浜崎ヒカル交通館ブログ

浜崎ヒカルの独り言などを載せています。

さよなら尾道市営バス&三原市営バス

2008年03月31日 20時42分18秒 | 公共交通
今年の春は、広島県東部でも、2つの公共交通事業者がその歴史に幕を降ろすことになった。
それは、鉄道事業者ではなく、バス事業者である。それも、公共企業体の事業者である。
その2つの事業者は、尾道市交通局と三原市交通局。
尾道市交通局は1932年に開業、三原市交通局は1942年に開業し、それぞれの市内路線を中心に乗合バスを運行していた。
尾道市交通局は、因島大橋が開通したのを機に因島へ乗り入れる路線を開設したり、近年まで、新規路線を開設したり、CNG車の導入、観光輸送の充実など、経営に前向きな姿勢が見られた。
しかし、公共企業体では、経営が苦しいのか、事業を尾道市出資の新会社へ移管し、交通局を廃止することになった。
三原市交通局も、公共企業体として、経営が困難になったうえ、バス路線も、既存の民営バスと競合路線や共同運行路線が多いためか、民間事業者へ路線を段階的に譲渡するようになり、本日限りで全路線の運行を終え、路線譲渡が完了する。
こうして、2つの交通局が、本日限りで幕を降ろすことになった。
近年、地方の公営バスが次々と姿を消している。
残ったほかの公営交通事業者には、少しでも長い活躍を願いたいと思う。


尾道市営バス


三原市営バス
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さよなら三木鉄道

2008年03月31日 20時25分55秒 | 公共交通
兵庫県の中部の厄神駅から三木駅の間を通っていた三木鉄道は、1985年、国鉄三木線を引き継ぎ、第3セクター鉄道として、開業した。
開業当時は、2軸車のレールバスが、往復するだけの路線だったが、後に駅を増設したり、車両をややボギー車に置き換えるという動きがあった。
しかし、根本的な経営改善にはつながらず、廃線が決定し、本日、幕を降ろすことになった。
路線の起点は、JR加古川線の厄神駅で、終点は、三木駅である。いずれも、市街地から外れたところを走っていた。
三木鉄道の駅のうち、国鉄時代には存在していた国包、石野、別所、三木の各駅は、国鉄から引き継いだ駅舎がそのまま使われていた。国包は、カプセル駅舎のはしりといわれていて、待合所とトイレをコンパクトにまとめた無人駅用の駅舎に建て替えられたあと、各地の国鉄駅で同様の動きがあった。
しかし、国包駅の駅舎のトイレは、三木鉄道発足後、しばらくして、管理が行き届かなくなり、閉鎖されてしまっていた。
石野、別所の各駅は、古い木造駅舎が残っていた。いずれも、旧国鉄三木線の前身の前身だった播州鉄道(のちに播丹鉄道となり、さらにのち国鉄化)時代に開業したものである。
三木駅は、同鉄道路線唯一の社員配置駅で、車両基地も併設されていた。なお、三木鉄道では、普通乗車券は発売されてなく、有人駅での乗降も含めて、運賃は、降車時、車内で支払うことになっていた。
三木鉄道は、播州鉄道として、厄神~別所間が部分開業した頃を含めると、92年の歴史を持つ路線であるが、本日を持って、その歴史にピリオドを打つこととなる。
ローカル鉄道が次々と各地で廃止されていく中、1日でも長く活躍して欲しかったのが、レールファンの心情であるが、厳しい現実には勝てなかった。
わたしは、2006年の夏に全区間往復乗車したことがある。当時は、車内は閑散としていて、往復とも、ボックスシート1組を1人で占領することができたのである。そのような状況では、廃線もやむを得なかったのだろう。
今年もまた、ローカル鉄道が姿を消す春となった。
運営事業者が変わりながらも、長く親しまれた三木線には、心から感謝と労いの意を申し上げたいと、わたしは思う。


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本日の模型工作

2008年03月31日 19時06分19秒 | 鉄道模型
今日は、仕事が休みだったので、昼頃、鉄道模型の工作をした。
本日の内容は、鉄道コレクションの阪急920系をNゲージ化する作業である。
台車枠の塗装やパンタグラフの塗装は既に済んでいるので、まず、動力ユニットの組込作業から始めた。
動力化した車両は、パンタグラフつき電動車両の920形の方で、車両から床板を外して、ダミーカプラーや床下機器を動力ユニットに移設したあと、台車枠やカプラー、床板延長部パーツを取り付けた。
中間カプラーは、KATOカプラー化した。
そのあと、車番や社紋、行き先表示のステッカーを貼り、パンタグラフを交換して、完成となった。
950形のほうも、トレーラー化パーツのウエイトや金属車輪を取り付けたり、カプラーを交換したり、ステッカーを貼るといった作業を行なったほか、ライトに色入れ(わたしが買ったものは、950形のみ、ライト部分に色が入っていなかった)をして、完成となった。
そして、完成となった2両の車両は、本日、わたしの模型鉄道の所属車両に登録となった。
運転会へ行く機会があったら、走らせて楽しみたいと思う。
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