ごっとさんのブログ

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新型コロナはオミクロン株で普通の風邪に近づいたか

2022-03-01 10:26:37 | 健康・医療
新型コロナの感染者数は高止まりが続いていますが、オミクロン株の出現によって普通の風邪に近づいたという議論が出ています。

ここでは専門家(感染症医師)が真っ向から反対していますので、その意見を紹介します。この専門家はどんな状況になってもコロナは危険であるという意見のようですので、私とは全く逆の立場と言えます。

まずオミクロン株が重症化しにくいのは、ワクチン接種が進んだためで弱毒化していないとしています。この辺りの判断は難しいのですが、海外の状況やウイルスの進化という点からも弱毒化するのが自然の流れのような気がします。

またオミクロン株は2回目のワクチン接種から時間がたち、重症化予防効果が低下している高齢者にとっては未だ大きな脅威であるとしています。私はこの意見は免疫の常識から考えてもおかしと思います。

ワクチンというのは本来感染を予防するためではなく、すぐ治るつまり重症化を予防するためのものです。2回の接種で免疫が確立できれば、その効果は一生続くものであることは多くのワクチンで証明されています。

免疫系に問題のある高齢者は、ワクチンを何回打とうとも感染し重症化するのは当然で、インフルエンザ等普通の風邪でも死亡するのと同じようなものです。

次に死者数について触れていますが、年間のインフルエンザ死亡者数は214人(2001年)から1818人(2005年)であり、コロナによって1日200人以上が亡くなっているのは、インフルエンザの年間死者数を数日で上回っているとしています。

この点からも新型コロナとインフルエンザを同等に扱うことはできないようです。しかし私はこの死者数の集計方法が異なるため、単純な比較はできないと考えています。

このブログでも取り上げましたが、厚生労働省の指針ではコロナ陽性者が亡くなった場合は、たとえ老衰であってもコロナ死者数にカウントするというものです。親しい医者によれば、たとえ交通事故で亡くなってもコロナ陽性者であれば、コロナ死者にカウントするというバカげたことをやっているといっていました。

あまり確かではありませんが、コロナ死亡者の平均年齢が79.3歳とか82歳という数字が出ていますので、ほんとうにコロナウイルスが原因で亡くなった人ははるかに少ないような気がします。

この専門家はコロナの新たな変異の可能性や、スペイン風邪などを例に挙げて新型コロナの脅威を強調していますが、あまり納得性のあるものではありませんでした。

感染者数が高止まりしている時点では、規制緩和は出しにくいのですが、世界的な流れとしてもウイズコロナの時代に入ったといえるのではないでしょうか。


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