言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

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コスト=『知恵』熱?

2015-05-28 10:33:35 | 生き残るということ

こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。

今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。


朝起きた時はけっこう曇っていましたね。
でも少しずつ晴れ間が出てきているようですし、湿気もあってムシムシし始めました。

昨日は日中は暑かったのですが、夜になると乾いた風でずいぶんと涼しくなりました。
このような天候なら真夏だって過ごしやすいとは思うのですが…………。

そうは問屋は卸さない、ってか?


さて、本題です。

今どき同じ商品を百年一日のごとく同じ方法、陳列、接客で販売していても、売行きは落ちるばかりーーー。

じゃあどうするか。

それが『知恵』ですよね。


最近では創発などという言葉に置き換えられていますが、結局のところ『知恵』なんです。


で、『知恵』を発揮しようとすると、幼児だって“知恵熱”を出すぐらいですから、商いの『知恵』を発揮するにもコスト=『知恵』熱を出さなければならないんですよ。

しかしみなさんがやるのは、コスト=『知恵』熱が出るということで、他で安易にコストダウンを図り、結局どちらつかずの利益なしになっていく羽目に。


コストダウンなどを図ると、もちろん無駄な部分の摘出といういい効果は出ることもありますが、あまりいいことはないように思えます。

わたしが広告制作会社にいたときなど企業のコストダウンと言えばすぐに、まず広告費の削減でした。

それが単に、一番目に見えやすいところにあったからです。

鉛筆1本、コピー用紙1枚の無駄排除のコストダウンよりも、削りやすいところにあったからだけのことです。

広告費を削るだけで、大幅なコストが、一見削減できたように見えますから。


そうしてどうなったか?

企業の広告露出が減った分、その企業のマイナスイメージがつきまとっていき、結局のところ、コストダウン以上にマイナス部分が増えていったというブラックユーモア的な事態にもなった企業もあります。

広告費をカットしても企業力が下がらなかった企業の広告は無駄だったかもしれませんが、ほとんどの企業では、必要な広告費も削減してしまったおかげで、二進も三進もいかなくなった例もあります。


と言って、広告費は必要なんだよ、と言っているわけではなくて、もともと広告などには力を入れないで、それよりも、PRに力を入れるべきなんですよということを、この場合は言いたいわけで。


ま、それは、後はあなたに考えていただくことにして、ここでの結論は?

“今”を明るい“明日”にするためには、コスト=『知恵』熱が必要なんですよ、と。


長くなったので、この続きは明日のココロだぁ~。


さてと、次は連載中の『泣きっ面に蜂の焼肉店物語』は、今日は第11回目ですね。

ここからどうぞ。


「ええ、お客様の記念日、だいたいが結婚記念日か誕生日ですが、それを記入してもらって、記念日サービスも同じようになっています。
他には記入してもらったお客様の使った金額とか、来店時刻とか集められるものは集めているところですね」

「顧客管理をきちんとしていこうということですね」

「ええ。しばらく前から始めたところです」


「なるほど、そうですか」

本田はなぜかその話はそのままにしておき、話題を変えてしまった。


「で、このまんだらの売りはやはり東北産の牛肉と盛岡レーメンですよね」

「ええ。東北産以外も少しは扱っていますが………」

「地元のいい牛肉もあるようですが、それは使わないんですか? 地産地消とか謳えるのに?」

「ええ、まあ。仕入れるにはまた新たなルートを探さなければならないし、安定供給となると今のところ難しいんですよね」

「なるほどなあ、そういうことか。だから扱いたくても扱えない、ということも出てくるわけですね」

「そうなんです。地元牛と謳ったらやはり安定的に入ってこないとお客様にも言い訳できないですからね」

「そうですか。私なんか、地元牛のおいしいのがあるのに、どうして使わないんだろうって簡単に思ってしまいますが、商業ベースで考えると、そういうことなんかがあって、難しいんですね」

「難しいですね」

「でもそれで手をこまねいていたら、何にも前には進みませんよね?」

「え?」


                       つづく



それでは、また明日。

今日も一日、『スマイル!』で、がんばろう!


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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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