ごっとさんのブログ

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全豪オープンが終わりました

2015-02-03 10:46:10 | 時事
2週間楽しんでいた全豪オープンテニスが、ジョコビッチの優勝で終わりました。錦織ファンとしては、ずっとテレビにかじりついていましたが、NHKが生中継したことも話題の一つになりました。試合時間は早ければ2時間程度で、長くなれば4時間以上になり、しかもいつ開始されるかわからないという、テレビ中継に最も向いていないテニスを、地上波で生中継というのは、よほど視聴率が上がってきたのでしょうか。これで日本でもテニスファンが増えるのであれば嬉しいことです。

錦織は準々決勝でワウリンカに負けてしまいましたが、ワウリンカの準決勝ジョコビッチ戦はすごい試合でした。2人ともサーブでポイントを稼ぐというより、ストローク戦で抑え込むというタイプでしたので、激しいラリーが続いていました。スピードや回転を変えながら、ミスなく打ち続けているのを見ると、錦織はまだまだこのレベルになっていないと感じました。錦織が全く取れなかった鋭いバックのクロスも、ジョコビッチはさらに厳しいコースに返しています。錦織は鋭いストロークとスピードが武器とされていましたが、それをはるかに上回っていました。この準決勝は非常に接戦で、フルセットになりましたが、最終セットはワウリンカが疲れたのか、集中が切れたのか、ジョコビッチの一方的な勝利でした。
全豪終了時の世界ランキングでは、決勝進出したマレーが4位に浮上し、ワウリンカは9位まで後退し、錦織は5位を守ることになりました。

さてそのジョコビッチ・マレーの決勝ですが、これもよい試合になりました。ワウリンカ戦が力と力のぶつかり合いとすれば、決勝戦は技と技の戦いと言えます。最初の2セットはともに6-6のタイブレークまで行きましたが、お互いに取り合い1-1となり、何と2時間半もかかっていました。この時点ではどちらが勝つか全くわからず、5時間越えの試合になるのかと思っていました。ところが3セット目から、マレーにミスが出始め、ジョコビッチがとると、4セット目は一方的な試合で、ジョコビッチが勝利しました。こういったように、少しでも相手に弱みが見えると、そこを徹底的につき勝利に結びつける力はたいしたものでした。

これでマレーが4強に入り、少し前のビッグフォーの時代に戻ったかというと、若干違うような気もします。この時代の4人は、ビッグ4の対戦以外ほとんど負けることがなく、準決勝にはこの4人が残るという時代でした。しかし現在は、ジョコビッチがやや飛び出し、他の3人は遅れている感じがします。つまりジョコビッチの1強時代なのかもしれません。

次のグランドスラムまで少し時間がありますが、来週は錦織が二連覇中のメンフィスオープンも始まりますので、十分テニスを楽しめそうです。