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老化の指標は片足立ち30秒

2025-01-11 10:34:28 | 健康・医療
タイトルのように片足立ちが老化の指標になり、歩行速度や筋力より信頼できるという記事を見ました。私は最近これを実感することがあります。

もう10年以上前からかみさんと週1回テニスクルーに行っていますが、始める前にストレッチをやるのです。この中に片足の膝を抱えて体に引き付けるという運動と、つま先をもって後ろに引き上げるというものがあります。

これは当然片足で立って、コーチの8カウント2回続けるのですが、コーチのカウントは割とゆっくりしているので20秒ぐらいかもしれません。これが最近できなくなってきました。2種を片足ずつ4回やるのですが、完全に片足立ちできるのが1回ぐらいになってしまったのです。

少し前までは気にせずできていたので、やはり老化が進んできたのかもしれません。さて加齢による体力の衰えは個人差も大きく、人によって自覚する症状も異なります。

一般的に筋力の低下は30歳ごろから始まり、60歳以降はさらに加速すると考えられますが、加齢との関連性ついて質の高い研究データは限られていました。こんな中身体機能と年齢の関連性を検討した研究論文が発表されました。

アメリカで行われたこの研究では。50歳以上の健康者40人(男性20人)が対象となりました、研究参加者に対して筋力、バランス能力、歩行速度などの調査を実施し、年齢との関連性を分析しています。

なお筋力は手の握力や膝を伸ばす力が測定され、バランス能力は立位(立った状態)で30秒間にわたって同じ姿勢を保つことができるかどうかを評価しました。調査の結果筋力は年齢が上昇するとともに減少し、10歳ごとの筋力低下率は、手の握力で3.7%、膝を伸ばす力では1.4%の低下でした。

また片足で立位姿勢を保てる時間(秒)も年齢が上昇するとともに減少し、10歳ごとの減少時間は利き足による立位姿勢で1.7秒、利き足とは逆の足による立位姿勢で2.2秒でした。一方歩行速度と年齢に明確な関連は認められませんでした。

論文著者らは、老化に対する評価指標として、片足で立位姿勢を維持できる時間は、歩行速度や筋力と比べて、最も信頼できると考察しています。これだけではなぜ片足立ちが信頼できるのかよく分かりませんが、筋力などは体格によって大きくばらついてしまうのかもしれません。

せめて平均的な各年齢の片足立ちの時間を知りたいのですが、アメリカ人のデータでは意味がないのかもしれません。私も片足立ちの時間を測ってみようかと思っています。


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