こんにちは。
小さなお店と小さな企業のための販促コンサルタント、藤田です。
今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。
薄曇ですが、まだ日も出ています。
これから徐々に曇っていくんでしょうね。
夜中には雨になるという予報。
昨日はけっこう暑かったですね。
前橋でも30℃まではいかなかったようですが、唯一館林ではやはり30℃越え。
2週間ほど前から数十年ぶりに胃が少し苦しい感じが。
さらに昨日今日とお腹の具合が何か悪いような。
しばらく少食、暖かいもの限定にして養生しなくては!
さて、本題です。
最近よく考えることは、“無駄”と“間”のことです。
自分が、ボケ~としている時間が、自分にとっては考えごとをしている時間だからということで、それは“間”なんですが、my奥さんに言わせれば、単なる“無駄”な時間である、と。
「だって、碌なこと考ええてないでしょ」と一蹴。
これはお店の運営にも、また会社の経営にも言えることですね。
“間”というのは、車で例えると、ハンドル(ホントはステアリング)の“遊び”であり、ブレーキペダルの“遊び”もあり、それは絶対に必要な“間”であって、その“間”がないと、ちょっと触れるだけで急ハンドル、急ブレーキになり、危険きわまりないものになります。
このような“間”を、英語ではアイドルと言いますね。
同じクルマの用語で言えば、アイドリング、などという言葉もあります。
日本語では、暖気運転という訳語をつけています。
また販売現場での用語にも“アイドリングタイム”と言って、お客様が少ないかほとんど来ない時間帯のことを言うものもあります。
それを“無駄”ととるか、“間”ととるかというのは、上記のわたしとmy奥さんの考え方の違いのように、当事者の考え方次第ですね。
お店にお客様がいつも押しかけ、従業員のみなさんの休まる時がない、いわゆるアイドリングタイムのないお店では、経営側から言うと、「ウハウハ」ですが、働いている側から見れば、まあ“ウハウハ”と思う方もいらっしゃいますが、大半は「ちょっとぐらい休ませてほしいなあ」と内心思いますよね。
それも判断の仕方、思い方の違いです。
いったい何を言いたいのか分からなくなってきましたね、いつものように。
まあ、なんですね、“無駄”と“間”というのは永遠のテーマであって、それは運営の仕方でどちらにでもなるということを、まあ言いたかったんです。
“無駄”と“間”、あなたはどう考えますか?
さて、今日からまた新しいノンフィクション的フィクションが始まります。
今回は身近に感じる人もたくさんいるんじゃないかなといお店の話です。
タイトルは『泣きっ面に蜂の焼肉店物語』です。
これは狂牛病問題、ユッケ問題など、短期間に訪れた危機的状況の中で、どのように再生を果たしていったのかという数年前に書いた物語です。
ここからどうぞ。
ある地方の、5店舗の焼肉店チェーンを運営する企業から本田にメールが入ったのは、7月の一番暑い下旬の真夏日が続いている時だった。
本田はこの時期、ある医院の第1回目の訪問を終えたばかりで、この医院にコンサルに力を入れたいと思い、断ろうと考えた。
引き受けると両方に力を分散しなければならず、さらには医院のコンサルはまだ始まったばかりで、他にも3件も案件を抱えていた。
忙しいのはありがたいことだが、すべてに力を入れてコンサルを続けていくためには、もうこれ以上力を分散するわけにもいかなかった。
「せっかくのお申し入れですが、今案件を抱えていて、これ以上今新しい案件に力を入れるわけにもいかないのです。
これ以上入れると、他の方に迷惑をかけてしまうことにもなりますので、本当に申し訳ないことですが、お断りしたいのですが」
「いや、満天通り商店街のある人から本田さんのことを聞いたんです。
この人なら何とかやってくれるんじゃないかと。
わたしの話だけでも聞いていただいて、ヒントでもいいからほしいんですが。
ヒントだけでいいんです」
「あの、ヒントだけと言われても、ヒントを差し上げるのがわたしの仕事なんです。
だからそのためには全力を注がなければならないんです。
だから、先ほども言いましたが、今お宅に全力を注げる状態じゃないんです」
「そんなこといわないで、お願いしますよ………」
「………」
「じゃあいつ頃なら本田さんの手があくんですか?
それまで待ちます!」
「え、そこまで?」
「はっきり言って、有名なコンサルタントに頼むような予算がないんです、正直な話。
でも聞いたら本田さんは、それほどとらないと言うし、けっこうマジにアドバイスをくれるからいいよって………」
「はあ、そんなこと言われてるんですか、僕は」
いつの間にか、本田は自分のことを「わたし」から「僕」になってきていた。
「あ、すみません、失礼でしたね、そんなこと言うのは」
「いや別にいいんですけど、自分じゃ結構な値段でやってると思ってたんですが」
「満天通りの理事長がそんなこと言ってました」
「まずいなあ、安かったかなあ。もっと請求しておけば良かった」
「あの、お願いできませんか?」
「………」
「あのーーー」
「………、分かりました。これからちょっとスケジュールを調整してみます。
それからのお返事でいいですか?」
本田はこれも引き受けなければならないなと思いながら、一応は保留という形でその場は終わった。
本田が焼肉店「まんだら」を訪ねたのは、それから1週間後だった。
つづく
それでは、また明日。
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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
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