ごっとさんのブログ

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公共乗り物でのマナー

2015-08-07 11:18:20 | 時事
先日かみさんと東京へ出かけるとき、電車に乗ると優先席に中学生らしき4人組が座っていました。私たちが入っていくと、慌てて席を譲ってくれました。ありがとうと言って座ると、3人掛けの席なのに全員が立ってしまいました。誰か来るまで「座っていてもいい」と声をかけると、騒ぎながら交互に座っていました。結局しばらくしてお年寄りが来て、席を譲ったのですが、なかなかマナーがしっかりしていると、かみさんと話していました。

こういった公共の乗り物で席を譲るというのは、なかなか難しい点があるようです。私は若いころから車通勤でしたので、混雑する電車などに乗る機会はあまりなく、席を譲った記憶がありません。たぶん席を譲るという行為は、かなりの決心がいることだと思います。前の人に席を譲るべきかどうか悩んで、譲ろうとしても実際に行動に移って声をかけるというのは、なかなかできることではないような気がします。ですから席を譲られた方も、その善意に答えて、喜んで座るべきだと思っています。ごくたまに譲られた人が断る光景を見かけますが、非常に気まずい空気になってしまいます。譲られた方もまだそんな歳ではないとか、いろいろ言い分はあるのかもしれませんが、お礼を言って座るのがマナーだと思っています。

現在はれっきとした高齢者になりましたので、優先席に座るようにしています。これは今まであまり考えたことがなかったのですが、以前職場で若い連中と話していた時に、優先席の話になりました。それほど混んでいない電車では、普通席は埋まっており、何人か立っている状態でも優先席が空いていることはあるようです。そういう場合、若者は優先席には座りにくく、普通席に年寄りが座っていると、優先席に年寄りが移って普通席を空けてほしいと感じるようです。私は譲ることが前提であれば、優先席に若者が座ってもマナー違反ではないと考えていますが、年寄りが優先席に座るべきだというのも一理あるような気がしました。それ以後はつとめて優先席に座るようにしています。

電車通勤の経験はありませんが、疲れて帰るときなど電車に乗ったら座りたいと感じるのは普通のことだと思います。私が夜電車に乗るのは、飲み会の後や麻雀がえりですので、特に疲れているわけではありません。こういったとき、優先席まで満員の場合は、そちらに近づかないようにしています。こういった電車内でのマナーの問題は、いろいろ個人差があると思いますが、少なくともちょっとした気遣いは必要な気がします。