですね。だから末尾を統一してほしいと言ったわけです。
このお店は別に安さ感を演出するお店ではないので、末尾はゼロにすべてした方がきれいに整います」
「わかりました。でも、そうなると、値上げすることになるものも出てくるなあ」
「できたらすべて少しずつ下げるのがベストですが、それが無理なら1、2円なら上げてもまあしょうがないんじゃないですか?」
「努力します」
「ほんとに?」
「まあ、何とか…………」
つづく
それでは、また明日。
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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
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