ごっとさんのブログ

病気を治すのは薬ではなく自分自身
  
   薬と猫と時々時事

研究と学会発表 続

2015-02-11 10:53:19 | 
今日は午後から定例の麻雀会です。こういった祭日のほうが都合がつきやすいようで、いつものメンバーですんなり決まりました。
前回の麻雀は、違うメンバーで同じ駅の近くの雀荘でしたが、非常に珍しい店でした。かなり大きく3,4階に分かれており、私が60歳以上と申告すると、シルバー料金で4階で適当に始めてくれとのことでした。その後全くサービスがありません。飲み物ですら自動販売機か、隣のコンビニで自分で買ってこないといけないのです。食事類も宅配の食堂にやはり自分で注文するシステムでした(パンフレットはありましたが)。
その代り料金は安く、通常の雀荘の半額くらいで、かなり混んできましたがほとんど若い人でした。どうも格安料金の若者向け雀荘に行ってしまったようです。

さて中断していた学会の話の続きです。なお学会名はすべて日本○○学会という名前ですが、日本を省略します。
私は主な学会として、薬学会、化学会、農芸化学会の会員となっていました。薬の仕事なので、薬学会だけでよさそうですが、発表内容で最適の学会というと、いろいろ入っている必要がありました。私は農芸化学科出身ですので、付き合いで入っているという感じもありました。こういった学会が何をしているかというと、まず年次大会として、年1,2回研究発表会が開催されます。これは各地に支部がありますので、支部大会というのが適時開催されています。次が雑誌の出版ですが、大きな学会では日本語の雑誌2種程度と、英文の学術雑誌を出版しています。日本の学会の英文誌はそれほど評価が高くありませんが、化学系で権威のある雑誌としてJACSというのは、アメリカ化学会が出版しているものです。
このように学術雑誌と言われているものは、ほとんどがこういった学会で出しているものです。
こういった雑誌への投稿は、必ず査読という審査があります。通常は2名で査読をし、両者のOKが出ないと掲載されません。意見が割れてしまった場合は、3人目のレフェリー(査読者)に判断してもらうことになります。通常はすんなり通ることは少なく、手直しを要求されるケースが多いようです。
私もレフェリーを頼まれたことがありますが、ほとんどが聞いたこともないような雑誌で、どういう基準で選ぶのか今でも不思議です。こういう査読はほとんどが無報酬のボランティアのようなもので、かなりの時間を取られてしまいました。

このように雑誌への投稿は、それほど権威のあるものでなくても、かなり厳格な審査を経て掲載されています。