天正15(1587)年、太閤秀吉が開いた北野大茶会の際に用いられたという
由緒正しき「長五郎餅本舗」のお餅です。
天正年間と言うから今から400年あまり前の事です・・・
京都・北野天満宮の縁日になると決まって現れる一人の老人がいました。
境内の出店の者に小さな餅(もち)を5、6個売ると去って行きます。
どこから来てどこへ帰るのか誰も知りませんでした。
薄い餅皮にあんを包んだ上品なお餅で、次第に評判になりました。
ある時、一人が老人に尋ねると「河内屋長五郎」と名乗ったそうです。
天正15(1587)年10月、九州平定を終えた豊臣秀吉は北野天満宮の松原で大茶会を催すことになり、市中に高札を掲げて上下の別なく参加を呼びかけました。
長五郎も出店仲間に言われて茶屋を出し、秀吉に餅を献上したところ大層気に入られ「以後『長五郎餅』と名乗るべし」と命名されたといわれています。
薄い餅皮に餡を包んだ上品な餅菓子です。
2個入りがあったので、母へのお土産(お供え)にと買ってきましたが
賞味期限2日間のお下がりは、私が美味しく頂きました。(^^ゞ