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入浴中の死亡事故、交通事故の4倍以上

2024-06-21 10:34:03 | 健康・医療
私の家では必ず寝る前に毎日風呂に入っています。私の感覚としては冬は2日に1回ぐらいで良さそうですが、かみさんが毎日入る習慣があり私も付き合っているというのが実態です。

実際は夏になると浴槽には入らず、シャワーで済ませてしまいますが、最近は気温が高いのでシャワーが多くなっています。私はしっかり石鹼で体を洗う日と、頭を洗う日を交互していますがこの程度で特に問題はないようです。

風呂に入ってすぐ寝ると寝つきが悪いような気がしますので、大体2時間前ぐらいに入って出てきてから寝酒を飲むというのが日課になっています。このように心身をリフレッシュする入浴ですが、入り方をも違えると命にかかわることもあるようです。

厚生労働省研究班が2014年に公表した報告書では、年間約1万9000人が入浴中に亡くなると推計されました。当時の交通事故の死者数が年間約4000人となっていますので、4倍以上も多いことになります。

高齢になるほどリスクが高く、1.ヒートショック、2.熱中症、3.何らかの原因で意識を失って溺水、などの原因が絡まり合って起こると考えられています。ヒートショックは温度差が原因で起こります。

脱衣所や浴室が寒いと血管が縮んで血圧が上昇し、そこから急に熱い湯につかると血管が広がって血圧が低下するため、失神や脳梗塞を起こすことがあります。対策は当然ですが、温度差をなくすことです。

自宅では冬場は脱衣所に暖房器具を置き、浴槽の蓋を外して湯気で浴室を温めておきましょう。かけ湯をして少しずつ体を慣らすことも大切です。また食事の直後や飲酒後は血圧が下がるので入浴は避けた方が良いようです。

一方熱中症を防ぐには水分補給が大切です。風呂に入ると約800ミリリットルの汗が出るため、入浴前後にコップ1杯ずつ水や麦茶などを飲むようにしましょう。入りすぎにも注意が必要です。

40℃で10分を目安にし、家族と同居している人は一声かけてから入るよう習慣づけるといいようです。私はどちらかといえば熱い風呂が好きなのですが、入るときはそれほど熱くなくいつも入ってから追い焚きをして熱くしています。

ここでは40度を推奨していますが、多分私は42度以上に入っているような気がします。万一入浴中に意識がもうろうとしてきたら、気を失う前にお湯を抜けば、溺水を避けられます。

自宅の風呂のコントローラーは、外部(台所)との通話装置が付いていますが、使ったことがないため一度確認してみるのも必要かもしれません。いろいろ安全に気を付けながら、風呂を楽しみたいと思っています。


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