喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

岬の晩秋

2013-12-04 | ブログ
 12月に入った。
それを晩秋というのは少しちがう気がする。
でも、岬はまだまだ暖かい。

 温州みかんは、収穫まっただ中。
その他多くの柑橘は、これから実りの時期。

 北西の北風が強いので、体感温度は低い。
でもこの風のおかげで、雪が積もることも少ない。

 そんな岬にも晩秋の気配。
日の出が少しずつ遅れ、出勤の時間にようやく釜木の尾根から朝日が昇ってくる。
空をオレンジ色に染めて。



 肉眼では、まぶしすぎて見ることができないが、
カメラでは、そのまぶしさを耐えることができる。




 ドリップコーヒーをボトルに入れ、それを飲みながらゆっくりと車を走らせる。
時速20㎞ぐらいでゆったりと。
周りの景色が感じられるくらいの。

 紅葉する木々は多くないが、それでも大好きな場所がある。
亀の首という場所。
お気に入りの場所の1つ。



 車を止めて、カメラのシャッターを押す。
真っ赤な紅葉が終わったハゼの木。
ろうそくの原料のハゼの実がたわわに垂れている。
 昔は、これを採集する人も多かったらしいが、今はいない。



 
 変わりゆく季節を感じながらの朝のドライブ。
ちょっとした幸せな時間。

                           岬人(はなんちゅう)