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「ガン検診」発症のリスクを減らす受診法

2023-01-29 10:35:45 | 健康・医療
このブログでも何度か述べていますが、私はこの歳になるまで「ガン検診」を受けたことがありません。

もうじき76歳となりますが、幸いなことにガンを発症したことがありませんので、もう検診の必要がなくなったと感じています。

ガン検診には「対策型健診」と「任意型健診」の2種類があり、対策型の例は市町村が健康増進法に基づき住民を対象に実施するガン検診です。費用の大部分に公費が当てられ低価格や無料で受けられ、検査方法などは国の指針で示されています。

任意型の代表例は医療機関などが独自に提供している人間ドックです。医療機関によっては精度が高い最新の検査を受けることもできます。費用は自己負担になりますが、企業の健康保険組合などで補助を受けられることもあります。

市町村が実施する対策型健診の対象では、国は胃ガン、肺ガン、大腸ガン、子宮頸ガン、乳ガンの五つのガンを推奨しています。これらは検診を通して早期に発見し治療をすることで死亡率が低下することが証明されています。

胃ガンではエックス線検査か内視鏡検査の二つの方法があり、50歳以上の男女が対象で2年に1回の受診が目安となっています。肺ガンでは胸部エックス線検査や痰に含まれる細胞の形を見る「喀痰細胞診」があります。

大腸ガンでは便の中に血が混じっていないかを見る2回の便潜血検査をします。肺ガンと大腸ガンは、40歳以上の男女が年1回受診すると良いとされています。

子宮頸ガン、乳ガンは女性が対象で、2年に1回の受診が推奨されています。子宮頸ガンでは20歳以上を対象に、子宮頸部から採取した細胞の形を調べます。乳ガンは40歳以上を対象に、マンモグラフィーと呼ばれる乳房のエックス線検査をします。

市町村のガン検診(1次検査)を受けて異常があると判定された場合、精密検査(2次検査)を受け、結果を受けて診断が確定した場合必要に応じて治療へと進みます。

2019年の国民生活基礎調査などによると、五つのガンの受診率は増加傾向にありましたが、いずれも40〜50%程度で欧米に比べて低いのが現状です。さらに近年のコロナ禍による「受診控え」で、日本がん協会によると2021年の受診者数は2019年比で約10%減少しました。

家族や親族にガン患者が多い「ガン家系」の人、喫煙や飲酒、塩分過剰摂取などの生活習慣を持つ人、メタボリックシンドロームや糖尿病で通院中の人などは、ガンのリスクが一般の人より高いので、特に受診を心掛ける必要があるようです。

私はガンは「細胞の変異による疾患」と考えていますので、どんなに健康的な生活を送っていても発症リスクは同じだと思っています。

多分皮肉なことに上記のような発症リスクが高いといわれている人よりも、健康的な生活をしている人の方が受診率が高いのは確かではないでしょうか。


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