私の歳になると(77歳)友人知人にガンの発症が増えてきます。そのうちH君は5年以上前に肺ガンが見つかり、切除しましたがその後何の問題もなく元気に過ごしています。
Fさんは胃ガンをやはり切除しましたが、抗ガン剤治療が必要となり、転移再発を疑われています。この様にガンといってもヒトによって大きく性質は異なっていると言えます。
ガンの大きな分類として、ガンのもとになる細胞の種類によるものがあります。上皮細胞からできるガンを癌(これは漢字で書くようです)または癌腫と呼び、上皮細胞以外の細胞から発生するガンを肉腫と呼びます。また血液細胞のガンは造血器腫瘍と呼びます。
肉腫はまれなガンであること、血液のガンは診断法も治療法も固形ガンとは異なることから、ガンとして癌腫を中心に解説していきます。ガンの性質の違いに大きく関わる分類としては、ガンの「組織型」によるものと、「遺伝子」によるものがあります。
またガンの進行をの程度を表わす「ステージ」という分け方もあります。組織型とは、ガン細胞の形状やガン細胞が集まった組織の状態からガンを分類するもので、ガン細胞やガン組織を顕微鏡などで詳しく調べる検査によって決められます。
組織型とガンの進行の速さや予後の関係はよく調べられているので、組織型を知ることは治療方針をたてるうえで重要です。ひとつは腺ガンです。上皮細胞からなる組織がくぼんだ形となり、体液を分泌する機能を持ったものを腺組織と呼びます。
腺ガンは腺組織から発生するガンで、胃、腸、子宮体部、肺、乳房、卵巣、前立腺、肝臓、脾臓、胆嚢などにできます。胃ガンはほとんどが腺ガンですが、その中でも細胞の特徴から大きく分化型と未分化型に分けられます。
一般的に分化型は進行が穏やかで、未分化型は進行が速い傾向があるといわれています。大腸ガンも多くが腺ガンですが、さらに乳頭腺ガン、管状腺ガン、低分化腺ガン、粘液ガンなどに分けられます。もうひとつが扁平上皮ガンです。
扁平上皮とは平べったい上皮細胞が並んだ組織のことで、食道のように内部が空洞になっている臓器の内部の表面にあります。皮膚も扁平上皮です。扁平上皮ガンは扁平上皮から発生するガンで、口の中、舌、喉、気管、肺、肛門、膣、子宮頸部などにできます。
日本人の食道ガンはほとんどが扁平上皮ガンですが、欧米では腺ガンが多いと言われています。肺ガンでは腺ガンととも扁平上皮ガンとも異なる特徴を持つ大細胞ガンという分類があり、これら3種をまとめて非小細胞肺ガンとよんでいます。
結局ガンの分類で終わってしまいましたが、この分類ができれば治療法は確立していますので、ガンの疑いがあるときは、しっかりした解析ができるような大病院に行く必要があると言えます。
Fさんは胃ガンをやはり切除しましたが、抗ガン剤治療が必要となり、転移再発を疑われています。この様にガンといってもヒトによって大きく性質は異なっていると言えます。
ガンの大きな分類として、ガンのもとになる細胞の種類によるものがあります。上皮細胞からできるガンを癌(これは漢字で書くようです)または癌腫と呼び、上皮細胞以外の細胞から発生するガンを肉腫と呼びます。また血液細胞のガンは造血器腫瘍と呼びます。
肉腫はまれなガンであること、血液のガンは診断法も治療法も固形ガンとは異なることから、ガンとして癌腫を中心に解説していきます。ガンの性質の違いに大きく関わる分類としては、ガンの「組織型」によるものと、「遺伝子」によるものがあります。
またガンの進行をの程度を表わす「ステージ」という分け方もあります。組織型とは、ガン細胞の形状やガン細胞が集まった組織の状態からガンを分類するもので、ガン細胞やガン組織を顕微鏡などで詳しく調べる検査によって決められます。
組織型とガンの進行の速さや予後の関係はよく調べられているので、組織型を知ることは治療方針をたてるうえで重要です。ひとつは腺ガンです。上皮細胞からなる組織がくぼんだ形となり、体液を分泌する機能を持ったものを腺組織と呼びます。
腺ガンは腺組織から発生するガンで、胃、腸、子宮体部、肺、乳房、卵巣、前立腺、肝臓、脾臓、胆嚢などにできます。胃ガンはほとんどが腺ガンですが、その中でも細胞の特徴から大きく分化型と未分化型に分けられます。
一般的に分化型は進行が穏やかで、未分化型は進行が速い傾向があるといわれています。大腸ガンも多くが腺ガンですが、さらに乳頭腺ガン、管状腺ガン、低分化腺ガン、粘液ガンなどに分けられます。もうひとつが扁平上皮ガンです。
扁平上皮とは平べったい上皮細胞が並んだ組織のことで、食道のように内部が空洞になっている臓器の内部の表面にあります。皮膚も扁平上皮です。扁平上皮ガンは扁平上皮から発生するガンで、口の中、舌、喉、気管、肺、肛門、膣、子宮頸部などにできます。
日本人の食道ガンはほとんどが扁平上皮ガンですが、欧米では腺ガンが多いと言われています。肺ガンでは腺ガンととも扁平上皮ガンとも異なる特徴を持つ大細胞ガンという分類があり、これら3種をまとめて非小細胞肺ガンとよんでいます。
結局ガンの分類で終わってしまいましたが、この分類ができれば治療法は確立していますので、ガンの疑いがあるときは、しっかりした解析ができるような大病院に行く必要があると言えます。
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