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錦織 準決勝棄権敗退

2015-06-21 10:26:27 | テニス
一昨日準々決勝進出を書きましたが、その続きです。残念ながら錦織は、準決勝で左足ふくらはぎを痛め棄権してしまいました。

この大会のように、グランドスラム(今回はウインブルドン)の前哨戦は、あくまでコートになれるためと調整のためといった意味合いがありますので、上位のシード選手が敗れる波乱が多くなります。今回の錦織の準々決勝の相手も、ランキング51位でノーシードのポーランドの選手でした。この選手は203cmの長身で、ビッグサーバーで初めての対戦でした。これは錦織がやや苦手とする3拍子が揃っていました。

錦織のサーブで試合が始まると、危なげなくキープできるものの、相手のサーブをなかなかブレークできません。やはりサーブは200キロを超え、非常に強いストロークもあるのですが、ジュースまで行くことが多いので、どこかでブレークできるだろうと思ってみていました。錦織キープの5-4でタイブレークの様相を呈した時、相手もプレッシャーがあるのかこのゲームをブレークして6-4で錦織がとりました。ところが2セット目は、先に錦織がブレークされ追いかける展開となりました。終盤何とか追いついたものの、次のゲームをブレークされ、5-7で落とし対になってしまいました。

ファイナルセットは、錦織がギアを上げたようで、最初の相手のサーブをブレークしました。このあたりは錦織にはまだ余裕がある感じでした。こうなると楽に勝つためには、自分のサービスゲームだけに集中し、ずっとキープしていくといのが良い戦法ですが、この通りの展開で6-3でとり勝を治めました。スコアよりは苦戦という感じもなく、錦織の貫録勝ちでした。

準決勝の相手は、第4シードのモンフィスだろうと思っていましたが、準々決勝で2セット目途中で棄権したため、ノーシードのクロアチアの選手となりました。この選手はビッグサーバーでもなく、ストローク戦で確実に相手コートに返すというタイプで、錦織が最も得意とする相手という評でしたので、ほぼ楽勝だろうと思っていました。

錦織が入場してきたとき、いつもの帽子も鉢巻(バンダナ)もしておらず、アナウンサーも珍しいですねと言っていました。試合は錦織のサーブで始まりましたが、どうも動きが悪い、というより球を追うことができていません。左ふくらはぎにテーピングがしてありましたが、どうもそのためのようです。動けないまま5ゲームが終わり、1-4となったところで棄権してしまいました。どうも最初からできる状態ではなかったようで、試合をせず棄権では観客に申し訳ないということで出てきたようです。

この試合の前にフェデラーが決勝進出を決めていましたので、フェデラーとの決勝戦を楽しみにしていたのに本当に残念です。29日のウインブルドンまでに完治することを祈っています。

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