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糖尿病の負のイメージ払拭の新呼称案公表

2023-10-15 10:34:50 | その他
どうも日本人は名称にこだわるようで、糖尿病のイメージをよくするために新しい名称を検討しているようです。これに先立って精神疾患の病名は新しくなり、既に定着してきています。

それとは別に身体障碍者を表す言葉は、ほとんどすべて禁止用語?になっているようです。例えば目が見えない人を指す「めくら」という言葉は本当に差別用語なのでしょうか。

こういった言葉がいつごろから使われ出したのかよく分かりませんが、かなり古くからありいわば歴史的と言っても良いのではないでしょうか。めくらは単純に目が不自由な人を表しているだけで、蔑称として使われてきたとは考えにくいような気がします。

これを視覚障碍者と呼ぶことで、本当に障碍者差別がなくなるとはとても思えません。少し前にやはり差別的と問題になった「黒人」という言葉があります。

白人という言葉が良くて、なぜ黒人が駄目なのかよくわかりませんでしたが、肌の色が黒い人を呼ぶ適当な言葉は結局見つかっていないような気がします。肌の色で人を区別することは差別的であるという事のようですが、何の差別もなく黒人と呼ぶことは多い気がします。

私の使っているワードでは、「障碍者」はこの漢字が出てきて「障害者」にはなりません。こんな点に気を使うことが本当に障碍者の福祉につながるのかは、非常に疑問に思っています。

さて糖尿病ですが、これはインスリンの不足や作用低下により、血糖値が高い状態が続く病気で、国内で約1千万人の患者がいるとされています。1907年に日本内科学会が糖尿病と病名を定めましたが、現在は尿に糖が混じらない場合があることが分かっています。

日本糖尿病協会が2021〜2022年に実施したアンケートでは、回答した1087人の約9割の患者が病名に何らかの抵抗感や不快感を抱いているそうです。約8割の患者は「尿に糖が出るという、不潔なイメージが不快」などとして病名の変更を望んでいました。

これを踏まえ日本糖尿病学会と日本糖尿病協会は、糖尿病の新たな呼称案を英語名に基づいて「ダイアベティス」とすることを公表しました。

英語名をカタカナ表記にするというのはあまりに安易な方法ですが、私の感覚ではこのDiabetesの読みは、ディアベティスの方がよさそうです。

私は糖尿病ではありませんが、病名に負のイメージがあるのは当然のような気がします。これをあえて変えるのであれば、せめて〇〇病というような分かりやすい日本語にしてほしいものです。


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