喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

花づくりは、地域づくり

2013-12-13 | ブログ
 伊方町の教員のみなさんが、先週7日(土)にパンジーをプランターに植えた。
それを統合前の3つの地域にふりわけ、三崎地域には15個のプランターをいただいた。

 さらにこれらを地域のどこに置くか。
水やりが必要なので、それもお願いしなくてはならない。

 小中学生のスクールバス停、役場支所、公共施設、人が集まる場所など。

 いろいろと考えた結果、
 二名津診療所、串診療所、二名津郵便局、三崎デイサービス、三崎つわぶき荘、三崎保育園、三崎漁協に連絡をして、
了解をとり、置かせてもらうことになった。














 花づくりは手間ひまがかかり、愛情がなければならない。
そうやって愛情がこめられ咲いた花がいっぱいある地域は、とても美しい。
地域の美しさは、そこに住む人、訪れる人の心をおだやかな幸せな気持ちにしてくれる。

 まさに、花づくりは地域づくり

 15個のプランターを2人で配ってまわったが、
普段はなかなか会うことがない人とお話できたこともよかった。

 「花いっぱいの地域。いいですね。きれいに咲かせますね。」

そう言ってもらった。
すでに心に花が咲いたようだ。

                    岬人(はなんちゅう)

田舎の若者の役割

2013-12-12 | ブログ
 田舎の若者の役割についてブログを書いた。
祭り、夜市、消防団、青年団など、地域で担う役割は大きい。

 フェイスブックでいろいろなコメントがあった。


 松山の喜安さんからは、「田舎には、それぞれの役割や居場所と出番が残っていますよね。
強制的なところもありますが(笑)」

 松前町の三好さんからは、「 いいですね(≧∇≦)
ただ、経済的に生活できる環境がきびしいのではないかと思います。」

 八幡浜の水本さんからは、「 <マジ・ガチ・リアル>3種の仁義で佐田岬半島は最高!!」

 そして東温市の酒井さんからは、「子どもは、必要とされて大人になる、ですもんね(*^_^*)
役割を担いながら成長していける岬は、最高!!です。」


 あたりまえだが、初めからうまくやっていけることはない。
失敗はつきもの。
失敗と書いて、「けいけん」と読む。
 先輩の姿を見て、聞いて、教えられながら育っていく。
教えは、大らかで、ゆるやか。
だから若者たちは、のびのびとやっていく。

 たよりない存在から、たよりにされる存在へと変わっていく。



 世代をこえたつながり。
私は、気に入っている。

               岬人(はなんちゅう)


  

日本の社員のやる気が世界で最も低い!

2013-12-11 | ブログ

先日、フォレスト出版が以下のような文を載せていた。


    「日本の社員のやる気が世界で最も低い!」


『アメリカの人事コンサルティング会社ケネクサが出した調査結果で、
1位インド、2位ドイツはもちろんのこと、
ブービーの韓国にすら大きく差をつくられて最下位となった日本の社員のやる気。


この現状について、
ほとんどの人が「リーダーシップ」=「影響力」持っていないから、
という理由でしたが、実は「やる気最下位の国=日本」になってしまった理由には、もう1つ、

非常に大きな原因が隠されています。
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■日本の企業が大学生に最も求めている能力をご存じですか?■
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なんとなく、答えが思い浮かんだかもしれませんね。
そう、答えはコミュニケーション能力です。


新卒採用の採用基準として、
9年間連続でコミュニケーション能力が圧倒的1位を取り続けているのです。



採用の場ではもちろんのこと、
現代日本で生活を送っているといたる場所で、
この“コミュニケーション能力”が求められます。


そんな現状に比例するかのごとく、

・「伝え方」を教える本が出版され
・「コミュニケーション能力」向上のためのセミナーが開催され
・「話し方」を教えるための塾までもが開かれる

こんなコミュニケーションを伸ばすためのツールが
いくつも世の中に出されているのです。


もちろん、コミュニケーション能力は、間違いなく必要な能力です。


でも、その裏で、

□ リーダーになったときに、部下や後輩にビジョンを示せない。
□ 本当に自分の好きなことをしたいと思ったとき、まったく動けない。
□ 作った人脈を活用できず、結局自分が利用されるばかりになっている。

こんな悩みが多く生まれているのをご存じでしょうか。

人の後ろに付いているときは、
コミュニケーション能力を駆使してなんとか乗り切れる。

でも、人の上にたち、人を使う側になり、
いざ、自分が主人公になろうとしたとき、
自分が行動するための確かな行動指針が持てない。

【人をどう動かしていけば良いかわからない】

こんな状態になってしまう
周囲を動かす力が欠如した人が、
かなりの率で増えているのです。

そしてこれが、日本の社員のやる気がないもう1つの原因です。
「人を動かせない」人が今、日本にはあまりにも多いのです。


 あなたはどうでしょう?
周囲の人に振り回されていませんか?
結局自分の意志を曲げて、妥協してしまっているーー
そんな状況が続いていませんか?』



 若者たちの社会的役割が少ないのではないだろうか。
田舎であれば、祭りの運営、消防団、青年団などは、若者にまかされた役割。
指示が出れば、年齢が上の人もそれに従わなければならない。
若者たちを育てるという気持ちが受けつがれている。



 写真の秋祭りの牛鬼をどう動かしていくかは、青年団の責任者にまかせられている。

 農業にしてもふるさと平礒には来春、三崎高校を卒業する若者がいる。
80歳をこえたじいちゃんの後を継ぎ、広いみかん畑を経営していくことになる。

 田舎には、若者たちがリーダーシップをとっていけるように育てていくしくみが残っている。


                             岬人(はなんちゅう)


 

田舎でも飲めるボジョレヌーボ

2013-12-09 | ブログ
 先日、ボジョレヌーボの解禁でいつものようにワインファンはにぎわった。
私も最近、ワインをよく飲む。
解禁日にボジョレを飲みたいとも思ったが、田舎ゆえ手に入らない。

 それから数日が過ぎるとその熱も冷め、
ボジョレヌーボという響きも小さくなっていく感じ。

 それでも田舎の店にもようやく出回り始め、
今年のワインのできを味わう。

 私は、ワイン通ではないのでボジョレを必ず飲みたいというこだわりはない。

 一昨日の7日(土)のこと。
同業者が集まり伊方で懇親会を行った。
楽しい語らい、おいしい焼き肉とビールやお酒。
ずいぶんと良い気分になり、お開きとなった。

 午後9時を廻った頃、40分かかる道のりを妻がこころよく迎えに来てくれた。
本当にありがたい。
 もう一人同じ方向の中島さんも乗ってもらい送ることにした。

 途中、ローソンに立ち寄り買い物をして、
車の中は2次会のような盛り上がり。

 あっという間の30分。
中島さんを三崎まで送り届けた別れぎわに、
「ご夫婦でいっしょに飲んでください。」
とボジョレヌーボと冷酒をプレゼントしてもらった。

 これには、驚き、かえって気をつかわせてしまったともうしわけない気持ち。
お返しするのも失礼と思い、せっかくなのでいただいて帰った。

 そしてこのボジョレヌーボを昨晩開けて飲んだ。



 何とも満たされた気分。
 このワインは、いろいろなシチュエーションでたくさんの人に飲まれるだろうが、
中島さんからの思いがこめられているものをいただく幸せ感にひたる。

 

 いつものワインよりもおいしさが何倍にもふくらんだ。
心もお腹も満たされた夜となった。

                          岬人(はなんちゅう)

宇和海の光と影のコントラスト

2013-12-09 | ブログ
 車にいつも置かれているもの。
双眼鏡とカメラ。

 今しか見られないという光景を見たい、撮りたい。

 2日前の11月7日(土)、の昼下がり。
メロディーラインを伊方から三崎へ車を走らせていた。



 大久トンネルを抜けると、眼下の宇和海からの強烈な照り返し。
太陽の光を受けて、宇和海が銀盤のように輝いている。

 そうかと思えば、次の瞬間、雲が流れ名取にかけて影をつくる。
この光と影のコントラストが何ともいえず、大久展望台に上がりシャッターを押す。



 似たような光景はあっても、二度見ることができない、一生に一度のもの。
そんなことに感動と幸せを感じる。

 自分は、自然の中に生かされている。
そう感じたひとときだった。

                   岬人(はなんちゅう)

岬アジ (はなアジ)がわきかえる

2013-12-08 | ブログ
 もう2週間にもなる。
二名津湾に朝から多くの漁船が集まる。

 何が釣れるのかな?
でもこの光景は、昨年もあった。

 きっとアジがわいているのでは。



 この漁船の集まりが、日とともに湾の内へ移動。
最近は、防波堤よりも内側でアジがわいているようだ。

 岬のアジなので、岬アジ(はなアジ)。

 この状況を知ってか、最近は多くの釣り人も防波堤からサオをたらしている。



晩秋のとびっきりの岬の味。

 先日、二名津の知り合いからアジをもらい、
弟が刺身、焼きアジ、カマ焼き、お吸い物をしてくれた。
最高の秋の味覚。

 豊かな食があるのが、田舎の良さでもある。

                  岬人(はなんちゅう)


 

晩秋の佐田岬の山々

2013-12-07 | ブログ
 田舎の愛媛県伊方町、佐田岬半島はそれぞれの季節ごとに楽しみがある。
ここ最近は、晩秋の紅葉した山々を感じることがちょっとした楽しみ。

 毎朝、15分かけて職場へ車を走らせる。
対向車が来たら路肩によってゆずり合うくらいの狭い道。
ヘアピンカーブが続く。
そんな道をいつもよりもゆっくりと時速20㎞くらいで走る。
季節の移ろいを感じるためだ。

 お気に入りの「亀の首」という場所の紅葉を見て、峠を越えると
目の前に二名津湾を見下ろす。
 その湾からせり立つようにこの辺で最も高い伽藍山が見える。



 見なれた景色だが、全国のいろいろな場所をバイクで旅した経験からすると、
とてもめずらしい景色。
 というのも海から平地があり、徐々に山へと続くのではなく、
海から一気に壁のように山がある。
リアス海岸の特徴。
でもこのリアス海岸じたいがめずらしい地形。

 そんな壁のような山すそに集落が点在している。
山に抱きかかえられているような。

 
 今日、午前中仕事をしていたら鮮やかな紅葉を見つけた。


 
 柑橘が多いので紅葉する木々は少ないのだが、
山吹色に色づいているのは、たぶんクヌギだろう。
 バベ(ウバメガシ)を炭にしたものが備長炭といわれる最高の炭。
クヌギは、それと同じくらい固くて良い炭になる。
 残念ながら、そんな良い素材はあるのに今は炭焼きをする人はいない。
 だから私の記憶にあるクヌギは、カブト虫やクワガタがよく取れる木、といったもの。

 写真、後ろに見えるのは愛媛県立三崎高等学校。
建物は新しくなったが、私の母校。
写真は、もと三崎高校があった場所から撮っている。

 そんな思い出も探りながら、きれいな岬の山々を望む。

 私にとっては、世界中で最もすてきな場所、佐田岬。
もうしばらくの間、美しい景色が見られそうだ。

                       岬人(はなんちゅう)

 







岬の晩秋

2013-12-04 | ブログ
 12月に入った。
それを晩秋というのは少しちがう気がする。
でも、岬はまだまだ暖かい。

 温州みかんは、収穫まっただ中。
その他多くの柑橘は、これから実りの時期。

 北西の北風が強いので、体感温度は低い。
でもこの風のおかげで、雪が積もることも少ない。

 そんな岬にも晩秋の気配。
日の出が少しずつ遅れ、出勤の時間にようやく釜木の尾根から朝日が昇ってくる。
空をオレンジ色に染めて。



 肉眼では、まぶしすぎて見ることができないが、
カメラでは、そのまぶしさを耐えることができる。




 ドリップコーヒーをボトルに入れ、それを飲みながらゆっくりと車を走らせる。
時速20㎞ぐらいでゆったりと。
周りの景色が感じられるくらいの。

 紅葉する木々は多くないが、それでも大好きな場所がある。
亀の首という場所。
お気に入りの場所の1つ。



 車を止めて、カメラのシャッターを押す。
真っ赤な紅葉が終わったハゼの木。
ろうそくの原料のハゼの実がたわわに垂れている。
 昔は、これを採集する人も多かったらしいが、今はいない。



 
 変わりゆく季節を感じながらの朝のドライブ。
ちょっとした幸せな時間。

                           岬人(はなんちゅう)